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みんなのレビュー83件

みんなの評価4.1

評価内訳

83 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

想像によって恐怖は生まれ、恐怖によって想像は羽ばたく。

2017/12/04 14:07

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

本書は、好評を博したNHK教育番組「知る楽 探究この世界」(2010年2~3月)のテキスト『「怖い絵」で人間を読む』がもとになっています。
「絵の視覚的恐怖」をより発展させた、悪意・嫉妬・猜疑・憤怒・傲慢・淫欲・狂気といった「人間そのものの持つ怖さ」に重点を置いています。
ルネサンスから印象派までの西洋名画33点をカラーで掲載し、それを軸に、引き出し線を用いた著者自身の手からなる詳細な図解解説を施すことで、西洋名画に秘められた「人間の怖さ」を解き明かす、興味深い一書となっています。
スペインの名匠ベラスケスによる晩年の傑作『フェリペ・プロスペロ王子』をはじめ、
ゴヤの『我が子を喰らうサトゥルヌス』やレーピンの『イワン雷帝とその息子』など、
その絵が描かれた当時の西洋社会の歴史的背景、画家や注文主の思惑をあばくことで、それぞれの絵画の裏に巧妙に隠された「怖さ」のシンボルやメタファーが忽然と浮かび上がってきます。ベックリンの『死の島』は全5点のヴァージョンを比較、グリューネヴァルト『イーゼンハイムの祭壇画』は解体部分図の全てに解説を記すなど、カラー図版が豊富なことで、美術評論書としてだけでなく、いわゆるビジュアルブックとしても楽しむことができます。
著者が提唱する絵画鑑賞法(本文で絵が描かれた時代背景を まず“読み”こみ、その基礎知識をつけたあとで図解入りの絵を“見る”)を実践できる一書となっています。

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紙の本

文句なしの面白さ

2019/10/09 14:08

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る

怖い絵シリーズのファンなのでこちらももちろん面白かったです。フェリペ・プロスペロ王子の絵には可愛らしさと儚さと、深い悲しみも感じます。この本を読まなければただ可愛いとしか感じなかっただろうと思うと、知るということは大事なことだと改めて認識しました。

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紙の本

生々しいが、怖くはない

2019/01/19 14:34

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ペンギン - この投稿者のレビュー一覧を見る

絵のそれぞれが深く繋がっていることを感じる。ルブランとダヴィッドのマリー・アントワネット。ゴヤとルーベンスのサトゥルヌス。描いた人の考え方や感情が反映されているのがよくわかる。画家が過去の作品から学んでいることもなんとなくわかる。われわれは皆、繋がっているのだ。

個人的にはレーピンのソフィアが好きだ。幽閉されてしょんぼりするどころか、怒りをたぎらせるところが正に女傑って感じがする。怒ってもどうしようもないことでも怒らずにいられない。そのエネルギーがまぶしい。

絵と文章が前後するので多少読みづらいけど、カラーで大きく、たくさん絵が載っていてお得感がある一冊。

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電子書籍

おもしろい!

2016/01/20 16:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ショコラ - この投稿者のレビュー一覧を見る

中野京子さんの本にはまり、電子書籍で読める物は全部購入!!
フランスに住んでいて、西洋史や美術史が身近にあるということもあり、すごく楽しく読めました。
今まで西洋史を勉強したことのない人にはいいかも。
この本が西洋史探求へのとっかかりになると思います。
パート2も楽しみ。

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電子書籍

時代背景が面白い

2015/08/21 20:53

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:こけもも - この投稿者のレビュー一覧を見る

何も知らずに見て感じることも楽しいけれど、色々な情報を知った上で鑑賞するとより世界が広がる様に感じます。また絵の説明のみでは終わらず歴史背景も書かれているので、よりドラマティックで絵画鑑賞が楽しくなります。続編がどんどん出ることを期待します。

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紙の本

半分以上が初出作品、シリーズ未読でも既読でも楽しめるハズ!

2011/08/19 00:04

13人中、12人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:辰巳屋カルダモン - この投稿者のレビュー一覧を見る

 絵画を読み解く『怖い絵』シリーズが人気の著者。
本書はNHKで放映された出演番組のテキストを再編集し、新書化したものだ。
一連のシリーズ未読のため、調べてみたら、本書で取り上げられた33作品中14作品が、シリーズ1~3で既出であった(数え間違いがあったらスミマセン)。
逆に言えば19作品は初出なので、シリーズを未読の方も既読の方も楽しめる一冊だと思う。

 西洋画を理解するには、歴史、美術史、宗教など、超えねばならぬハードルが数多い。見る前からあきらめてしまいがちだ。
著者は絵画の「歴史的背景、画家や注文主のエピソード、巧妙に隠されたメタファー」を親しみやすい語り口で解き明かし、知識ゼロの状態からでも理解できるように工夫している。美しいカラー図版の重要ポイントに直接、矢印が示されて、まるで目の前で解説されているようにわかりやすい。
「怖い」を切り口にした一話(一絵?)完結の、物語のような構成が成功している。美しく見える肖像画やのどかな風景画が一転し、じわじわと明らかになってゆく「怖さ」。美術の本なのにミステリーの短編集を読んでいるかのようだ。

 絵画鑑賞の枠にとどまらず、他分野にも興味が広がる「こぼれ話」も満載。著者の博識なこと!
たとえば、スペイン・ハプスブルグ王家の人物が歴史映画に登場する場合。スペインのイメージから「黒目黒髪」の俳優が演じるケースがあるが、これは誤り。残された肖像画が物語るように、実際は「金髪碧眼」であった。それは現地の血をまったく入れずに近親結婚を繰り返した結果で……と「怖い」話につながってゆく。実に面白い視点だ。映画も絵画も両方観たくなる!
また、19世紀末に発表された小説『死都ブリュージュ』は当時ヒットし、その影響で絵画『見捨てられた街』が生まれ、さらにオペラ『死の都』につながった、という。一連の芸術の連鎖はたいへん興味深い。ベルギーのブリュージュは今や観光都市になっているそうだ。

 本書および『怖い絵』シリーズで、著者は絵画を読み解く楽しみを教えてくれた。
だが、それはひとつの見方を提示しているだけある。絵画の楽しみ方はひとそれぞれであり、正しい作法があるわけではない。取り上げられた作品を「怖い」と感じるかどうかもまったく自由だ。
何の知識もなく対峙した方が、素直に楽しめたり自分なりの発見をすることもあろう。頭に詰まった知識は、直観的に届けられる「何か」を遮断してしまう可能性もある。
「予習しておかなくてはいけない」または「まっさらな心で感じなくてはいけない」、そんな極端な思い込みが先行して面倒になり、絵画の楽しみから遠ざかってしまうことが一番「怖い」と思う。

頭にたくさん詰め込んで見るもよし、ぶらっと見るもよし、楽しみ方は各人にゆだねられている。
そんな、豊かな美術の楽しみと、そのあり様をあらためて考えさせられた。

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紙の本

名画の裏側を生々しく解説!

2016/02/29 23:02

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto - この投稿者のレビュー一覧を見る

美術には詳しくないながらも何となく、一種好奇心から
美術館巡りをしながら、名画を鑑賞していました。
生来ズボラなので画集鑑賞くらいでも満足なんですが、
本物に触れると、その迫力に圧倒されてました。

本書を読み、名画に隠された歴史的背景を垣間見ること
が出来て、かつて見た名画の迫力に得心しました。

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2010/08/13 16:49

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2010/11/14 20:57

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2010/09/03 23:15

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2010/10/24 17:24

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2010/09/16 22:22

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2010/09/08 13:09

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2010/09/25 22:38

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2010/09/30 00:36

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