サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

新規会員70%OFFクーポン

hontoレビュー

暗いところで待ち合わせ みんなのレビュー

  • ブラウザ
  • iOS
  • Android
  • Win
  • Mac
一般書

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー1,056件

みんなの評価4.2

評価内訳

1,056 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

気配を書ける作家

2002/12/18 00:13

7人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:yaeba - この投稿者のレビュー一覧を見る

先月はじめて乙一氏の本(『失踪HOLIDAY』を読んだ。あまりに面白かったので、その他の作品も一気に読んでしまった。乙一作品にはいくつか共通している点がある。以下は私が感じる共通点であり、乙一作品を面白くしている要素でもある。

1 主人公が内気で社会とうまく馴染めない
2 動きがほとんどないのに(大した事件はおこらないのに)、展開がおもしろい
3 面白い比喩をつかう
4 微妙な感情の表現がうまい
5 ラストで謎が一気に明らかになる
6 意外な人がキーパーソン
7 読み始めたら止まらない。通勤電車で読んでいても眠くならない。

『暗いところで待ち合わせ』は以上の要素をどれも備えている。
内気な青年と盲目の女性のコミュニケーションを中心に話はすすんでいく。すぐに切れてしまいそうな細い細い糸を互いに手繰り寄せているような、繊細なコミュニケーション。その細い糸が、心の弱っている二人をたがいに励まし、勇気付ける。二人は会話せずとも互いを感じ取る。
気配−−。そう、乙一氏は「気配」を書ける作家なのだ。

まだ乙一氏の作品を読んだことがなく、しかし気になっているという人は、ぜひぜひこの作品から読んでみてください。
乙一作品の中で、私はこの作品が一番好きです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

悪趣味と背中合わせだ。

2005/09/24 05:14

6人中、6人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:豆丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

はっきり行って乙一は文章を読ませるのがとてもうまいと思っていた。
だからウッカリ一気読みして、ウッカリとても楽しい時間をすごしつつ、ウッカリ切ない気持ちでしんみりしてしまった。
・・・が、冷静に考えたら、盲目の女性の家に忍び込むって、とっても悪趣味だよ・・・。
私は眼も見えるし、同居人もいるが・・・想像したらカナリ気持ち悪い。
そんな設定なのに爽やかに読ませる乙一・・・恐るべし!

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

設定の面白さ

2005/05/05 10:41

4人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ひろし - この投稿者のレビュー一覧を見る

目の見えない一人住まいの女性宅に、殺人事件の容疑者として追われる男が住み着く。目の見えない女性は、男が自宅に入り込んだ事に気が付かないのだ。触れそうで触れない、両者。この危うい設定にハラハラさせられる。
そのハラハラ感に気を逸らしていると、思わぬ結末に圧倒される。見えないパンチで殴られたような衝撃。そう来たか、と。
でもこの作品はやはり、サスペンスでもホラーでも無く、純愛小説に分類したくなるような物語だと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

これは恋愛小説だと私は思う

2003/06/08 20:37

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:スミ子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ミステリーなのにでも恋愛小説。私はそう思います。
タイトルを見たときにはもっとドロドロとした怖い話なのかと思っていましたが、読み終わってみて、これは「恋愛小説だ」と思いました。目の不自由な女性の家に物のように行きを潜めて潜んでいる男性。これだけ見たら「ストーカー」のような感じですが、そうしなければいけなかったこの男性の気持ちや、知らない間に自分の部屋に見知らぬ男性がいたという、この女性の行動など。読めば読むほど実際あったら怖いと思います。でも、読めば読むほどやっぱり恋愛小説のような気がしてなりません。二人の人間がどう大きく成長するのか。是非読んでいただきたいです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

気持ちの変化に共感できる

2003/05/11 01:01

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:エリ - この投稿者のレビュー一覧を見る

この話は目の見えない主人公本間ミチルと、殺人犯大石アキヒロの2人の視点から見た話を交互にして話が進んでいくようになっている。
だから、お互いにそのときの状況でどう思っているかがわかるし、ミチルの気持ちの変化がわかりやすくて、このとき私がその場にいても同じように思うだろうなという部分がたくさん出てくる。
ミステリーな部分もあるし、感動できる場面もあるし、乙一にはめずらしい長編だからかなり満足できる作品だと思う。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

小さな幸せを

2002/07/30 22:03

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:かずね - この投稿者のレビュー一覧を見る

視力障害をもつミチルは家にこもり、独りで静かに暮らしている。そして、ミチルの家からすぐの駅で人が突き落とされるという殺人事件が起こる。この事件の容疑者であるアキヒロはミチルの家に逃げ込み彼女に気がつかれないように 部屋の隅にうずくまってひっそりと生活し始めますが、やがてミチルに気づかれ・・・

アキヒロも小さな頃から人付き合いがうまくいかず、会社での人間関係に悩んでいます。お互い1人でいる事が好きだった2人。2人の心の波長が同じなのでしょうか。2人の同棲生活は、静かで、そして少しずつお互いの距離感を近づけていきます。
後半での事件の核心をつく場面は多くの読者が驚かされたのではないでしょうか?1人で生きていくのだ。と寂しい考えを持っていた堅い2人の心が少しずつほぐれていくのを見ていて私もあたたかい気持ちになりました。
表紙が、少々不気味なので、ホラーかと思っていましたが、その逆で小さな幸せを見つける、そんなお話だと思いました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

ホラーでもミステリーでもない。

2002/06/25 18:53

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:狩野涼子 - この投稿者のレビュー一覧を見る

乙一さんはホラーやミステリーというジャンル分けをする時、どうしたらいいのか迷う作家さんだ。だって、怖いだけではないし、本格的な謎解きがあるわけでもないから。
友だちとは「せつな系」の作家さん、なんて呼んでいる。
どの作品を読んでも、途中で胸が痛くなって、涙腺のゆるい子なら、ポロリと涙が伝ってしまっって、最後にはハンカチかティッシュが必要になってしまうのだ。涙腺の緩くない私だって、胸がキュっと痛くなって、最後にはほっと一息ついて、ぼーっとしてしまう。
特にこの作品からは「せつなさ」が漂ってくる。
秋ではないけれど、せつなさを味わいたい方にお薦めです。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

二人の話が交互に進む。

2020/09/02 19:26

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:どらやき - この投稿者のレビュー一覧を見る

夏と花火と私の死体が怖かったので、こちらも敬遠していたのですが、予想を裏切り、とても良かったです。 
メイン二人の話が交互に進み、意外な展開に驚きます。 閉じこもりがちのミチルが、自分は黄身で、暗闇が白身、家が殻と、卵に置き換えた文が、とても印象に残りました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

初めての乙ー作品でしたが面白かった!

2019/10/27 10:37

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Bijou - この投稿者のレビュー一覧を見る

続編があれば良かったのにと思わさせられる小説。一気に読み終えました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

怖いのは表紙だけ

2018/12/20 21:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:MO - この投稿者のレビュー一覧を見る

おどろおどろしい表紙ですが、中身は怖くありません。(人死にはありますが。。)見つかっちゃだめだという緊迫感がすごくでている表紙だとはおもうのですが、この小説はそこだけではありません。表紙で敬遠せずに、是非とも読んでみてください。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

これから秋になる頃にぴったり

2018/10/24 09:17

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:晴耕雨読なわたし - この投稿者のレビュー一覧を見る

わたしは健常者だけれど
主人公ミチルの家の中という守られた居心地良さがわかります
でも一歩を踏みだした彼女を見習おう

この本好きです

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

心のさみしさに「ほっ」と灯が灯るような

2018/08/29 00:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ニッキ - この投稿者のレビュー一覧を見る

最後まで一気に読みました。
とっても深く心に残ります。

息苦しさだったり寂しさだったり、いろんな生きにくさを抱えて日々過ごすけど、わたしの居場所もちゃんとどこかにあるのかも…そんな風に思えます。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

読後感はほっこり

2016/11/29 11:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:nn* - この投稿者のレビュー一覧を見る

設定からすると、どんな奇妙なお話なのだろうと思っていましたが、温かなお話でした。どんでん返しも用意されていて、ハラハラもしました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

なんだこれは。いい話で驚いた。

2016/10/17 23:28

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る

設定がすごい!ホラーちっくでミステリーぽく作られているけど、そうではなくて、細くて脆い繋がりを大切にしようとする男女の心の通わせ方のお話なんだ。ふたりとも人間関係が上手くないんだよね。うまくできる人からみたらもどかしくて、イライラするのかもしれないけれど、それは器用だからできることであって、不器用な人は彼らなりに試行錯誤して道を見出そうとしているんだ。それがとても良く感じられた。アキヒロとミチルが最後また出会えて、しかもきちんと会話をできて嬉しかった!この二人は一緒に歩んでいける。二人の速度を守りながら。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

見えない世界を的確に描写

2015/09/12 08:51

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しじみ - この投稿者のレビュー一覧を見る

確かに他の方もおっしゃっているように1人暮らしの見えない女性宅に見ず知らずの男性が突然同居している、しかも女性に気づかれないようにという設定にはかなり無理がありますが、そこはフィクションなのだという前提で違和感なく、どんどんその世界に引き込まれてしまいました。
特に見えない方の生活の様子や研ぎ澄まされた感覚などは誤解なく的確に描写されていることに感心します。時に自分がミチルになったり、アキヒロになったりと2人の気持ちを行き来しながらも途中から2人の呼吸が一緒になってくるのを実感します。
ミステリーでもあり恋愛小説でもあり、ハラハラしながらも静かに穏やかな気持ちで読めるラブ・ミステリーですね!
最後の最後のまさかの展開には誰もが唸らされることでしょう。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

1,056 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。