0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぺろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
私が子供の頃に母が読んだ本で1番怖かったのがポーの黒猫だったというのを聞かされていました。なので大人になるまでは読みたいとは思いませんでした。夏になるとちょっと怖いものが読みたくなって読んでみました。確かにちょっとぞくっとしました。短編なので読みやすかったです。
紙の本
何故か怖い
2022/12/26 19:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:のび太君 - この投稿者のレビュー一覧を見る
あらすじを聞いてしまえば怖くないかもしれないが、実際に読むと怖い。最初から全てが明かされないことに加えて、誰もが持つ自分の悪いところを意識させるからだと思う。ただ、モルグ街の殺人は少し拍子抜けに感じた。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:けy - この投稿者のレビュー一覧を見る
推理小説の祖、「モルグ街の殺人」は今読んでも面白い。トリック自体はなんだそれとツッコミたいが、デュパンがとてもカッコいい。
紙の本
世界初の推理小説
2018/08/07 11:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KTYM - この投稿者のレビュー一覧を見る
「モルグ街の殺人」は、ポー1841年の作品。冒頭に置かれた「分析力」に関する論考が、近代合理主義的な思考様式が台頭しつつあった19世紀半ばという時代を感じさせる。
以下の観点から、「世界初の推理小説」と呼ばれるに相応しい作品と言える。
・個性的な名探偵の創造(由緒正しい名門の裔で、博識で鋭い分析能力を持つ一方で、夜と幻想を愛するオーギュスト・デュパン)
・事件(残虐な殺人)と謎の提示
・意外な真相、明快な解明プロセス
但し、「意外な真相」については留保付。明らかとなった真相は、確かに意外ではあるが、余りに意外過ぎて「モヤっと感」を否めない。(ジグソーパズルの複雑なピースがピタリと重なり、思いもよらぬ美しい絵を描き出す瞬間のカタルシスを期待していたのに)
投稿元:
レビューを見る
初めて読んだ。世界最古の密室トリック『モルグ街の殺人』。う〜ん、こんな作品だったとは。まさか×ラ××ー×ンが犯人とは!意外すぎて笑える・・・。伏線の張り方、論理性には難があり過ぎると思うが、確かに密室ミステリの原型が示されている。女性の悲鳴と男性のなだめるような声、激しい物音。警察や近所の人々が鍵を壊して踏み込んでみると、女性の死体が2つ。隈なく探しても他には誰もいない。窓には内側から鍵がかかっている・・・。これが江戸時代の作品なんだから、驚くよなぁ。もうひとつの代表作『黒猫』を含めた短編小説が5つ、評論というかエッセイのような短編が1つ収録されている。何かに取り憑かれたような語り手が、自己の成し遂げた完全犯罪(と本人は思っている)を密かに誇りながら、遂には自ら犯罪を露見させる道を選んでしまう・・・そんなテイストの話ばかりだが、いずれも読む側を不思議な感覚で包んでしまう。こんなに短いのに小説を読む楽しみはギッシリ。
投稿元:
レビューを見る
図書館で借りる。
訳は素晴らしく読みやすいんだが、できればこの調子で「アッシャー家の崩壊」や「リジイア」なんかも入れてほしかった。
やっぱりポーの最大の主題は、狂気と愛だと思うので。ただのグロい作家ではないはず。
その透徹した論理性ばかりが目に付きやすい。その冷徹な論理とドロドロした狂気のギャップで、何か普通でないグロさ(形容矛盾かな)が感じられる。理性の下で蠢くポーの魂か。理性の仮面をつけた狂気ほど、恐ろしいものもない。
あぁ、まぁこんなこと言っても何にもなりゃしないんだがね。思ったことを徒然と書いてみた。
投稿元:
レビューを見る
「モルグ街の殺人」意外性ありすぎです犯人。ちょ、えええ・・・・・!
短編集だったのですがこのなかでは「黒猫」と「告げ口心臓」が好きかも。
投稿元:
レビューを見る
「黒猫」はやっぱり読んだことあったなぁ。
猫の目を潰す場面が痛そうだったのも思い出した。
デュパンさんは世界初の探偵だそうで。へぇ。
そういえばそんなのも昔読んだかもしれん。
この作品集の中では個人的には「告げ口心臓」がいいです。狂気に満ちてます。そして畳み掛けるようなクライマックスもいいです。一気に読めます。
投稿元:
レビューを見る
小学生の頃に読んだものが、急に読みたくなって借りた一冊。モルグ街よりも告げ口心臓、告げ口心臓よりも黒猫が好き。
投稿元:
レビューを見る
世界初の推理小説に興味があって挑戦。モルグ街っていう名前からして良くないことが起こりそう…でもこのトリックというか、オチは好きじゃないな。
投稿元:
レビューを見る
この文庫のなかでも、「黒猫」は久しぶりに読んでみて、プロットを思い出して、ゾッとしたりして、結構面白かった。「早すぎた埋葬」は、日本のスリラー等でよく聴く話で、地方の小都市では今でも・・・なので、少々気にはなる。つまるところ、江戸川乱歩のほうが、私には面白い。
投稿元:
レビューを見る
読んだのは岩波文庫版(中野好夫訳)でした。冒頭の前口上的部分がすごく好きです。探偵の素質とか性質について書かれています。
投稿元:
レビューを見る
ポーの8つの短編作品が収録された短編集。モルグ街の殺人は、探偵小説の元祖デュパンが登場。印象としては、おもいっきりホームズに似てる。個人的には、題名「ウィリアム・ウィルソン」という短編がよかった。内容は、まったく同じ顔をした他人に人生を翻弄される男性を描いている。とてもメッセージ性が強く、哲学的な印象を受けた。(図書館)
投稿元:
レビューを見る
凄く前にポーは読んでいたのだけど、また読みたくなったので。
単純に迫る恐怖というよりは、人間の底から這い出てくる恐怖がリアルでとてもいい。
個人的には「黒猫」「邪鬼」「告げ口心臓」が好み、
「ウィリアム・ウィルソン」もなかなか。
投稿元:
レビューを見る
『モルグ街の殺人』で、「警視庁」という言葉が出てきたので面食らった。東京かよ!と茶化しそうに…。
よく知らないのだけど、パリ警察に関しては、そういう訳が当てられるのが普通なのだろうか。