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投稿者:bookman - この投稿者のレビュー一覧を見る
日米同盟があるので、何かあったらアメリカが日本を守ってくれると思っている日本人が多いようですが、それは違うということを、著者は公文書で裏付けてくれました。自分の国は自分で守る、そういう気概がなくてはいけません。
紙の本
「なぜ保守政権は安保条約に固執するのか」の突っ込みを
2015/12/28 09:05
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投稿者:くりくり - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本をアメリカの不沈空母と言ったのは元首相の中曽根康弘氏
本書を読んで、日米安保条約はアメリカが日本を守ってくれるものではないことをみんな知った方がいい。アメリカが、戦争をしに行くための足場なのだ。
中国脅威論を持ち出す政治家も多いが、アメリカは日本の頭越しに中国とよろしくやっているのだから、「中国脅威」も日本をけん制する手段の一つにすぎない。
じゃあなぜ歴代保守政権は安保条約に固執するのか、いま、安倍政権が集団的自衛権行使に踏み出した時点で考えるべきことがが本書では十分説明されていないが、「なぜ」を考えるきかけになれば本書の目的は果たされたと見るべきだろう。
紙の本
仮面の日米同盟
2016/12/12 11:14
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投稿者:J.J. - この投稿者のレビュー一覧を見る
時代とともに変化してゆく同盟関係、結局は勝者と敗者の関係から逃れることは出来ないのか、戦後70を経て両国のトップが戦争の始まりと終わりを象徴する場所を慰霊訪問するこの時こそ考え直す必要性がある。
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明日は米側にとっては「リメンバー・パールハーバー」の日。そのアメリカが日本を守ってくれていると日本人は今でも信じています。でも実際はそうではないらしい。このことに関してマスコミは大々的に大問題として取り上げてきたのか、私は詳しくは知らない。大方の日本人はやはり、沖縄をメインに日本の各所にある米軍基地に配備された飛行機や軍隊によって私たちは守られているのだから、米側への”思いやり予算”は仕方ないものと考えています。日本の政府もアメリカが日本を守ってくれると信じているのか、それともいつもの隠蔽か騙しか?
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キッシンジャーは今でも、最強の中国ロビイストなどと陰口をたたかれている。中国を得意とする人間同士の関係によって、天安恩事件の試練を克服し、中国はWTOに加盟し、世界経済に組み込まれた。
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最初の3章だけでも読む価値ある。新しいガイドラインでは意図的かどうかは別にして誤った翻訳によりアメリカが日本を守る態勢が後退している現状が隠されている。米軍は日本防衛のためでなく自国の世界戦略のために駐留している、そのために日本を守ることはある、こんな考えてみれば当たり前のことを本書は米国の文書を繙いてそれを証明した。集団的自衛権を行使できるようになることにより日米同盟の片務性を解消して日米同盟を強化して抑止力を高めようなど…
後半は沖縄の返還、繊維問題、尖閣諸島と今の日米同盟に関わる歴史を解説。尖閣諸島について米国のスタンスがわかる。
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アメリカが日本を守ってくれる、それは日本人の思い込みに過ぎない。
在日米軍は日本本土を防衛するために日本に駐留しているわけではない、韓国台湾および東南アジアの戦略的防衛のために駐留している。
尖閣諸島の領有権に対するアメリカの立場、
アメリカはなぜ、尖閣諸島の領有権が日本にあることを認めないのか、
沖縄返還協定、ニクソン訪中、日米繊維問題、米台湾関係、
領有権争いに、巻き込まれたくない、アメリカ
作者の主張とは異なるが、アメリカの意向の中に、日本中国の間に紛争の種を残しておきたい日中が協力関係を強めることに、歯止めをかけておきたい、と言う意見のほうに強く惹かれる。
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内容自体はこれまでにも他の学者なりライターなりが指摘してきたことだが、それを米本土のアーカイヴを参照し歴史的事実としてクリアに提示。
まーしかし中韓に舐められるな毅然とした態度を取れ!って人らは壮絶なまでに軽蔑され冷笑され威圧されてきたこの屈辱の歴史を前にしたらまず真っ先にアメリカにNOを突きつけるのがスジだと思うのだけどね。
それともアメリカさまになら存分に舐められたいわーご褒美だわーとかいう特殊性癖の持ち主なのかしら。
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日本が攻撃されたら、アメリカが守ってくれる。
なんとなく日本人が信じ込んでいる日米同盟について、冷静に現実を伝える一冊。
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公表された米国外交文書を紐解けば、日米安保条約に基づく本邦防衛は一義的に本邦の自助努力によるものへと変化しており、駐留米軍の役割は基本的に兵站のみ、その防衛対象は韓国、台湾等の東(南)アジア(除く日本)となっている、との指摘。
従って安保ただ乗り論は的外れだし、米軍駐留費用負担も根拠がないことになる。
問題は、それを前提とした国のかじ取りができる胆力を持った政治家がいるかどうかだろう。
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この本を読んで、まず衝撃としか思えない。
一般論としてこの本だけで全て判断するのは正論とは言い難いが、私は20数年間生きてきて、いかに普段の生活の中で触れるメディアの情報を得るがまま、鵜呑みにしてたんだと実感した。
特に、異なる言語を通すことによって、翻訳の仕方、異文化のニュアンスの解釈で、さらに紆余曲折している可能性があることを受け止める必要がある。
特に、アメリカは日本を守ってくれるという錯覚。
『英語版ガイドラインでは、日本が武力攻撃を受けた場合、作戦の実施は自衛隊が主たる責任を持つとしている。が、日本語版ガイドラインでは、責任を省略して翻訳せず、あいまいな作為的翻訳をしていた。』
とあるように、実際に国と国の文書間でも、このような事実が見受けられ、日本では日本の解釈が全てと認識していくのは疑義があり、自分でもしっかりと真実を追求する必要があるのではないかと感じた。
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先ずは自分の身は、自分で守る。自分1人では、弱いから、力のある親分にすがる。でも、親分にすがれば、金か血を求められるのは、古代より当然のこと。平和ぼけした日本人は、アメリカが、そんな御人好しの紳士の国でないことを肝に銘じなければならない。