紙の本
続編かと思いきや
2018/06/14 10:48
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
続編かと思って読んだら各登場人物に焦点を当てた短編集的な作品でちょっとびっくりしました。が、それぞれの人のことがよくわかったので満足です。
紙の本
菓子パンにイチゴホイップかけてみた。
2017/05/24 23:34
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
「校閲ガール」の外伝です。
ア・ラ・モードとは、フランス語で現代風のという意味らしいのですが、
料理用語ではアイスクリームやクリーム・フルーツ添えなどを指します。
プリン・ア・ラ・モードってあるよなあと思いつつ、いままで意味を
知りませんでした。
校閲ガールが河野悦子のお話で、ア・ラ・モードがわき役たち
一人ずつの短編集です。ですので、あまり間をあけずに
読んだ方が楽しめるのかもしれません。
といいつつも、わたしの場合は二年近く空いていたのですが、
登場人物たちの世界をすぐに思いだしましたので、
楽しさが印象に残っていたようです。
全部で六話、一話あたり四十頁の小品です。
短いわりに、結構うまく起伏をつけてありますよ。
キャラクターの性格がありますので、好き嫌いは出て
しまいますが、いろんなパターンが取り揃えてあるので
楽しめました。
本編の校閲ガールも、軽いノリと校閲の仕事の面白さで
記憶に残ったのですが、この一冊もよくできていると思います。
お姉系の校閲君の米岡の話は、テンプレ設定のわりに
面白かったですよ。体はオトコ、心はオンナというのは
最近目につく設定ですし、妙に開き直ったりすると
嘘くさかったりしてしまうのですね。
米岡君。自然なんですよ。肩の力が抜けているというか。
作家さんの腕の確かさが垣間見えます。
オタクっぽいブスメガネちゃんの話も楽しいです。
そしてなんといっても、部長の秘密話が最高でした。
完全に太宰治の世界ですね。
もし太宰が編集者と間違いを起こしたら、そしてそれを
編集者の目で見たらという作品です。
愛してしまった過ちにとらわれ続ける二人。
メロドラマちゃんですよー
本編が菓子パン、外伝がイチゴホイップです。
深くえぐってくることはないです。本を作る人たちの世界を、
あっけらかんと楽しんじゃうシリーズです。
次があるならば、期待したいですね。
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文庫待ちできずに単行本を図書館で。
全編、主人公(悦子)周辺の人物が主役という、異色の続編。
設定としては『校閲ガール』と同時期と少し後くらいか。
5人の主人公に対し、ちゃんとそのキャラに合わせて文体を変えているところが小憎らしい。
一番衝撃だったのは、テツパンこと藤岩女史が、恋人とあんなイラッとする会話を繰り広げる人だったのかということ。
ギャップありすぎだろ……。
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校閲ガールの続編、というか番外編って感じかな。前作主人公・河野悦子の同僚たちの短編集。
悦子が周りでうろちょろしてるくらいだったから、ちょっと物足りない?いや、でもどのキャラも濃くてやっぱり面白かった!
みんな一生懸命仕事をしていてカッコイイ。
早く文庫化してくれないかな~。そしたら買う!
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面白かった!!
「校閲ガール」のスピンオフ短編集。
「校閲ガール」の主人公 河野悦子のまわりの同僚、編集者、作家たちの話。
楽しく前向きな気持ちになれた。
(図書館)
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前作の方が面白かったけど、こちらもまぁ面白かったです。
続きも出るみたいなので、「次のが面白くなかったら、ちょっとヤバイかも・・・?」という感じです。
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一応ね、続編、ではありますが…、
主人公の河野悦子は、ちょいちょい役で、
その周りの人々をそれぞれ主人公にした、
6編の短編集なので、番外編ですかね~。
出版社のお仕事小説、といぅよりは…、
キャラ押しのエンタメ小説でそぅが…、
各キャラが、現実にありそぅな範囲内で、
キャラ立ちしていて、楽しかったですね。
何やらね、今秋ドラマ化されるそぅで…、
悦子は、石原さとみさんが演じるそぅで、
新人っぽくなぃけど、毒舌さは意外と…。
でも…、それ以外は、嫌な悪寒もする…?
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軽さはわざとなのかなと思った。
軽くて読みやすいのとか、そういうところ、そういうの嫌いだけど、最初前作はすっかり忘れてると思ったけど、このサイドストーリーを読んでたらけっこう隅々まで覚えていて、こんな細かく覚えてるくらい前作も楽しかったことを知った。
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校閲だけじゃなく出版関係のお仕事小説第2段。河野悦子はサブキャラくらいでもパンチ力があって楽しい。部長話はシリアスすぎたかな。
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前作「校閲ガール」の主人公・河野悦子のまわりの人々を描いたスピンオフ的連作。校閲ガールでは、オシャカワこと悦子の活躍?のまわりで味のある脇役だった人たちの人生や生活に注目しました。
すごくよかった!
一人ひとりの物語がじんわりと心にしみる。
帰国子女の元読者モデルとか、ガールなんだかボーイなんだかのお洒落校閲男子、カタブツ文芸編集者などなど、個性的な面々の軽やかなお話なのだけど、じんわりと心にしみて、何回も読み返したくなる味わいでした。
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校閲ガールのスピンオフストーリー。
前作のガールの周りにいた人達はこんなにも個性豊かなのね、という話の数々。
本を出す!熱意は心地良い。
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【収録作品】第一話 校閲ガールのまわりのガール・森尾/第二話 校閲ガールのまわりのガールなんだかボーイなんだか・米岡/第三話 校閲ガールのまわりのガールというかウーマン・藤岩/第四話 校閲ガールのまわりのサラリーマン・貝塚/第五話 校閲ガールのまわりのファンジャイ/番外編 皇帝の宿
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かわいくポップな表紙で、校閲ガール再び!
期待を一切裏切らないおもしろさでした。
前作を読んでるときから、続編を読みたい!と思っていたので本書を目にしたときから、読みたくてうずうずしていました。ただし、今回の主人公は悦子ではなく、周囲の人たち。
見ているだけで爽快で楽しくなる悦子に劣らず、周りの人たちのキャラも個性的なので読んでいて楽しいんですよね。
それに、知れば知るほど新たな一面が見えてきて。
基本的にギャップ萌えしやすいので、貝塚なんてツボですね。チャラいけど実は真面目、とか、最高にカッコイイ!
彼の作家に対する想いに、胸が温かくなりますね。
地味でも読んでいてほんわり心が温まる作品を、編集者の方にはどんどん世に出して欲しいです。
器用な森尾が本当にやりたいことに力を尽くすのも、これまた個性的な彼をこよなく愛する藤岩も、家族を大事にする素直な米岡も、どの章もよかったですね。
ある種の型のようなものを打ち破って進む爽快さは、前作と変わらずで読んでいて元気が出ます。
それに、有森樹李の名前が出てきてちょっぴりにやり。あとはセレモニー黒真珠って、タイトルは知っているのですが読んでいたらもっと楽しめたのに!と思うと臍を噛む思いです。
単に登場するだけなので読んでいなかったからどうということはないのですが、著者がファンを喜ばしてくれるこういう仕掛けに反応できるとより楽しさが増す気がしています。
おまけマンガでは、またまた次に期待をさせてくれる中身で、きっと再び続編があるはず、と信じながら楽しみに待っていたいと思います。
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あー、楽しかった。
編集社で働く、校閲のOL。
の周りの人のお話。
前回興味津々だった
キノコ似の上司が出てきて嬉しかった。
人に歴史ありだなぁ。
どの登場人物も見えてる側面と
見えてない側面がとても新鮮で面白かった。
主人公の悦子も
今回は他人から見た感じがイメージできて
これも新鮮だった。
迷いつつも
お洒落して、お仕事をして、
元気な人のお話。
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「校閲ガール」スピンオフ(?)。番外編含め6編の短編集。悦子はほとんど登場せず、悦子の周りの人たちを主人公とした物語。
軽いタッチでテンポ良く、読みやすい。思わずグッとくるところがあったり、楽しい読書時間でした。
時々登場する辛口悦子がアクセントになってた。