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紙の本
「天才」らしさが書かれていない!
2023/02/06 17:13
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ジミーぺージ - この投稿者のレビュー一覧を見る
田中角栄のあっさりとした伝記でです。
200ページで纏められているため、
話の展開スピードが早い。
幼少期、土方作業員、上京、会社設立
国会議員、内閣総理大臣、日中国交正常化
ロッキード事件、女性関係など。
時系列に出来事が書かれているだけです。
物足りない印象でした。
紙の本
こういう本だったのか
2018/02/07 09:40
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投稿者:imikuto - この投稿者のレビュー一覧を見る
たんなる評伝だと思っていたが、角栄が一人称「俺」で描いてあるので驚いた。
これは面白い試み。
本人が語っているように勘違いしてしまいそうなので、興味深い箇所ではのめり込んでしまう。
ただ、いやこれは作家・石原慎太郎の創作だ、だから嘘も多いはず、なんてことを途中で思うこともあった。
ということでやや中途半端だったかな。
しかも、一代記にしては流れが早すぎる。
土木工事をやってるかと思えば、30分後には総理大臣だからね(笑)。
内容的に見ても、すべてを楽しめたとは言えない。
子ども時代、ロッキード疑獄、倒れて以降の話、これらには興味が惹かれたが、その他はまずまずといった感じだった。
紙の本
田中角栄よ再び
2017/08/18 16:53
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投稿者:スーさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
再び田中角栄ブームを呼び起こした本書。敵対していた石原慎太郎が田中角栄を評価しているということで興味を持って購入した。あらためて田中の偉大さを認識したが、もう少し具体的な内容があると思っていただけに少々拍子抜けした。
紙の本
大宰相
2016/12/26 12:21
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投稿者:mino - この投稿者のレビュー一覧を見る
田中角栄という人物が生きた時代を知らない世代であることを残念に思っている。そして今の時代もこんな政治家がいれば、と。
『日本列島改造論』の実現は本当にすごい。私の今の生活は田中角栄によって成り立っているところもあるのだと、感謝。
紙の本
あふれる才能を持つ男
2016/09/15 22:36
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投稿者:えるべっく - この投稿者のレビュー一覧を見る
地盤・看板・カバンなし。
からだひとつで上京、
ゼロからスターして総理まで
のぼりつめた男。
彼の天才たる所以は、
その人たらしと
金を集める力にあった。
確かに太閤秀吉に似ている。
本書はモノローグで語られているが、
彼の本質、すごみ、悪の部分は
十分語り切れていないように思える。
しかし、これだけ売れたら
みんなが角栄を思い出すのには
十分である。
紙の本
書きたくて書いた本
2016/08/28 13:16
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投稿者:オラフ - この投稿者のレビュー一覧を見る
久しぶりに渋い本読みました
始めの印象は「ん?文字が薄い!」でした笑
だって、文字が大きくて余白が広いんだもの!
でも、慎太郎が書きたくて書いた勢いの良さが伝わってきました。出版社や政治家のしがらみに縛られず、自由奔放に書いたため、出版者側としては分量少なかったかも笑 但し内容は濃いです。
一人称で語っているので説明や描写が少なく、読みこなすには習近平・毛沢東・ニクソンあたりの近代史の知識は必須です。
政治家は先を読んで動かなくてはいけない。この国のためなら、いくら金を積んでも厭わない。この責任は俺が取る。以上! なんて器がデカイのか!
紙の本
老いたりか石原慎太郎
2016/06/15 00:19
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投稿者:hiroyuki - この投稿者のレビュー一覧を見る
かって政敵だった石原慎太郎が、「天才」と称して田中角栄を書く、となれば事前の興味は津々であった。石原流の斜に構えた視点で捉えた鋭い評伝風の内容かと思ったら、全然違った。田中角栄(になったつもり)の一人称で語られる軽い読み物で、特に目新しい事実もなく、何処かで見聞きした内容で肩すかしを喰う。石原慎太郎老いたりか。
紙の本
田中失脚の謎?
2016/05/29 01:35
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投稿者:アストンマーチン - この投稿者のレビュー一覧を見る
愛国心に満ちた田中元首相の心の動き、実行力の非凡さが表現よく書かれている。
ロッキード事件の真相は、アメリカの謀略だったという展開はあまり目新しくはないが、戦争に敗れたわが国は、政治、経済、産業、文化、外交、軍事、すべての点でアメリカに都合よくしていかなければ生きていけないという感を強くした。
紙の本
昭和史の一つとして
2016/04/30 09:39
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投稿者:わかひとし - この投稿者のレビュー一覧を見る
非常に興味深く読めました。
われわれ団塊ジュニア世代にとって、物心ついたときには時代は大平内閣で、「田中角栄」という存在はロッキード事件の中の登場人物としてしか認識できません。この人は汚職の権化、金権政治の黒幕だ、と。一方で、新潟の方々にとってみれば地元が産んだスーパーヒーローであり、今の日本を造った立役者の一人として根強い人気があるとも聞いています。これまではこのギャップをどうしても理解することができませんでした。
この本は一人称でその生涯を語っており(脚色も当然ながらあるとは思いますが)、ああ、そういうことだったんだ、と気づかされることが多分にあります。私同様のギャップを感じているのであれば、お勧めです。