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義を継ぐ者
全国に分家を従え、構成員数千名を擁する桂(かつら)組――。その頂点に君臨する組長の懐刀で、実質NO.2の慶仁(よしひと)。けれど分家の総本部長・矢島(やじま)は、身分や年...
義を継ぐ者
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義を継ぐ者 (キャラ文庫)
商品説明
全国に分家を従え、構成員数千名を擁する桂(かつら)組――。その頂点に君臨する組長の懐刀で、実質NO.2の慶仁(よしひと)。けれど分家の総本部長・矢島(やじま)は、身分や年齢差をわきまえず強引に近づいてくる。「分の違いを知れ」。苛立つ慶仁の言葉も、傍若無人で型破りな矢島には通じない。そんな折、組長がまさかの急死! 二人は過酷な跡目争いに巻き込まれ!? 血と暴力の世界に生きる男たちのハード・ラブ!! ※口絵・イラスト収録あり
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紙の本
男と男
2017/03/30 21:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:にしかわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
反社に属するのふたりが主人公。
組長の妾と噂されていた眉目秀麗な男と、男らしい色香を漂わせる悪い男。
めかけだから死んだ組のトップへの恋情を捨てきれないでいるのだと怒りを募らせる男が、ようやくそうではないことを知る。
愛している男に思いが通じたとき、労わりながら優しく抱くなんてことはせず、「床にあたっている尾てい骨と肩甲骨がガンガンと音を立て」まで激しく追いつめる。
背丈や体型が変わらないふたりで、性交ではウケではあっても、タチの体を自分の胸に引き寄せてやったり、タチにとってオンナという位置付けでないところがよかった。
電子書籍
挿絵が見たかったっ!
2020/07/24 23:34
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:apple2 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高階さんの画に吊られたので、挿絵どころか表紙絵が豆で、そんなぁ……と思いながら一所懸命ズームしました。
作品は面白かったです。
こうあって欲しいというような、義理と人情の極道ですね。まぁ、無いと思います、少なくとも現代には。
昔あった、かもしれない……幻想かもしれない……一般人が昔気質のヤクザに抱く桃源郷のような。
作中では無理矢理ヤったりもしますが、まぁヤクザものなんで。非道っちゃ非道なんですけど、非情ではありません。
惚れた相手に不器用なとこは、色男も形無しな矢島が結構可愛く思えたりもします。
報われてよかったねぇ。
作中に出てくる『真面目過ぎるのも忠実過ぎるのも生き残るには不器用だ。力に自信が有る者も知力を過信した者も、いずれどこかで足をすくわれる』と言う言葉に、世の習いだなぁとしみじみとしました。
電子書籍
ヤクザ×ヤクザ
2018/06/05 13:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
組長である義父が突然亡くなり、組織のナンバー2の立場から攻めの配下に格下げになった受け。慶仁に一目惚れした矢島があんなやり方で手に入れるのはちょっと頂けない。ある誤解から嫉妬したからってさ。矢島×慶仁よりも大間と芳川の関係方が印象に残った。
紙の本
自分の居場所
2021/08/24 07:14
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:やじやじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ネタバレあり
作者さんの安定のヤクザもの作品
ヤクザものではあるけれど、
王道とはちょっと路線は違うかな。
結構しっかりした力量で読ませてくれます。
両方ともヤクザなので、
若干の乱暴はあったけど、
いきなりの理不尽とかはなかったです。
慶仁がなかなかの複雑な人なのですが
先代に台湾からつれてこられて
先代の愛した女性に日本で育てられ
先代に尽くし、それを失ってしまう。
同じく自分の存在意義すら失ってしまいそうな感じ。
そんな慶仁に惚れてしまった矢島がまたちょっとヘタレ気味。
矢島まずは下克上で慶仁を従わせたが
思っていたのと違う(先代の男妾かと思っていた!)
でもそこで素直になれなくて狼藉です
しかも先代を思う慶仁に嫉妬して執着が激しい
好きすぎて意地悪しちゃう小学生みたいです。
その上での無理させて「殺してくれ」とまで言われて、
あたふたしちゃうヘタレぶりです。
一目惚れの上にどんだけ好きなのって
思わず唸ってしまいました。
慶仁が最後に自分の居場所を作って貰っていたことに気がつき
そこが居場所であり
慶仁という人間がきちんと立っていられる場所であるという認識
そこにいくまでの話だったのだなぁっと
最後に気がつく。
うん、性格からいくと最終的には
矢島が尻にしかれる未来かな・・・。
☆3.5
紙の本
痛くないヤクザもの
2016/11/04 09:48
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:黄龍 - この投稿者のレビュー一覧を見る
高階祐さんの挿絵が見事にマッチしていた。義父の為に尽くして来た慶仁。義父を亡くし、思い出の場所である桂組から去ろうする慶仁に矢島がここ(桂組)が居場所と諭す所が良かった。ただ、慶仁に一目惚れした矢島があんなやり方で手に入れるのはちょっと頂けないなぁ。ある誤解から嫉妬したからってさ。矢島×慶仁よりも大間と芳川の関係方が印象に残った。