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阿Q正伝・狂人日記 他十二篇
人が人を食うという妄想にとりつかれた「狂人日記」の「おれ」,貧しい日雇い農民でどんなに馬鹿にされても「精神的勝利法」によって意気軒昂たる阿Q.表題二作とも辛亥革命前後の時...
阿Q正伝・狂人日記 他十二篇
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阿Q正伝・狂人日記 他十二篇 吶喊 改版 (岩波文庫)
商品説明
人が人を食うという妄想にとりつかれた「狂人日記」の「おれ」,貧しい日雇い農民でどんなに馬鹿にされても「精神的勝利法」によって意気軒昂たる阿Q.表題二作とも辛亥革命前後の時代を背景に,妄想者の意識・行動をたどりながら,中国社会の欺瞞性を鋭くえぐり出す.魯迅最初の作品集『吶喊』の全訳.
目次
- 目 次
- 自 序
- 狂 人 日 記
- 孔 乙 己
- 薬
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紙の本
魯迅の短編が十分に味わえる価値ある一冊です!
2020/05/03 11:10
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、中国の小説家であり、翻訳家でもあり、また思想家としても知られる魯迅の短編作品集です。魯迅は、中国で最も早く西洋の技法を用いて小説を書いた作家で、その作品は、中国だけでなく、東アジアでも広く愛読されています。日本でも中学校用のすべての国語教科書に彼の作品が収録されており、我が国でも沢山の彼の愛読者がいます。同書には、表題である「阿Q正伝」、「狂人日記」のほか、「孔乙己」、「薬」、「明日」、「小さな出来事」、「髪の話」、「から騒ぎ」、「故郷」、「端午の節季」、「白光」、「兎と猫」、「あひるの喜劇」、「村芝居」が収められ、魯迅の作品が十分に味わえる一冊です!
紙の本
忘れられない本
2004/08/01 15:57
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:aruko - この投稿者のレビュー一覧を見る
かなり道徳的な本ですが、風刺が効いてて面白いのです。
毒のある痛みもある、そして滑稽でもある本。
人間でありながら人間を異質にとらえ観察する、
この本の主人公の面白さは、漱石のわが輩は猫である的かとも
思います。毒といえば、宮沢賢治もそうです。
そういった文人がお好きな方には特にお勧め。
電子書籍
狂気に蝕まれる
2018/05/10 07:02
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
ひとりの男の妄想の世界を描いた、「狂人日記」が傑作でした。時折現実の社会への、鋭いメッセージが込められているのが面白かったです。
紙の本
中国近代文学の礎
2016/10/17 02:55
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L療法 - この投稿者のレビュー一覧を見る
記憶や観察などを引き出しての、様々な出来事。(狂人日記はともかくとして)創作の度合いが強い作品でも、元になった出来事や、人物がいるようで、異国の話ですが、人物の生々しさが伝わってくる。もちろん、当時を知らなければ伝わりにくい部分もあるのですが、これはどこの国の小説でもよくあること。最後の一片はスタンドバイミーなど、青春もののような作りですね。こういった物語の枠組みはどこまで遡るのか。ある作品に出てくる、盲目のロシア人が虫の音を音楽と認識していることが興味深い。彼は日本に滞在していたし、魯迅もまた日本にいたのですが、小泉八雲でしたか、欧州の人間が虫の音を音楽と認識しないなる説が、眉唾なるを裏付ける文章。(アリとキリギリスの童話や短編アニメの虫など、アジア以外でも虫の音が音楽なのはわかりきったことなんですが)
紙の本
中国の有名な小説
2022/01/13 12:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あかさたな - この投稿者のレビュー一覧を見る
レビュータイトルの通り、中国文学でとりあえず有名なものを読んでおこうと思い購入。あまり感情移入もできず、特に面白くはなかった。