電子書籍
千年樹
著者 荻原 浩
東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて――。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で……「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとし...
千年樹
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千年樹 (集英社文庫)
商品説明
東下りの国司が襲われ、妻子と山中を逃げる。そこへ、くすの実が落ちて――。いじめに遭う中学生の雅也が巨樹の下で……「萌芽」。園児たちが、木の下にタイムカプセルを埋めようとして見つけたガラス瓶。そこに秘められた戦争の悲劇「瓶詰の約束」。祖母が戦時中に受け取った手紙に孫娘は…「バァバの石段」など。人間たちの木をめぐるドラマが、時代を超えて交錯し、切なさが胸に迫る連作短編集。
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紙の本
不思議な時空間
2020/09/08 20:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぶっちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
一本の樹が見つめてきたであろう人間模様を、現在と過去を織り交ぜた不思議な時空間にしてしまう。恐ろしくもあり哀しくもあるが微笑ましい刻もあった。
その場面を垣間見ることができたように本の中、時空間に引摺りこまれてしまう一冊。
電子書籍
木になりたい
2016/12/22 23:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:szk - この投稿者のレビュー一覧を見る
木はいい。動かず時代をずっと眺めている。何をされようとも決して語らず。それにつけて人間の小さなことよ。目先の欲につき動かされ右往左往。命を奪ったり、奪われたり。たった数十年の辛抱がきかない。目の前で繰り広げられるこの身も蓋もない争いをくすの木はずっと見続けていた。ほとんどが苦しく悲しくせつなく、心のやりどころのないお話。けれど数話の恋の話は結末が幸せでなくとも読み手の気持ちを少し明るくする。酸いも甘いもあるのが人生。時系列が自由な分、読み込みに少々苦労したが、最終話の親子登場で話が纏まり収まったと思う。
電子書籍
短編が八話
2022/04/25 08:51
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちーかま - この投稿者のレビュー一覧を見る
千年樹のもとで起きる出来事を過去と現代を交錯させながら描いている短編集。著者はこういう幻想的な感じのジャンルも書くのかと目から鱗な一冊でした。
紙の本
人間たちを見下ろす
2020/11/22 14:29
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
1本のクスの木の佇まいが神秘的です。いじめられっ子には勇気を与えつつ、悪漢たちにはお仕置きを下すシーンにスカっとしました。
紙の本
主人公
2019/12/10 18:01
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投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
樹齢千年のくすの木が主人公と言っていいかもしれません。
くすのきが見つめ続けてきた人間の営み。
現在と過去をリンクさせながら読ませます。
紙の本
重い
2017/10/19 21:17
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
タイトルとあらすじにひかれて読みましたが、想像以上に重たい話で読み進めにくかった。もう少し希望のある話だとよかったな。
紙の本
読みずらかった
2017/08/07 15:09
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投稿者:端ノ上ぬりこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
荻原さんの作品は、あらゆるジャンルに散らばっており、次はどんなものに会えるか楽しみである。この「千年樹」は年代も登場人物も多岐にわたり、一本の巨木に絡む様々な物語が詰まっている。怖いような、切ないような、多くの人の念と、経過してきた歴史と、それとは別な生命の営み。レビューもなかなかその気になれずに、個人的に忙しく本と向き会う時間もなく、やっと今日になりました。