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捏造の科学者 STAP細胞事件(文春e-book)
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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2015/01/16
  • 販売開始日:2015/01/16
  • 出版社: 文藝春秋
  • レーベル: 文春e-book
  • ISBN:978-4-16-390191-6
一般書

電子書籍

捏造の科学者 STAP細胞事件

著者 須田桃子

誰が、何を、いつ、なぜ、どのように捏造したのか? このままの幕引きは科学ジャーナリズムの敗北だ。「須田さんの場合は『絶対に来るべき』」はじまりは生命科学の権威、笹井氏から...

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捏造の科学者 STAP細胞事件

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捏造の科学者 STAP細胞事件

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商品説明

誰が、何を、いつ、なぜ、どのように捏造したのか? このままの幕引きは科学ジャーナリズムの敗北だ。
「須田さんの場合は『絶対に来るべき』」
はじまりは生命科学の権威、笹井氏から記者に届いた一通の案内メールだった。「iPS細胞を超える発見」と喧伝する理研の記者会見に登壇したのは、若き女性科学者・小保方晴子氏。発見の興奮とフィーバーに酔っていた取材班に、疑問がひとつ、またひとつ増えていく。「科学史に残るスキャンダルになる」――STAP細胞報道をリードし続けた毎日新聞科学環境部。その中心となった女性科学記者が事件の深層を書き下ろした!

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みんなのレビュー93件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

振り回されただけ?

2015/08/31 14:46

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:rictac - この投稿者のレビュー一覧を見る

これは、我々によく「伝達」してくれています。
・・が、私が思っていたストーリーとは違うエッセンスも加わり、残念ながら、又、分からなくなってしまった問題・・。
結局のところ・・「彼女」は一体何者なんだろう??

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紙の本

小保方さんの行方

2015/05/21 16:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:今村 隆美 - この投稿者のレビュー一覧を見る

流行り物かと思ったが、しっかりした内容でものすごく面白かった。

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紙の本

唖然、呆然

2015/03/03 06:49

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さとる - この投稿者のレビュー一覧を見る

エセ科学者の小保方氏のデタラメさ、世界的権威でありながらねつ造を見抜けず、暴走した笹井氏、理研の隠ぺい体質とトカゲのしっぽ切りで終息を図った小賢しさ、世紀のねつ造事件の背後を取材した渾身のルポ。

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2016/03/20 16:24

投稿元:ブクログ

小保方晴子氏が「あの日」の中で実名入りで「取材攻勢は殺意すら感じさせるものがあった」という須田桃子氏の著書。
大宅壮一ノンフィクション賞受賞。

「あの日」の詩的、情緒的な文章に比べると、本書は理論的で、特に実験内容は分かりやすい。
「捏造の科学者」というタイトルほどセンセーショナルな書き方をしているわけではなく、さすがは新聞記者、順序立てて、笹井氏、若山氏とのメール等でのやりとりとともに、学者などからのコメントを織り交ぜ、真相追求にかける姿勢が伝わって来る。
なぜそこまで過去をほじくり返し、真相を追求したいのか、空恐ろしくも思えたが。

これを読むと、こちらが本当なのだと思わされ、「あの日」が巧みに都合の悪いことを隠しているというのもうなずける。
一方、本書では小保方氏とのやりとりは皆無に等しい。小保方氏が名指しであげるほどの取材攻勢、これには触れていない。
どちらに加担するわけではないが、対局にある本書を読んだことは良かったと思う。
(図書館)

2015/03/31 13:51

投稿元:ブクログ

昨年1年のSTAP騒動の記録。昨年末の理研報告で、ES細胞との断定や、OBKさんが生き別れ息子との再会実験失敗確定の前まで。科学記事担当の毎日新聞記者の方が、故・笹井さんとのメールのやりとりなども含めて一連の取材の過程を淡々と時系列で示してくれているので、当時の様子を追体験できた。しかし、これはある意味集団催眠のようなものだったのじゃないか、と感じた。OBKさんは思い込みが激しい人間なんじゃないか。STAPはあります!と信じて実験してるから、見るものは全てSTAPの証拠に見え、頭の中には証拠がいっぱいあるけど記録やらはほとんど取ってないから、頭の中の画像の代わりに適当な”概念的な”画像を結果として見せてしまう。それがいつしか実験結果にすり替わる。論文にこんなデータが欲しい、と言われたら、頭の中のデータでグラフを作ってしまう。それを見た関係者も喜ぶだけで疑いはしない。それを捏造と言われても、本人は証拠を沢山見ている(と信じている)ので、本物はある!と。偉い人たちがそういう人間の言動に飛びついてしまって、しかも同じように思い込んでしまう。関係者の中ではそれが事実であるという既成事実ができあがってしまい、どんな証拠を見せられても、”事実”を前提にしか物事が判断できなくなる。誰が犯人というような問題でなく、集団催眠状態。ではなかったのか。

2015/02/12 02:15

投稿元:ブクログ

STAP細胞事件の顛末を、取材をベースにして追ったルポ。

経緯についてはさすがに詳しいが、それでもなお釈然としないところが残る。笹井氏が自殺をしてしまったことも含めて非常に後味の悪い事件だ。この本を読み終わった2015年2月11日、小保方氏は懲戒解雇に相当するという見解が理研から発表された。

小保方氏が単独で行った不正であるのか。あれはウソでした、と言えずに物事が先に進んでしまい、引き返すことができなくなることはある。そうであったとしても、小保方氏が疑惑発覚後も明確に正当性を主張し、笹井氏がその遺書の中でもSTAP細胞の存在を信じて小保方氏に託すようなことを書いていることの理由がつかない。
第三者の悪意ある操作も可能であったとは思えないが。

別のところでは経済事件の観点も指摘されている。まだ真相の究明が必要なのではないのだろうか。

2016/02/17 10:32

投稿元:ブクログ

終始不思議なのは他の研究者とはかなり頻繁に主にメールで質問と答えをやりとりしているのに、キーパーソンである小保方氏とはまったくそれが見られないこと。連絡がとれないにせよ、どこにどれくらい打診してどんな反応があったのかは書いておいて欲しかった。小保方氏側で最近出した「あの日」ではこの本の著者がひどい取材をしたように書いているらしいだけに気になった。

2015/01/10 00:35

投稿元:ブクログ

STAP細胞事件はいまやベル研のシェーン事件、韓国のヒトクローン事件と並ぶ、世界三大捏造事件なんだそうだ。大和雅之とセルシードにまつわる陰謀説などもささやかれているようだが、ここまでくれば真相は藪の中なのでは。
本書は毎日新聞記者によるもので、よくまとまっており読みやすい。
前半部分はちょっと引き伸ばした感があり冗長だが、後半の謎解き部分はよい。特にSTAP細胞論文として投稿された四回の査読結果を入手しているのはポイント高いのでは。H26.11ころまでのことしか書かれておらず、出版を急いだのがちょっと残念。もう少し待って検証委員会の報告なども入れて欲しかった。

・8番染色体のトリソミーがあり、マウスから抽出して一週間ほど培養したSTAP細胞のものではあり得ない。ES細胞の培養を繰り返しているうちに起こりやすい異常であり、ES細胞の混入とみるべき
・TCR再構成もやはり確認されておらず、Tリンパが初期化されたという証拠はない
・胎盤になりうる、というもの一つの売りであったが、ES細胞9にTS細胞1の割合で混ぜたものであった

2015/01/18 02:07

投稿元:ブクログ

久々に寝るのも後回しにして読み進めている最中。
そもそも科学的な発見というより、既にスキャンダラスでセンセーショナルな事件として扱われざるを得ないような内容だけど、著者が毎日新聞科学部の記者さんということで購入を決めました。
骨の髄まで文系人間だけどSTAP細胞関連の記者会見は(時間帯の関係で)ほとんどライブ中継を見ていて、いつだったか忘れたけれど、毎日新聞の女性記者の理路整然としていて、一歩も引かない感じの質問がカッコよくって印象に残っていたものですから。(読んでわかったのだけど、小保方氏の単独記者会見時の記者質問の時のことだったようです)

うちの上司(そろそろ60代、男性)が「小保方さんが可愛いから信じてあげたかった」と言っているのを耳にして、これって小保方氏の周囲の男性研究者にも共通してる感覚なのじゃないかと思って、口ポカーンになりました。
私はとりあえず、割烹着姿の時点で胡散臭いと思ってしまいました。科学的な根拠はありませんけど。

今回のことで、現在頑張ってる、またはこれから目指そうとしてる女性(女子じゃなく女性)がやりづらくならないことを、それと日本の研究者が色眼鏡で見られないことを願います。
一社会人としても、退職願をとっとと認めて、クビを切ろうにも切れないなんて状況はアホかと思って納得できませんよ……。

2015/06/01 03:17

投稿元:ブクログ

なかなか重たい内容です。が、様々な思惑が見えなかった一般人には、あれはなんだったのか?!を考えるための 誠実な力作です。

2015/01/26 02:06

投稿元:ブクログ

報道だけでは窺い知ることのできない事件の背景がつぶさに記されている。
理系に対しては、学部時代から研究室の指導が厳しい印象を持っていて、不備だらけの論文が提出・受理されるなんてありえないんじゃないかと思っていた。でも、学部、修士課程、博士課程とコロコロ研究分野や指導教官を変えていて、かつプレゼン能力があるような人だったら、見破るのは大変かもなぁ…。

2016/01/22 21:30

投稿元:ブクログ

 ノンフィクションというには予断が多い。
 読み手である私は「STAP細胞は無かった」という理研の報告を聞いているんだけれども、「最初からおかしいと思っていた」的な記述が多く、違和感がある。あのときの小保方さんフィーバーを盛り上げたマスコミとして、それはどうなんだろう?
 なぜ盛り上げてしまったのか、情報を発信する報道機関が自らを省みないのは、はたしてノンフィクションと呼んでいいものなのか。都合が良すぎやしないか。一方的な正義を振りかざしているように見える。
 私はSTAP細胞が存在するとは言わないし、いまだに判断がつかないが、論文には誤りがあるんだろうなと思う。ただ、この書き手の誠実さには疑問を感じる。
 笠井氏や若山氏には問い合わせをしているが、渦中の小保方氏には問い合わせをした様子がない取っていない(後半で問い合わせを行い弁護士に断られたという一文があるが、最後だ)。問い合わせをしているのか、したけれども書いていないのか。しようとすらしていなかったのか。このあたりの記述の省略について、メディアが、小保方氏が説明できない人間だと恣意的に書いているようにも見える。
 タイトルがセンセーショナルに「ねつ造の科学者」とするならば、小保方氏を指すように思う。では、なぜ彼女に焦点を当てていないのか。
 そもそも理研とはどういう組織なのか、構造的に防ぐことができなかったのか、そういった掘り下げもなく、ただつらつらと時系列に書かれている。これはいったい誰向けの本なのか。
 笠井氏が自死した件についても、理研はもっとできたはずと書かれているが、マスコミ報道が過熱したからという観点はないのだろうか。どこまでも他人事なのだろうか。読んでいて非常に不思議である。
 記事として書かれたものをまとめた本である。それが間違ってるとは言わないけれども、これを出版する意味とはなんなんだろうか。STAPブームのうちに売っておこうという出版根性だろうか。
 報道機関がこんな浮足立った本を出してたら、信用下がる……というほどの信用が元からないのか。まさかそんな。
 基本的に未来のある存命の科学者が相手だから書きにくいのかもしれないが、だとしたら、そもそもこの扇情的なタイトルって何なんだろうか。

2015/01/11 10:50

投稿元:ブクログ

華々しい会見からまだ1年経っていないとは不思議に感じるほどだ。
STAP(Stimulus-Triggered Acquisition of Pluripotency)細胞の発表は、生物学の常識を覆す、驚くべき発見として注目された。
ヒトなどの動物の体は、受精卵に始まり、多くのプロセスを経て、体を構成する種々の細胞へと変化していく。受精卵はさまざまな細胞に変化する能力(全能性、多能性)を持つが、筋肉や神経など、ひとたび一定の役割を持つように分化した細胞は、別の種類の細胞に容易に変化することはない。
長らく、「動物の分化しきった体細胞を”初期化”して、多能性を持たせることはできない」と目されてきたが、この常識を覆したのが、イギリスのガードン博士による、アフリカツメガエルの実験である(1962年)。体細胞の核を取り出し、核を除いた卵に移植して、「クローンガエル」の作製に成功したのである。
1996年には、ウィルムット博士らのグループにより、体細胞クローンヒツジのドリーが誕生し、哺乳類でもクローン作製が可能であることが証明された。
2006年、京都大学の山中博士は、卵子を使うことなく、4つの遺伝子を細胞に組み込むことで、マウス皮膚細胞の初期化に成功し、これをiPS(induced-Pluripotent Stem:人口多能性幹)細胞と名付けた。翌2007年にはヒトでの作製にも成功した。この研究で山中博士は2012年ノーベル医学生理学賞を受賞している。

STAP細胞は、遺伝子を導入することなく、弱酸に細胞を浸すだけで細胞が多能性を得ることができる、というものだった。「え、そんなに簡単に?」と誰しも思った。生物発生のメカニズムを解く意味でも非常に興味深いし、臨床への応用にも期待がふくらんだ。
そしてその研究を主導したのが、若く、自由な発想を持つ、おしゃれにも気を配る女性であった点が、さらに人々の耳目を集める原因となった。突飛な発想のようだが、類い希な才能を持つ新星だからこそなしえたのだ。一流の研究者がグループに参加し、一流の科学雑誌に発表されたのだから、これは「本物」だろう。
斯くして、STAP細胞は時代の寵児となった。
実は、発表時点で、一流であるとはいえ一科学雑誌への論文2報の掲載であり、しかもマウスを用いたごく予備的な実験で、臨床への応用はもちろん、ヒトでの作製が可能かどうかもわからなかったのだけれど。

発表時の自分の感想を思い出すと、「やぁ、何だかとんでもなくすごい成果が出てきたな」というものだったように思う。ただ、筆頭著者の人となりにあまりにフォーカスするのはどうかな、という危惧はあった。記者会見は少しはしゃぎすぎの印象を受けたし、筆頭著者が語る「夢の若返り」という言葉には行きすぎと感じた。が、まぁ本当にすばらしい成果であるようだし、多少のお祭り騒ぎは仕方ないのか、とも思った。この後、淡々と実験が積み重ねられ、STAP現象はどのように起こるのか、どうやって制御されているのか、分子レベルでも解明されていくのだろう、と思っていた。

が。
最初の華々しさの反動のように、この件は急旋回し、暗転していく。
多くの研究者が試みたのに、再現実験がまったく成功しないのである。
そればかりか、論文自体に多くの疑義が寄せられ、インターネットの場でもさまざまな指摘がなされ、盗用や捏造が取り沙汰される事態となった。
責任研究機関である理化学研究所は対応に追われ、しかしその対応がまずいとの指摘も多く、さらに混乱に拍車を掛ける形になった。

前置きが長くなったが、本書はこのSTAP事件を追うノンフィクションである。
著者は毎日新聞科学環境部記者。
毎日新聞は、この件に関して、終始、冷静かつ科学的、抑制が利きながらポイントを押さえた報道をしてきたメディアの1つだろう。理研などの記者会見の一問一答のまとめも迅速で適確だった。著者は、記者会見があるたび、核心をつく質問をしていたのが印象的である。
その立場ならではの豊富な資料がすっきりとよくまとめられた1冊と言えるだろう。本書の内容は2014年11月時点のものであるので、12月の調査委員会のまとめは入っていないが、それまでの時系列がよくわかる。事件を追っていた人には復習となるだろうし、飛び飛びで見聞きしていた人には全体の流れがこうなっていたのか、と納得できる作りとなっている。
科学記者という仕事がどのようなもので、研究者とどのようにつながり、どのように情報を得ているのか、といった観点からも興味深い。
STAP報道に関わる毎日新聞科学部といえば著者、というイメージだったが、本書を読むと、チームがうまく機能して、互いをサポートしあっている印象を受ける。
そしてまた、研究者と記者とのやり取りも、それぞれの立場は背負いつつも、人と人との信頼感が基本なのだということも感じさせる。自殺してしまった責任著者とのメールのやり取りは胸に迫るものがある。
また、個人的には第10章の査読者コメントに関しては知らない話が多く、非常に興味深く読んだ。

肝心のSTAP問題自体に関しては、11月時点までの内容であり、12月の調査委員会の内容はもちろん、今後行われるであろう懲戒委員会の判断も盛り込まれていないため、この本をもって、結論めいたことを言うのは躊躇われる。諸般の事情はあったのだろうが、なぜこの時期の出版となったのか、時期尚早ではないかという思いはぬぐえない。

著者によるまとめの第12章は、執筆時点で判明している事実から、本事件の問題点を洗い出しており、誠実な人柄を感じさせる。
筆頭著者が基礎教育を十分な形では受けていなかった、シニア研究者の監督がうまくなされていなかった、科学誌の査読システムの落とし穴といった指摘もなるほどと頷ける。
書籍という形であるかどうかはわからないが、著者が追う「その後」に注目していきたい。

この問題、関係者それぞれの思惑はあっただろうと思うのだが、その思惑を超えて、人の耳目を集めすぎてしまったがゆえに、問題が「必要以上に」大きくなってしまった印象も受ける。
巨大化したミラーボールのように、ある一面からは例えば組織のガバナンスの問題が見え、ある一面からは例えば若手研究者につらい環境であるという問題が見え、ある一面からは専門が分化しすぎて共同研究した際にデータの適正さの判断が難しいという問題も見え、またある一面からは競争が激化しすぎて成果主義に陥りすぎているという問題���見える。
華々しい登場の仕方から、普段、科学に興味のない層の関心も惹きつけ、生物基礎研究に関する関心も高まるのかとも思ったが、以後の落胆させるような展開から、科学自体への失望感・疑念を持った向きもあるかもしれない。
個々の問題に取り組むには、一度、論点を丁寧に解きほぐしていく必要があるのかもしれない。だが、そのためにはまだわかっていないことが多い。今後、この騒動から何らかの教訓が引き出せるのだとしても、今は少し時期尚早だろう。何らかの建設的な結論を得るには、憶測を含まない「事実」が落ち着いて語られる必要があるように感じる。

2015/03/12 19:09

投稿元:ブクログ

このスキャンダルについては興味本位でネットなどで見聞きしていたが、まとまった話を知りたくなって読んでみました。毎日新聞の記者さんが執筆したものです。
小保方氏はすごく悪質でスタップ細胞ってのも虚構なんですね。若山氏も自分で再現できないことから最初から不安に思っていたようですし、ひとりひとりが無責任だったということでしょうか。あの人がああ言っているから大丈夫だろうと偉い研究者らがどんどん巻き込まれていく過程が分かります。ただ真相についてはまだわからんのです。

2015/09/22 01:29

投稿元:ブクログ

毎日新聞の科学環境部の記者がSTAP細胞事件の真相に迫る。
笹井氏に「絶対に来た方が良い」と言われたSTAP細胞の一番最初の記者会見の時、著者をはじめ多くの人が驚喜した。
小保方氏の可愛らしい外見、ワイドショーで取り上げられた割烹着姿、「奇跡の若返りも可能かも」という言葉などから世間はヒートアップ。それだけにSTAP細胞への疑問が噴出した時にマスコミは一気にバッシングに走った。

大学生の頃から論文には稚拙な点が目立ち、研究者としては一定の評価を得ていたものの根本的な基礎研究ができていない科学者という印象の小保方氏。
その彼女を多くの有名な研究者たちが応援し、世に出す手伝いをした。

科学用語など難しいところは飛ばし読みしたが、テレビ報道では分からなかったことがいくつか分かって良かった。

それにしても、記者の質問にも丁寧に真摯に答えてくれる世界に誇る優秀な研究者笹井氏の自殺は本当に残念。

小保方氏は悪意を持って捏造したのか、ただ稚拙なだけなのか、まだまだ疑問は残る。