紙の本
話の核心へ
2022/02/17 10:46
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投稿者:Masetto - この投稿者のレビュー一覧を見る
今までは短編集のように失くした物を探しに外部からやってくる死人のエピソードを集めたものだったが、この巻は失くした物を見つけることができなくて宿に長く留まっている人達の話。それと生前の記憶がない女将さんの謎に迫る。
紙の本
徐々に核心へ
2016/11/14 11:42
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投稿者:真太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
女将さんは相変わらず人の失せもの探しにまい進中。でも、松浦さんとのつながりも少しづつ紐解きはじめ。この二人の間に一体何があったのか?わかるのは、おかみさんは死、松浦さんは生。それを知るのは番頭さんのみ。
紙の本
上質な作品
2015/08/24 21:13
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投稿者:ごましお - この投稿者のレビュー一覧を見る
デビュー作から、絵の上手さと、ストーリー構成力に注目してきた作家による、連作長編。少女マンガとしてはややアクの強い絵柄であるが、大変達者である。物語は、「おかみさん」と呼ばれる少女を軸として、謎を重ねて読者を引っ張りながら、個々には短編としても味わいのある話が紡がれる。結末が楽しみである。
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うせものって
2019/07/18 01:26
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投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
評判はすごく良いので期待しただけに、ちょっと肩透かしをくらった感じ。ある意味定番の話で安心して読むことができます。
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2巻から物語の展開スピードが加速度的にUP!
1巻では宿の客がメインだったが、こちらでは従業員が中心になり、女将、番頭、マツウラ以外のキャラクターのエピソードを通じて、3人の秘密も徐々に明らかに。
次回完結巻!どうまとめるのか。
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肝心の本編の感想を書く前に、こんな事を言うのも、自分自身、アレだなぁ、とは思うのだが、ブチ撒けておかないと、拙いなりに穂積先生へのエールも兼ねてる感想をしっかり書けない気がするので、ご容赦ください
何て言うのか、読み終わった後、感動と一緒に、同じ量の不安に駆られたんですよね
「穂積先生、大丈夫かな」と思っちゃったんですよ。いや、先生の精神状態を疑っている訳じゃなくて、肉体の健康の方に対する不安、心配なんです
『忘却の首と姫』の惣司ろう先生の一件があってからか、どうにも、好きになった少女漫画を読み度、不安が湧き上がってきちゃうんですよ
ホント、私の勝手な想像なんですけど、穂積先生も、自分の命、寿命を燃やすような勢いで、自分の不具合を訴える体の声を無視してまで、描き切れた後なら死んでも後悔がないくらい大好きな漫画を描けちゃう、描いてしまうタイプの漫画家のような気がするんです
それだけの熱意で描いた作品は、そりゃ、名作になります。でも、実際に全力を出し尽されて、満足気に逝かれちゃ、ファンとしては、どんな反応をしていいのか、分からないんですよね
穂積先生が描きたいモノを描いて欲しい、でも、その為に命の火が灯る蝋燭が溶けていくスピードを速めないでほしい、けど、実力をセーブして描いた、ほどほどの作品なんて絶対に読みたくない・・・・・・我儘でしかない、ってのは頭で理解しちゃいるんですがね、心は理屈じゃ割り切れませんね、情けない事に
いつまでも杞憂を語っていても、仕方ありません。穂積先生の生き方は穂積先生が決めるしかない、と割り切って、本編の感想を書きます
ハッキリ言いまして、一巻をじっくりと読みこんでいる私でも、KOされました、この二巻に。とんでもない威力のパンチを、単に当てるんじゃなく、読み手の急所をピンポイントで狙って繰り出してきています、穂積先生
この巻の大半は、宿を訪れ、女将の助力もあって失せ物を見つけて去っていく「客」でなく、自分が何を探しているのか、が判らないままでいる「元・客」で、今は宿の従業員に就いている者に光が当てられています
[客人7]玉箒は客の話で、[客人8]夏泥棒から従業員の話になるのだが、焦点がスッと移るんですよ。その移り方が、実に自然で、話に引き込まれている読み手の、少し危険すぎる集中力をまるで妨げません。いつだったか、気まぐれに読んだ、漫画の描き方を指南した漫画で、とある漫画家が、喋っているキャラが変わる時のコマやシーンで違和感を読者になるべく感じさせないのが、面白い漫画の条件、と語っていたのを不意に思い出し、「確かにそうだな」と、この『うせもの宿』で納得できました
上で感想をしっかり書きたい、と言いながらも、未読の方にネタバレをし、興味を削ぎたくないので、あまり、内容には深く触れられないのですが、忍耐力もちょっと限界なので、一つだけポロリさせてください
この二巻では、自分の探し物を見つけてしまう対象が、今まで尽してきた従業員になった事で、女将の決して小さくない秘密が明らかになります
生と死の境界線となっている、この不思議な宿に結果的に縛り付けられてしまっている従業員らは、自分達が死者である事を理解した上で、やる気に差があるにしろ、自分達がここを去るために必要なモノを探そう、と必死になっています。けど、この女将だけは、自分の失せ物を探そうとする素振りがないのを、従業員だけでなく、読み手の皆さんも疑問に思っていたでしょう。この巻を読めば、その疑惑が少しだけ晴れます
自分を自分だ、と自覚するには、やはり、過去が必要なんでしょうね
もっとも、何故、彼女はこの宿の女将になったのか、女将と客を連れてくるマツウラとの関係は、この『うせもの宿』の中で、最も腹の中が読めず、存在感はある意味、女将より大きな番頭によって隠されていますので、モヤモヤは強まってしまいます
真実に辿り着くためのピースが、目の前に多く用意されると却って、推理力はダミーよりも自分の想像力に邪魔をされ、結末が見えなくなってしまうようです
どの話も穂積先生の、読み手にぶつけたい本気のキモチを感じましたが、特に胸を掻き毟られたのは、どれでもなく、[客人10]憂桜、ですね。確かに、この世の中には少なからず、意味がない事があるかもしれないけど、それは、自分がすべきことをやらなくてもいい理由にはならない、しちゃいけない、次のステージに行くのなら、自分の気持ちにだけは偽りなき清算をすべきなんだ、と思い知らされました
この台詞を引用に選んだのは、マツウラの本音、本当の顔を、ほんの少しだけ見たような気がしたからです。元から感情表現が不器用なのか、それとも、何かがあって、女将に対し、こんな不器用な接し方しか出来なくなったのか。帯にも書いてありますが、マツウラの女将に対するキモチは一体、どんな風に呼ばれるべき感情なんでしょうね。執着、それが確かに相応しい気もするが、その理由を知らないと、自分の中で『うせもの宿』が作っているパズルの穴は、ちゃんと埋まりそうもない。最終巻、楽しみなような、怖いような、自分でも説明できない気持ちで、今からイッパイになってしまっています
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なんで穂積さんの本はこんなに優しくて切ないのだろう?読み終わった後にぼーっと考える時間が必要になる。好きだから続いてほしい。でも終わっちゃうんだよな。寂しいな。
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2巻で話がグッと進んだ、と思いきや次巻で完結(だそう)。お軽さんの話がとても好き。
番頭さん、あなたは何者なんだ?
さぁ、どんな結末を迎えるのか?早く続きが読みたい。
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次回はもう最終巻。さみしい。女将さんとマツウラの話になるから仕方ないよね。記憶って何だろう。その人を形造るもの?拠り所?記憶という名の執着?心をかき乱し向き合わせるもの?つらいからと蓋をしていても、強い覚悟で記憶をなくしても空虚。着地点はどこになるのだろう。番頭さんは超越しすぎている。謎。
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期待し過ぎたー。
といいつつ、次巻にも期待!!笑
この人の漫画、毎回泣いてしまう。
かと言って泣かせにきてる、訳でもなく。
何度でも読みたくなる。
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玉箒 うれいを払う箒ってことで、酒の異名らしい。
知らなかった。
言葉遣いが、この世界観にあっているようで、そこまで入り込めないような。
次巻で終わるときいて、また読み方かわるかなあと。
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今まで止まっていた時間が動き出した。
永遠にそのままなんてないのかもしれない。
次巻が最終巻。
2015年末発売予定。
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良かった✨とっても良かった✨
涙でちゃいました。
善人と悪人になんのさがある
善悪の価値観など ここではとうに
意味を持たない
2巻 50ページ
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あぁ、話が進むごとに人が消えていく…
さみしいなぁさみしいなぁ。
最後は女将さんも消えてしまうんだろうか。
番頭さんはずっと宿にとどまるんだろうか。
次で最終巻みたいだけどもっと読んでいたい作品だなぁ。
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やはり亡くなった人が訪れる宿だったのか。宿で働く面々も元は何かを探しに宿に来た客。女将だけが生前の記憶もないまま。番頭がなんとなく怖い。