紙の本
知恵と人脈と胆力で、泥臭く駆け抜けろ! 依頼人と同苦するトラブルシューター。
2022/04/18 11:30
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投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
池袋西口商店街の果物屋で店番をする真島誠の元に、今日も依頼人がやって来る。
誠の小学校のクラスメイト・和菓子屋の一人娘の小枝子は、区民アートギャラリーのトラブル。
食えないアーチストの一世一代の作品が何者かに壊される。
キングが持ち込んだ、信じられない金額を稼ぐユーチューバーのトラブル。
スマホ一つでなんでも繋がる。
決してマスクを取らない美少女のストーカーと美容整形にまつわるトラブル。
美しさって、何だ?
そして表題作のブラック企業。
価格破壊の向こう側は人格破壊か。
巧妙に組み上げられた搾取のシステムを突き破れ!
常に時代の最先端を泥臭く駆け抜ける誠と池袋の仲間達。
綺麗事ではすまない複雑なトラブルに知恵と人脈と胆力で立ち向かう。
誠が手にするのがPHSからスマホに変わっても、トラブルはなくならない。むしろ複雑になり、混沌とするばかりだ。
決して痛快なばかりではない。
依頼者と同苦する誠のハートに皆がついてくる。
紙の本
変わらないIWGP
2016/11/11 08:06
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投稿者:ブライアン - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ初期に比べればクオリティは落ちていますが、常に今を反映するIWGPは変わらず、新作を読むと安心します。今後も続いてほしいです。
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忘れた頃に・・・?w すっかり読み切った気になってたけど、まだ続くのね!
また、マコトやタカシに逢えて嬉しい限り♡
タカシに恋していたはずなのに、いまや気分はすっかりマコトのおふくろさん・・・うーむむむw
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好きなシリーズだったけど、少しずつ
私にとっての小気味よいラインとは
ずれを感じることが増えてきていた。
マコトの言動(思考)にダブスタを感じたり
タカシがクールなキングに見えなくなったり
各話ゲストの関係者が都合の良い存在にしか
思えなくなったり、細かな単語のチョイスに
引っ掛かりを覚えたり。
残念だけどここらが限界。
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池袋ウエストゲートパークの最新刊。
最近のユーチューバーの話、整形女の話、ブラックバイトの話、など最近の話題の話を盛り込んでくるのは、さすが石田衣良ですね。
ユーチューバーの玉ねぎを何秒で食う!とか笑えて面白い。
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「西池第二スクールギャラリー」「ユーチューバー@芸術劇場」「立教通り整形シンジケート」「西一番街ブラックバイト」の4話。風変わりな作品を作るアーティストの1話。ユーチューバーの作品や思考や生活が細かく描写された2話。少しやんだ女性の整形を巡るトラブルの3話。非正規労働者を虐げるブラック企業との戦いを描いた4話。4話ではひさびさに、キングタカシの腐ファイとの戦闘シーンが書かれているが、やはりかっこよすぎる。タカシが直接手を下す事は滅多にないだけに、つい読み入ってしまった。
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シリーズⅦ。まだ続いてたんだ。安心して読める。長編が読みたい。
2016.8.15
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【ブラック企業の闇にマコトとタカシが迫る!】今作でスポットを当てるのはユーチューバーやブラック企業。Gボーイズのキング・タカシの活躍が際立つIWGPシリーズ12巻目。
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軽快な語り口とストリートのスピード感。
何編読んでも面白い。
何気ない休日の気晴らし読書にサイコー。
「西一番街ブラックバイト」の、マコトとキングのアツさ、あっかたさが良かった。
こんな気持ち持っていたい。(ガキくさい?)
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池袋ウエストゲートパーク通称IWGPシリーズの12巻。待ちに待った新刊!私、このシリーズのファンです。主人公マコトの語り口調で展開するストーリー。親友の池袋のキング・タカシと共に地元でおきた事件を解決する。いかにも旬な話題、廃校利用のアートギャラリー、プチ整形、ユーチューバー、ブラックバイトを巡る事件を描き、その裏側にある大人の思惑と意外な真相を暴いていく。タカシは相変わらずクールでカッコイイし、マコトは熱く優しい。文章のスピード感と読後の爽快感が心地よい。一度読んだらきっとあなたもファンになります。
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同じ人が同じ場所で、同じように活躍してしていると安心する。そういう作品が好きだ。また最初から読み直そうかなあ。
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きっちり時代に対応しているのがいいですね、整形やブラック企業など。現代社会にひそむ裏側を見る感じ。
マコトとタカシがなんといっても魅力の小説。二人のやりとりがクールなところに情がある。そこも好き。
一気読み。マコト独特の言い回しも魅力です。
池袋にいくと、マコトに会えそうなリアル感があります。
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もう12作目なのか。
読み始めたのが13歳だから、今やもうマコトと年齢そんな大差ないよな。
マコトが、自分が30代になったら自分は..って思い馳せてる部分や
マコトのお母さんが孫を催促したりする場面も
他人事じゃなくてヒヤヒヤするようになってしまった。
中興の祖
門外漢
小門屋の告白は俺の胸にも誘った俺もいつか30歳の誕生日にそんな風に考え込む夜が来るのだろうか
人生の曲がり角で何かを真剣に悩んで選ぶ。
その先に待ってるのが吉か凶かは当人には絶対にわからないのだ。
俺たちは皆その選択を日々繰り返しながら生きている。
感動とか感謝とかを売りにしているあらゆるものから距離をとったほうが。
いい映画でも本でも音楽でもその手のものは振り込め詐欺の電話と変わらないからな
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Gボーイズのキング・タカシ安藤崇とトラブルシューター・マコト真島誠の活躍で事件はスッキリ解決。
シリーズ12弾の連作短編集。
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大好きなシリーズ読み返そうってことで、IWGPシリーズを最初から全部読んで、ふと書店に立ち寄ったらなんと新刊出てた。嬉しすぎる。さて再読ではない初見のIWGP、どんなお話たちかな。
「西池第二スクールギャラリー」…小学校の同級生サエコから持ち込まれる仕事の依頼。サエコのギャラリーに展示してある立体造形(ゴジラもどき)が何者かによって傷物にされた。作者は小門屋という男。マコトはタカシと一緒にギャラリーを見張り、小門屋を守ることに。小門屋はデザイン会社と企業カレンダーの件で揉めていた。なんだかサエコの存在が…結局最後タカシとデートしちゃってる…サエコはなんとなく、セレブらしくもう決まった相手がいるとかそんな感じが良かった。プーアール茶のくだりでタカシのこと特別扱いしてる感じは面白かったけど。小門屋さんにエールを送りたくなるクリスマスのお話。
「ユーチューバー@芸術劇場」…ついにユーチューバーが話のネタになるとは。140★流星(笑)なかなかのネーミングセンス。流星はユーチューバーとして『生の玉ねぎ何秒で食べつくせるか?』みたいな動画を日々アップして報酬を得ていた。そんな流星をディスる戸田橋デストロイヤーZ。でもそんな両者の叩き合いはじつは筋書きがあった。なんだか本当に『今』をうつしたお話だなあと。Gボーイズの手にかかれば戸田橋のやつらなんてちょろいもの。トラブルはさっくり解決。でもなんかこのユーチューバーに???ってなってるマコトとタカシが面白くて可愛かった。少しだけ老いを感じるサクラの季節。
「立教通り整形シンジケート」…容姿コンプレックスなんてみんな持ってるもの。そんな心の隙間に入り、どんどん高額整形を繰り返させる。そんな整形シンジケートをマコトとタカシがぶち壊す。決してマスクを外さない依頼主のスズカ。そんなスズカに思いを寄せる園田。整形を焚き付ける商売オカマのジェフ杉崎。何よりこのお話の中に池袋内戦のときの尾崎京一率いるレッドエンジェルスの話が出てきたのがなんか嬉しかった。しかもたまに劇場の楽屋に顔を出す…って、ちゃんと今でも交流があるところがなんとも言えなく嬉しい。こういう繋がりが、このシリーズの魅力。人間だからいろいろな表情がある。美しいときも醜いときもある。夏の爽やかなお話。
「西一番街ブラックバイト」…きっとこういう会社は表沙汰になっていないだけで、沢山あるんだろうなあと思う。程度は様々だろうけど、日本中の至るところで黒い会社は人の生き血を吸って繁栄している。まさにそうなんだろうなと。OKグループの従業員マサル。その後輩ミツキ。ミツキは飛び降り自殺を図る。ひとりの人としてあつかわれない。認められない。自分は誰でもいい人間なんだ。ミツキの気持ちはなんだかすごく、辛かった。腐ファイ。憲兵。過酷な勤務体制で死んでいった若き女の子。そんな中、このトラブルの核心に近付いていったマコトにもとばっちりが。真島フルーツが目だし帽の4人にめちゃくちゃにされる。もうここからタカシが最高にクールでかっこいい。タカシが腐ファイなんかに負けるわけないって思ったけど、なかなかハラハラした。クリスマスイブのマコト、おふくろ、タカシの3��でやるささやかなパーティが本当に好き。タカシはひとりで生きているけど、全然ひとりじゃないよ。マコトがいる。マコトのお母さんもいる。読了後、ちょっとセンチな気持ちになる、だけどやっぱりマコトとタカシが最高にきめてくれるそんなお話。
それにしても、最近サルやゼロワンが出てこなくて寂しい。。