紙の本
やっと著者自身の子育て経験を下敷きにした作品らしいと気付きました。
2020/10/27 21:22
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
やっと著者自身の子育て経験を下敷きにした作品らしいと気付きました。1作目では心を持ち始めたロボットを取り巻く人間たちのドタバタファンタジーくらいに思って楽しんでたけど、2作目からは子供が絡んで複雑化した上に、新たにジャスミン嬢を加えて大人の恋愛問題まで絡んで大騒動。もはや子供向け童話のレベルを遙かに超えたと思ってたら、やはり、4作目では正に子育て問題が大問題に。いや、ボニーの自閉症問題だけでなく、あっちではアンドロイドとの恋愛問題、こっちではゲイだとか、新しいロボットのフランキー嬢には要介護老女が絡んできてと、完全に大人向けファンタジーですね。2作目以降に関しては明らかに好みが大きく分かれる可能性が大きいですね。私的には3作目で低評価、4作目で少し挽回といったところで、5作目での大幅挽回に期待ですね。
電子書籍
ロボット
2022/01/29 00:12
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
平凡に暮らしている一家に、突然、ロボットが加わったら??という、近未来モノ……というか、ファンタジーの物語一種です。(まぁー平凡というか、色々とあったようですけど)
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タングシリーズ4弾。ジャスミンとの別れを散々責められたベンの家に、今度はフランキーというロボットが捨てられていて…。ロボットにも心があって家族で…という流れは良いが、訳された文章独特の表現に、私が慣れないからか心に響きにくいし、ベンをすぐ責めるのやめてほしい。タングがハチャメチャながら成長し、家族の絆を感じる可愛い物語を希望する。
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シリーズ4作目。
自宅前に捨てられていたフランキーと暮らし始めたベン一家ですが、ベンの娘ボニーとタングの関係、ベンの姉ブライオニー一家の騒動、ボニーが抱える問題、そしてフランキーの謎…と、トラブル続出の毎日。
心あるロボット タングだから感じる寂しさや疎外感、甘えたりいじけて拗ねたり…。落ち着くヒマもないベンとエイミー。
そんな中、娘ボニーの抱える問題が少しずつ顕著になりだして…
フランキーの本来の役目は?
過去の記憶は?
ラストは温かい気持ちになりました。
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「ロボット・イン・ザ・××」シリーズ4作目
これまでの3巻は、タングをメインとした子育てに奮闘する家族の物語だったが、今回は、5歳の娘のポニーがメイン。
重たいテーマではあるが、娘が他人と違うことを両親が苦悩しながらも受け入れる過程に、心動かされた。
同調圧力が強くなっている現在、「普通」とはいったい何だろうということを考えさせられる。
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続巻。最初が一番面白かったとは思うんだけど、その後が気になるので手に取りました。
フランキーがジャスミンと似たようなタイプで、これならジャスミンを日本に置いて来なくても良かったんじゃ?と最初のうちは思いました。そしてボニーって子は大概だなぁと思っていたら…。なるほど、そういう事なのか、と最後に思いました。
とはいえ、成長するロボットというかAIって面倒くさそう…。子供は10年ぐらいたてば大人になるけど、タングはそういう意味で成長するんだろうか?まぁそういうところに深くツッコミを入れる作品では無いと思うのですが。
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もともと人間の主役のベンが人付き合いが苦手なタイプではあったが、発達障害や家族、隣人間のつきあいづらさがストーリーの中心にきてしまった。
ちょっと好みが別れるかなあ。
こう、スパッと割りきれる展開が嬉しいけれど。人間関係はややこしいものだし。これでもそうとうに割りきった方かもしれない。
ところで、ロボットのタングが見せるという、そんなことも分からないなんてバカなの、の眼を見てみたい。
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男の子ロボット・タングと元ダメ男ベンの
家の前に捨てられた、謎のゴム手袋ロボット。
ベンの娘ボニーとタングの関係も微妙に…。
ロボット&チェンバーズ家の成長物語第4弾。
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タングとベンの物語、第4弾です。
また庭にロボット置いてかれてるし(笑)
前のデータが消去されてる新参者は
フランキーという名前をもらって
とりあえず一家の仲間入り。
元の持ち主を探して謎を解き
できればちゃんと登録したいベンですが
なんせ他の子供たちの問題に加え
姉夫婦の家族の問題まで浮上して…。
相変わらずのテイストでうれしいです。
ベンが器用じゃないところもね。
問題解決のために右往左往するけど
根っこには優しさがある。
今回はタングよりボニーのほうが
いろいろ比重かかってましたね。
イギリスでも教育に関する事情や
学習困難児への対応と親の悩みは
そんなに変わらないものなのかしら。
特別短編として、まさに今の一家を描いた
『ロボット・イン・ザ・パンデミック』が
ついてました〜。
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ベンの家の庭は、ロボット回収所なんだと思います。
いろいろなことが次々におこる家族ですが、
何か楽観的で、大丈夫って安心できる雰囲気が好きです。
取り巻く人々の、ちょっとした仕草や言葉が、
面白くもあり、らしいよなと思う部分もあり、
深読みしすぎて、墓穴を掘ってるベンとのからみが、
いい感じです。
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ベンの家の庭にまた新たなロボットが!今度は初期化されて記憶を失ったフランンキー.彼女の元の持ち主を探すことでまた問題発生.自閉症を疑われるボニーもタングも子供らしさを失わずに真っ当に成長しているところが素晴らしい.そしてその中で大人たちもわかり合っていくところ,思いやる心が喧嘩の中にも滲み出ていて微笑ましい.
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ロボットみたい。
人間みたい。
それぞれが褒め言葉になったり蔑む言葉になったり。
見方や考え方ひとつで違うことが見えてくるのが面白いし、
思いやりを欠くことと思い込みは損だと思った。
タングえらい!
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前作から感じていたが、イン・ザ・ガーデンの魅力が薄れてしまっていて、読みたいのはこういう話ではないというのが正直なところ
家庭の問題が発生するのは良しとして、ベンがそれの解決のために奔走するのも良いとして、そこにタングがいないのはこのシリーズ最大の魅力を欠いてしまっているのではないか、と思う
ましてや今作ではタングの出番自体が非常に少なく、ストーリーへの影響も少ない
シリーズを重ねるごとに、ベンとタングの物語から、ベンとチェンバース家の物語にシフトしているのだろうか
それならばもっと明るい話で楽しませてもらいたい
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相変わらずタングはかわいらしい。ちょっとずつ成長している姿が本当にいとおしい。それはボニーも同じ。人間関係や人付き合いの難しさは家族内であっても発生するもんなんだと改めて感じた。ロボットが間に入って、ロボットを含めたみんなの未来が少しでも幸せなものになりますように。
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シリーズ4作目。またまた可愛いタングに会えました。
今回はフランキーというロボットが、新たに家族の仲間入り。
タングとフランキーには、
ベン家の庭先に捨てられていた
心優しいおんぼろロボットという共通点があります。
タングには駄々っ子のような面がありますが、
フランキーには落ち着きがあるというところが違っています。
人はどれだけ他者に対して優しくなれるのか?
それがこの小説のテーマのひとつではないでしょうか?
他者とは人間だけじゃなく、動物や植物、モノをも含みます。
ベン夫妻は愛娘とロボットに分け隔てすることなく接します。
作者はイギリスの作家ですが、
これはどちらかというと東洋的な思想のような気がします。
わたしたちはモノにも心があると教えられてきました。
だから優しく大切に扱いなさいと。
もうひとつのテーマは、
大人が大人として成長するということ。
ベンには大人になり切れていない部分がありますが、
これって多かれ少なかれ、
ほとんどの大人がそうなのではないでしょうか?
ベンは幼い娘や子供のロボットと暮らし、
日々接することで、少しずつ成長していきます。
大人が子どもやペットから学ぶことってたくさんありますよね。
ちなみに、アクリッド・タングという名前には、
〝つんとする匂い〟という意味があるそうです。
作者にお子さんが生まれたとき、
おむつの強烈な匂いについて夫婦で話していたとき、
なんだかロボットの名前みたいと思ったことが、
このシリーズを書くヒントになったんだとか。
アイデアってどこから降ってくるのか油断ならないですね。
末尾には
タングから日本の読者へのメッセージも記載されていますよ。
べそかきアルルカンの詩的日常
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べそかきアルルカンの“スケッチブックを小脇に抱え”
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べそかきアルルカンの“銀幕の向こうがわ”
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