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32件
ロボット・イン・ザ・シリーズ
著者 デボラ・インストール(著) , 松原葉子(訳)
かわいくて切ない英国版「ドラえもん」小説。
2016年ベルリン国際映画祭で「映画化したい一冊」に選ばれた、英国版「ドラえもん」小説!
AI(人工知能)の開発が進み、家事や仕事に従事するアンドロイドが日々モデルチェンジする、近未来のイギリス南部の村。法廷弁護士としてバリバリ働く妻エイミーとは対照的に、仕事も家事もせず親から譲り受けた家で漫然と過ごす34歳のベン。エイミーはそんな夫に苛立ち、夫婦はもはや崩壊寸前。
ある朝、ベンは自宅の庭で壊れかけのロボットのタングを見つける。「四角い胴体に四角い頭」という、あまりにもレトロな風体のタング。けれど巷に溢れるアンドロイドにはない「何か」をタングに感じたベンは、彼を直してやるため、作り主を探そうとアメリカに向かう。そこから、中年ダメ男と時代遅れのロボットの珍道中が始まった……。
「とにかくタングがかわいい!」と世界中の読者を虜にしている、抱きしめたいほど切ない物語。
ロボット・イン・ザ・システム
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ロボット・イン・ザ・ガーデン
2017/09/25 08:12
ポンコツロボット“タング”と無気力駄目男“ベン”の珍道中から思わぬ結末に発展していく面白さ。
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ナミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
ポンコツロボット“タング”と無気力駄目男“ベン”の珍道中から思わぬ結末に発展していく面白さ。前半は少々冗長でイライラしたが、後半は一気読みでした。構成は大きく3つに分けられる。ポンコツロボット“タング”の登場で既にきしんでた家庭が崩壊、離婚して珍道中に出た導入部。徐々に、タングの謎が明かされて家族として生きることを決意する中間部。そして、旅を通じて成長したベンが、人生再生の手掛かりを得ていく結末部である。子供の成長と、それに伴う親の成長の物語とも重なって見えて来る。前半部は4点かなと思ったが、読み通して5点とした。
ロボット・イン・ザ・ホスピタル
2022/10/06 22:54
タング、大きくなったね
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヤマキヨ - この投稿者のレビュー一覧を見る
1冊目の「ロボットインザガーデン」では、意思疎通もスムーズではなかったタングがここまで来たんだね。タングもついに「親離れ」するほどに学び、成長したのかと思うと感無量です。AIを搭載したロボットと過ごすということは、ほぼ子育ての過程を踏んでいくようなものなのでしょうか。
親離れをはじめたタングの続編があるのか、とても気になります。
ロボット・イン・ザ・ハウス
2022/04/05 21:59
愛おしくて涙が出る。
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なっとう - この投稿者のレビュー一覧を見る
シリーズ一作目を読んでから、随分間をあけてしまっての読了でしたが、とても楽しめました。ベンとタングに会うと、一気に彼らの世界に飛び込めます。
物語序盤はなかなか展開が進んでいかない印象でしたが、クライマックスは怒涛の勢いといった感じ。
ロボットたちの愛おしさに涙が出ました。ボニーの成長も楽しみですね!