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電子書籍
邪馬台国は別府温泉だった!~火山灰に封印された卑弥呼の王宮~(小学館新書)
著者 酒井正士
江戸時代から続くミスリードの呪縛を解く!邪馬台国はどこにあったのか?――新井白石、本居宣長、松本清張……江戸時代から現代まで、多くの知の巨人たちが挑んできた日本史最大のミ...
邪馬台国は別府温泉だった!~火山灰に封印された卑弥呼の王宮~(小学館新書)
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邪馬台国は別府温泉だった! 火山灰に封印された卑弥呼の王宮 (小学館新書)
商品説明
江戸時代から続くミスリードの呪縛を解く!
邪馬台国はどこにあったのか?――
新井白石、本居宣長、松本清張……江戸時代から現代まで、多くの知の巨人たちが挑んできた日本史最大のミステリー。この謎を解く鍵は、唯一の“一次資料”である「魏志倭人伝」にあります。
しかし、驚くことにこれまで邪馬台国について論じてきた多くの研究者は、この貴重な資料に明記されている「距離」と「方角」を、軽視してきたと言わざるを得ません。
著者は、生命科学や生物工学の研究に従事してきた経験から、当時(中国三国時代)の科学技術を再現し、「距離」と「方角」を忠実になぞることで、邪馬台国の場所を探っていきます。
この科学的アプローチによって、地図上には魏志たちが邪馬台国へと向かった道筋がくっきりと浮かび上がったのです――。
江戸時代から続くミスリードの呪縛を解く、驚きの新説。
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紙の本
灰塵と化した邪馬台国
2020/09/18 11:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nobita - この投稿者のレビュー一覧を見る
魏志倭人伝の方角や距離を正として、別府温泉が邪馬台国と推定。論理的には成立しているが、遺跡がないのが課題。父の蔵書の幻の邪馬台国や邪馬台国の秘密を大学時代に読んだが、同じぐらい新鮮な気持ちで読めた。今後の遺跡の発掘を期待します。
紙の本
邪馬台国別府温泉説に1票!
2020/08/18 17:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:複臣 - この投稿者のレビュー一覧を見る
関裕二先生がFB上で評価していたので、早速読んでみた。
魏志倭人伝に記載されている、方位、距離、あるいは陸路や海路での日数について、当時の技術力は高く、かなり正確であったと考えられることから、方位について、南とあれば南、東なら東とそのまま解釈している。距離については、1里=77mの短里を採用している。
また、魏志倭人伝にある地名について多くは、中国側から見た意味での呼び名であると解釈している。なので、日本の地名で近い場所を探すのではなく、まずは方位と距離から、地点を探している。
例えば、従来の末廬国は、松浦とはせずに、洞海湾沿岸の枝光と推定。そこから、見事に方位と距離を忠実に辿って、別府温泉に辿り着く。
また、魏志倭人伝では、不彌国までの記載は、方位と距離の表現であったが、そのあとの邪馬台国と投馬国についての記載では、海路何日、陸路何日となっている。これについては、不彌国からの追加の日程ではなく、不彌国から分岐しての邪馬台国と投馬国への、帯方郡治からの旅程表現ととらえている。
いままで、なぜこの解釈がされてこなかったのかと思うほど、目からウロコの説明である。
これなら、「女王国の東に千余里の海を渡るとまた国がある」との記述にも、文字通り矛盾しない。
タイトルから、とんでも本かと思いきや、丁寧に、だれもが分かるように、推理を進めている。
これは、すばらしい。きっと邪馬台国論争の新しい基点となりそうに思う。
星5つ。大推薦。
紙の本
斬新な内容に驚きました
2020/08/28 11:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:広島の中日ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
「邪馬台国は別府に位置したのではないか」という説を、著者が持論で熱く説いた1冊です。
読み始めは科学の内容が多く、「これは読み切るのは大変だな」と私は思いました。しかし、徐々に読み進めるにつれ、内容をつかめるようになりました。
科学を駆使して「邪馬台国は別府では」と結論付ける著者の斬新な視点に、ただただ驚くばかりでした。
九州の地図を多く用いていたため、私は論点を見失うことなく読み切れました。
また、魏志倭人伝の日本語訳と漢字の原文も詳しく紹介されています。