紙の本
人生の後半に差し掛かったかな‥と思い始めたら読むといい本
2023/08/09 13:11
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投稿者:mufumufu - この投稿者のレビュー一覧を見る
誰しも老いるのですが、脳の老化についてはなかなか鍛えようがないのでは?と思って手に取った本です。
脳トレとかではなく、脳の特性を解説しています。
読み進めていくうちに内向的な考えは良くないと思い始め、本書にある提案に沿って日々過ごすように心がけてから単調だった日常が少し楽しくなりました。
この本によれば40代から前頭葉の老化が始まり、40代後半が人生において一番幸福度が下がる傾向にあるそうです。少し暗い気持ちを引きずっていましたし、コロナ禍で引きこもリに慣れていた気持ちを入れ変えて行きたいとも思いました。
紙の本
脳の萎縮は生じても前頭葉を鍛える
2023/07/20 16:14
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投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
加齢により身体機能は低下し、認知症に代表されるように脳の機能も老化により低下する。不老脳ということは、老いない、認知障害を生じない脳というものをイメージして読み始めた。社会的にみれば、前頭葉機能不全がさまざまなひずみを生じ、老化した脳機能とくくられてしまうのだと著者はいう。感情を制御できなくなり、環境の変化にうまく対応できなくなり、ワンパターンな思考・行動、変化に気づけないや無関心などが前頭葉の機能不全だ。解剖学的な脳の萎縮は起きてしまうが、前頭葉機能不全を進行させない日々の工夫が自分に課せられる。
紙の本
いち早く衰えて行く前頭葉。
2023/07/07 19:47
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投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
64歳なので、やはり年寄り向けの本を読むことが増えましたね。
本書のタイトル「不老脳」に引かれて読み始めました。
筆者は、長らく老年医学の現場でお年寄りにかかわって。
その経験の中で、老人達の前頭葉の働きに注目しておられました。
齢とともに、「やる気が出ない」「発想力が衰えた」等々。
ただ、年齢にかかわらず元気に動き回る方もおられる。
そこで、前頭葉に注目する様になったとか。
40代から萎縮が始まる「前頭葉」が、これから老後のキーワードとして定義。
意欲や創造性・理性を司り、一番最後に発達する「前頭葉」。
これを蘇らせ活性化する事が、人生を楽しく生きて行くのに必要と。
その為の一冊が、本書なのですね。
最初は、前頭葉の働きの詳しい解説から始まり。
「機能不全」についての、7つのチェック項目を。
前頭葉を鍛えて行き、「脳力」維持につながる事柄を。
日本の教育問題についても、もっと若いうちから前頭葉を鍛える教育の大事さを。
「人生100年時代」は、前頭葉型人間が楽しめる事。
20ページ近い付録の項目で、40代・50代・60代・70代以上の生き方指南を。
最後に、AI問題も絡めておられ。
かなり濃厚な内容の一冊でした。
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同じ著者による一見したところタイトルは異なるものの同種の内容の新書が多い(最近は特に多投している印象!) ため、一冊読めばだいだいは他の本の内容も想像ができる。本書に限ると最後の付録を読めば本文の8割方は理解がおよぶ。
分かっていても毎回ある程度の売上が伸びるのは(自分も含めて)分かり易い論理かつ文体であることに加え、今や人口の過半を占めるシニア層の支えとなる考え方や、老いたら老いたで楽しんで生きることへ背中を推してくれる内容の為であるからと思う。
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前頭葉を刺激する生活が大切だそうです。運動することも脳を刺激するそうですが、ほぼ毎日ジムに通う僕はいい感じですね!
更に好奇心を持つことも大切…衛活はいい刺激になっていそうです。
外に出ての写真撮影もいい刺激になっていそうです。
これからも続けて老けないぞ!(笑)
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アウトプットが大事だなと気づいた。最近はインプットばかりだから、前頭葉を鍛えるために、アウトプットも少しずつしてこうと思う。
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<目次>
はじめに あなたと日本が元気を取り戻すために
第1章 脳は40代で衰えはじめる~「前頭葉機能不全社会」の危機
第2章 チェックすべき7つの「機能不全」~こんな状態は要注意
第3章 前頭葉は鍛えられる~5ヶ条を守って”脳力”維持
第4章 前頭葉機能不全社会の処方箋~受験評論家としての視点から
第5章 「前頭葉型人間」が生き延びる~「人生100年時代」の未来
付録 年代別前頭葉との付き合い方
おわりに AI時代をどう生きるか
<内容>
脳科学者和田秀樹さんの、日本の将来(高齢者限定)へのアドバイス。キーワードは「前頭葉」。運動や言葉、感情を司る場所。そして劣化しやすい場所。ただし、前頭葉を意識して使っていれば、その劣化は遅らせることや回復させることができる、ということ。和田さんの本は読みやすいので、そんなに時間をかけずに理解しながら読めるでしょう。
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■EQとは、Emotional Inteligence Quotientの略で、「心の知能指数」などと訳される。
このEQの「5大要素」が現代の前頭葉の研究者が「前頭葉の働きを示すもの」と考えているものとほぼ一致している。なぜEQ研究が始まったかというと、ハーバードのような大学を出た非常にIQの高い人でも社会的成功を収められない人は多い。人生での成功を導く要因のうち、IQが関係するのはせいぜい2割ほどだという問題があったからである。
■EQの5大要素とは次のとおり。
①自己認識(自己の感情や情熱、価値、目標などが他人に及ぼす影響の認識)
②自己抑制(自らの破壊的な感情や衝動を抑制する能力)
③動機づけ(成果に向けた情熱、達成感の付与)
④共感性(関係する人への思いやり)
⑤ソーシャルスキル(他者と調和した人間関係をマネジメントする能力)
■知能は低下する一方ではない。知能は流動性知能と結晶性知能に分けられる。
処理スピードや直感力、何かの法則を発見する能力など、新しい情報を獲得して処理、操作する知能を流動性知能といい、これは20代でピークを迎えた後は低下していく。
ところが言語能力、理解力、洞察力といった、個人が長年に渡って経験し、教育や学習などで得た知能を結晶性知能というが、こちらは60代70代になってもなかなか失われないどころか、上がっていくという報告もある。
判断力や推理力、発想力、記憶力、計算能力などの能力はこの2つの知能の双方が必要とされ、こういった能力も55歳〜60歳ころまで高く維持され、明確に低下するのは80歳行こうとする研究もある。
■人は年令を重ねながら日々新しい情報を脳に上書き保存している。毎日使っているパソコンも使っていないアプリを削除したりディスクをクリーンアップしてやらないと動きが鈍くなるのと同じように、膨大なデータを何十年も保存できる人間の脳も無闇にインプットを続けるだけではアウトプットがしづらくなる。
■前頭葉の機能不全
①保続
質問は変わっているのに同じ答えを繰り返してしまう。知能は落ちていないのに脳の切り替えが利かない。これを「保続」という。
②変化に気付けない
③ワンパターン
④アウトプットできない
⑤無関心
⑥孤独
⑦やる気が出ない
■前頭葉を鍛える5か条
①「二分割思考」を止める
他人の意見に流されず自ら調べて自分の頭で考えて答を一つに決めつけない。
②実験する
ルーティンを避けて様々な初体験を求めて実験すること。必要なのはフットワークの軽さ。
③運動する
④人とつながる
孤独は脳の老化を促進するし、人を思いやる感情は前頭葉の重要な役割。人とのつながりはソーシャルスキルも育むし、何より他人ほど予想のつかない存在はない。
⑤アウトプットを心がける
インプットももちろん大事であるが、インプットしたものをただ「再生」するのではなく、「加工」してアウトプットすることが大事。
■認知心理学に「スキーマ」という語がある。何か出来事があったとき、瞬間的に浮かぶ考えやイメージに囚われて自分を苦しめるような思考パターンを「自動思考」というが、この自動思考のもとになっている考え方のクセのようなものを「スキーマ」という。
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とても参考になる本でした。
私が覚えておきたい内容として、ざっくりと
ピックアップしてみると、
老化を防ぐには「前頭葉の働き」が大切。
IQ(知能指数)だけでなく、EQ(心の知能指数)というものもあり、このEQの「5大要素」が、前頭葉の働きとも言える、とのこと。
前頭葉を働かせておく=老化を防ぐために
・「2分割思考」をやめる
・「新たな発見」を楽しむ(身上を壊さない程度に)
・運動
・人とつながる
・アウトプット
定年退職後も、仕事は続けた方がいい。
また子供の教育に関しても参考になりました。
人の脳は後ろから前に発達していく
「後頭葉」→「側頭葉」「頭頂葉」→
そして「前頭葉」の発達は10代がピークで
完成は20代半ば
人が蓄えた記憶や知識を運用できるように
なるのは、個人差もあるが10代半ば以降
とのこと。
脳の発達に合わせて、「詰め込み教育」が良い時期もあるし、「ゆとり教育」も否定できない。
「自ら考える力を養える」教育ができているか?
これは私も子供達と接する仕事上、
気になっていた点。
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不老脳 和田秀樹
前頭葉を鍛える5け条
1.二分割思考をやめる
自分で調べ自分で考える
2.実験する
ルーティンを避けて、様々な初体験をする
3.運動
前頭葉を活性化するには必須
4.人とつながる
孤独は脳の老化を促進
人を思いやる感情は前頭葉の重要な役割
他人ほど予想のつかないものはない
5.アウトプットを心掛ける
インプットも大切だが、そのまま再生するのではんく
前頭葉をフルに使って加工してアウトプット
できるだけ長く現役
はたらけるだけ働く
社会参加
ボランティア活動
好きなこと、特異なことをきわめる
音楽、読書、映画、やさいづくり
大切なのは、アウトプット
相手にすごい、おもしろい、おいしいと言ってもらうをドーパミンが
ドバっと出る
自分の得意を武器に情報発信する さかなクンのように
楽しいことにお金をつかう
世界の料理をたのしむ
知らない場所に旅行する
60代は是が非でも仕事をする
20-30万あればよいので好きなことでよい
親の介護が必要になったらなるべく施設にいれる
70代は頭を使い、肉を食べる
普通に歩くだけで運動になるので外出する
80代は老化を受け入れる
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「前頭葉が衰えるとどうなる」という内容でいろんなことが学べた。
前頭葉の機能不全の疑いのチェック項目も自分自身、気をつけていきたいなと思った。
早い人は40代から脳の萎縮ははじまると知って思っているよりも早いなとびっくりした(汗)
ワンパターンの行動、無関心、やる気が出ない、切り替えに時間がかかる、、、などなど、
そう言った変化が自分に起こったら気をつけないといけないな。
ただ、脳はいくらでも成長させることができる。
それは運動だったり、コミュニケーションだったり、アウトプットなどの刺激が重要。
脳はめんどくさがり屋でエネルギーが必要な事をめんどくさく感じてしまう傾向にある。
だけど、
めんどくさい事が活性化に繋がるんだ。
慣れ親しんだルーティンワークから抜け出し、
いつもと違うちょっとした行動をする。
極端な2分割思考をやめる。
これもまた大切なこと。
迷った時、そういうもんだと決めてしまうと
もう考えなくていいので脳は楽だけど、
他の可能性を考える過程そのものが脳への活性化に繋がる。
試したり、実験してみたり、発見したり、
いろんな出来事を「自分なりに解釈して自分で考えまとめる力」がとても大切なんだ。
(その上でアウトプットすることがもっと重要)
アウトプットの重要性を再認識できてよかった。
いろんなところでアウトプットし、
自分自身の前頭葉の活性化に繋げていきたいなと思った。