紙の本
作家ごとに違う、猫のとらえ方
2022/02/24 20:40
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:あゆ - この投稿者のレビュー一覧を見る
作家ごとに、猫のとらえ方や表現の仕方が違う。ミステリあり、エッセイあり、日常譚あり、それぞれの作家の、それぞれの猫への思いが現れていて興味深い。
紙の本
猫の魅力の奥深さ
2023/06/29 23:41
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
アンソロジーは、なじみの作者様の違う面や
はじめましての作者様に出会える楽しみがあります。
加えてこの本では、色々な角度から見た猫も。
愛されるのが美猫とは限らないのが
猫の魅力の奥深いところです。
紙の本
猫好きなので、楽しかった
2021/12/11 22:31
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:みつる - この投稿者のレビュー一覧を見る
前作「猫が見ていた」の続編短編集です。
個人的には、阿部智里さんの「50万の猫と7センチ」で、猫の命にかける決意と逃げたときの家族の反応、また、その後のオチなどが面白かったです。
長岡弘樹さんの「双胎の爪」も、離婚するからって、双子を一人ずつ分けるの!?と驚きましたが、結果はハッピーエンドとはいかず…でも、真実は!?とハラハラさせられました。
望月麻衣さんの「幸せなシモベ」は猫好きなら、しばらく猫と暮らすと心を奪われてしまう感覚がわかりましたね。
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【人気作家による猫アンソロジー。文庫オリジナル!】〈猫は一生に一度、人間の言葉を話す〉〈姉から預かった猫が私の人生観を変えて…〉愛しくもミステリアスな猫が大活躍の七編。
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猫がつくタイトルに惹かれて読んだけど どの短編もつまらない。ストーリーも お話の設定も猫に関する記述もなんかちょっとダメでした
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猫をモチーフのグッズを手に取ってしまい、後で後悔することが多い。
猫のアンソロジーも同じ傾向があると思うが、この本は、なかなかよかった。
小道具として猫を使う作品は比較的多いが、猫への思いを正面から書いた秀作に出会えて、うれしい。
特に好きなのが阿部智里さんの「50万の猫と7センチ」
「同じ地球に生きてはいるが、私達人間と彼らでは、見ている世界は全く違う。それがちょっぴり重なりあって、奇跡的に交流が成り立った瞬間は、だからこそ尊く、すばらしい」
人とペットと呼ばれる動物との関係の極意かも。でも、人と人の関係も、実はそうかも。
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世界を取り戻す 村山由佳
女か猫か 有栖川有栖
50万の猫と7センチ 阿部智里
双胎の爪 長岡弘樹
名前がありすぎる カツセマサヒコ
猫とビデオテープ 嶋津輝
幸せなシモベ 望月麻衣
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猫にまつわる7編の短編。それぞれに猫の特徴をよく捉えている作品たち。
阿部智里さんの『50万の猫と7センチ』は、タイトルからはどのような内容なのか全く想像できなかったが、一匹の茶トラとこの猫に関わりを持つようになった一家の物語は、これはもしかしてドキュメンタリーなのかと思えるほどにリアリティがあって、ほっこりしたりハラハラしたりして愉しめた。
それにしても、「猫に九生あり」という諺は聞いたことがあったが、一生に一度だけ、人間の言葉を喋るとは知らなかった。そんな馬鹿なとは思えず、彼らならやりかねない!
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――
猫にもいろいろ居るように。
アリス目当てで珍しく猫短編集など読んでみたけれど(『猫は見ていた』に収録のエア・キャットを他で読んで気に入ったのもある)、猫好きにもいろいろ居ますなぁ。
にしても短編というのはどうにも、良いところも悪いところもはっきり出ちゃうよね。いまいちかなぁと思っていた作家さんのはやはりいまいちだし、反対に思わぬ出会いもあったりで、まぁほんとに肌が合うかどうかなんだけど…
そうねぇ。結局のところキャラクタ、或いは物語そのものにさえ、生命性を感じてしまうタイプなのよね。極端に云うなら作家の仕事は、生まれてきた物語を伸びやかに世に放ってあげるブリーダー的なものなんじゃないかと思っていて、きっとその育て方? に好き嫌いが出てくるのだ。キミはこういう物語なんだよー、みたいのが嫌いで、だから登場人物Aくんはこんなふうに感じてこんなこと口に出しちゃおうねー、みたいなキャラクタが苦手になりがち(そんなこと云ってるから満足に書けないんだと云う思いもあり〼)。
その点、猫をキーワードに上手にテーマを定めた短編は楽しく読めましたね。なるほど猫っぽい物語、ということなのかもしれない。
なんでも猫派犬派、って分ける風潮をそこそこ面白がって居たけれど、遂に物語にまでその魔手が!
総合2.5ってとこかしら。にゃんにゃん。なら2.2か?
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To Kill Timeな短編集。
作家さんは、村山由佳、有栖川有栖くらいしか知らない。あとの作家さんはラノベ系?
もとより軽い読書と思って読んだから、軽い話ばかりでよかったのだけど、やはり作家のネームバリューと作品の質は比例するものか? よう知らんけど。
となると、読む順も考えないと、だんだん尻つぼみになってもつまらんと、冒頭にある村山作品を読んだあとは、お尻のほうから読んで、最後に有栖川作品ということにした。
村山作品はさすがだね。登場人物がそれぞれ際立つ造形もだし、「猫は、一生に一度だけ、人間の言葉を喋るん」という獣医のなにげない一言が効いてくる。
巻末の最終話だった望月麻衣の「幸せなシモベ」も悪くない。猫の超然とした生きる姿勢から自分の魅力に気づいていく主人公。「自分を偽らずにいる存在は、どうであろうと、魅力がある」 真理だ。
以下、お尻から遡って読む・・・
嶋津輝 「猫とビデオテープ」は悪くないけど、猫、なくても成立じゃね? オチのビデオテープも「それ?」と、なんだかなー。
カサツマセツコ 「名前がありすぎる」こそ、猫、ほとんど関係ない。
長岡弘樹「双胎の爪」は、女性の恐ろしさを描くが、猫は出汁使われた程度。
阿部智里「50万の猫と7センチ」は、割と作家の実録なの?と思わせる感じで悪くない。「オカマバーでぼったくられた気分だ・・・」と嘆く親父さんのひと言が笑えた。
有栖川有栖 「女か猫か」は、読み始めてすぐ、あぁ、「学生アリス」シリーズの一環なのね、と。それなりにしっかりした作品だけど、手練れの作家、こんなのチョチョイノチョイと朝飯前に書いちゃうんだろうな。ファンは楽しいのかもしれないけど、猫は、どうでもよい作品。 推理小説、探偵小説のシリーズものって、だから好きじゃない。
結果、ふつうに降順で読んだので良かったかな。どうでもいいけど(苦笑)
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世界を取り戻す 村山由佳/女か猫か 有栖川有栖/
50万の猫と7センチ 阿部智里/双胎の爪 長岡弘樹/
名前がありすぎる カツセマサヒコ/
猫とビデオテープ 嶋津輝/幸せなシモベ 望月麻衣
ねこ ネコ 猫 猫だらけ キャーー!
みんな可愛い奴らですハイ
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猫モチーフのアンソロ。人と猫の繋がりみたいな話で、村山由佳さん、阿部智里さん、望月麻衣さんの作品はああこれは猫経験が非常に豊富な作家さんだなと読んで解るが、別の作家の密室仕立ての話とガールズバーでブチ切れる話は猫を小道具に使い書いてみましただけ感が凄い。表題に近い「猫をわかってる」人選はもっとあったんじゃないだろうか。
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【収録作品】村山由佳「世界を取り戻す」/有栖川有栖「女か猫か」…学生アリスと江神部長/阿部智里「50万の猫と7センチ」/長岡弘樹「双胎の爪」/カツセマサヒコ「名前がありすぎる」/嶋津輝「猫とビデオテープ」/望月麻衣「幸せなシモベ」
猫好きの愛が溢れている短編集。読んでいるとかわいいのはわかる。
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猫はわかってる
私も猫のたいていの事はわかってる
今回読んで私はミステリーは好きじゃないってわかった
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借りた本。自分では絶対選ばなかった本。
でも、村山由佳さん、阿部智里さん、望月麻衣さんの話を読んで、ちょっと猫、おもしろい?と思った。
今まで猫と全く接することがなかったけど、もう少し興味持ってみようかなと思うきっかけにはなったかな。