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商品説明
中年には中年なりの、若者にはまねできない読書がある。ご同輩たちよ、一緒に本を読もうではありませんか−。プロの「本案内人」による読書指南術。51歳からの読書の楽しみ方を、自身の体験を交えて語る。【「TRC MARC」の商品解説】
著者紹介
永江 朗
- 略歴
- 〈永江朗〉1958年北海道生まれ。雑誌『宝島』などの編集・ライターを経て、フリーの著述家。財団法人出版文化産業振興財団で読書アドバイザー講座の監修、専任講師を務める。著書に「本の現場」など。
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紙の本
中高年の読書を応援する本
2016/04/16 09:52
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る
この本の著者略歴を読むと、「財団法人出版文化産業振興財団で読書アドヴァイザーを養成する講座の監修および専任講師を務める」とある。
その講座を受講し、永江さんから講義や添削を受けた人間からすると、永江さんは実にやさしく丁寧に教えて下さった。
一番驚いたのは、一回の歯磨きに30分をかけるということであったが、この本の中にも「歯磨き読書のすすめ」として推奨? している。
歯磨きだけでなく、この本では少々傷んできた身体に関しての記述もある。
それが目。
タイトルのとおり「51歳」ともなれば誰しも老眼となる。永江さんの場合、加えて飛蚊症、白内障と目の老化に襲われて、たどり着いたところが「電子書籍は中高年の味方だ」。
永江さんは最近の読書傾向からけっして若い人だけの読書離れを危惧しているのではなく、中高年の読書離れを気にされている。
読書というのはこの本のとおり「51歳から」が(も)面白いのだが、やはり肉体的な衰え、特に目の負担が大きいのではないかと推測している。
こういう時、文字の大きさを変えられる電子書籍が役に立つのだという。
さにあらんや。
その流れでいえば、「本を持ち歩く」という項目でも電子書籍が携帯にいいということも書いている。
しかし、それよりももっといいのは「分冊化」ではなかろうか。
この本では永江朗流「分冊化」のススメもちゃんと伝授されている。
年をとれば、「本を持ち歩く」といっても大変なのだ。
若い読者には理解されないかもしれないが、還暦を過ぎた私にはわかる。
永江さんは1958年生まれ。還暦にはまだ少しあるが、中年になってから「いろんなことが楽になった」という。
その一つが読書だ。
「見栄や義務感でする読書」をやめて、「読みたいものを読んで、自由に感想をもち、ときには意見を述べる」。それがいいという。
もう少し引用を続けると、「中年には中年なりの、若者にはまねできない読書がある。ご同輩たちよ、一緒に本を読もうではありませんか。」となる。
その問いかけに、「はい」と応えたい。
紙の本
ついに漱石越え
2022/04/04 13:49
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
作者は「夏目漱石を超えた」と語る、何が超えたのか、というと年齢のことだ、漱石氏は49歳で鬼籍に入られた、私も実は漱石を超えてしまっている、まさか私が漱石氏を超えるなんてと、私も思った
紙の本
おしゃれな方ですね
2016/06/28 18:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:飛行白秋男 - この投稿者のレビュー一覧を見る
装丁も素敵だし、他の本の紹介本よりも、わかりやすいし、作者の持ち物や行動もおしゃれだし、楽しく読ませていただきました。
テレビは捨てられないかもしれませんが、
悲しい本は読まなくていい には 背中を押されました。
紙の本
読書の楽しみは、続く。
2016/05/14 07:04
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投稿者:ましろ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今はまだ先のこと。けれど確かに時は流れ、やがて私もその年齢になるのだろう。文豪と言われる作家たちの亡くなった年齢をこえる日が来る。環境も、身も心も、読書スタイルも、趣味趣向も、主観も今とは変わってゆく。自分が意識せずとも変化するそれらのことを踏まえたエッセイは、中年を過ぎてからの読書の楽しみを軽快に、朗らかに語る。限られた時間や環境の中で、これから何を読んでゆくか、そのすべ、そこにある心持ちは、長く本と共に過ごしてきた人ならではの視点だ。中年を過ぎて熱心に読書を始めた父のことがよぎりながら頁を捲った。
紙の本
読書術
2019/04/26 22:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:きりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読書術に「ほんとう」もなにもないような気がするのですが、まあ、中高年ならではの読み方といったところでしょうか。味わい深く読みたい年頃かな。