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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2021/10/25
  • 出版社: ミシマ社
  • サイズ:19cm/178p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-909394-59-0

紙の本

思いがけず利他

著者 中島 岳志 (著)

利他的になることは簡単ではないが、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が「利他」には含まれている。「思いがけなさ」をキーワードに、様々な場...

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思いがけず利他

税込 1,760 16pt

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商品説明

利他的になることは簡単ではないが、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が「利他」には含まれている。「思いがけなさ」をキーワードに、様々な場面にあらわれる利他を考察する。【「TRC MARC」の商品解説】

It’s automatic(イッツ オートマティック)!?
誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に、未来からやってくる。

東京工業大学で「利他プロジェクト」を立ち上げ、『利他とは何か』『料理と利他』などで刺激的な議論を展開する筆者、待望の単著!
今、「他者と共にあること」を問うすべての人へ。

自己責任論も、「共感」一辺倒も、さようなら。
**
偽善、負債、支配、利己性……。利他的になることは、そう簡単ではありません。
しかし、自己責任論が蔓延し、人間を生産性によって価値づける社会を打破する契機が、「利他」には含まれていることも確かです。——「はじめに」より


本書は、「利他」の困難と可能性を考える。手がかりとなるのは、居心地の悪いケアの場面、古典落語の不可解な筋書き、「証明できない」数学者の直観、「自然に沿う」職人仕事の境地、九鬼周造が追求した「私は私ではなかったかもしれない」という偶然性の哲学……など。
「利他の主体はどこまでも、受け手の側にあるということです。この意味において、私たちは利他的なことを行うことができません」 「利他的になるためは、器のような存在になり、与格的主体を取り戻すことが必要」 ——本文より

意思や利害計算や合理性の「そと」で、
私を動かし、喜びを循環させ、人と人とをつなぐものとは?【商品解説】

目次

  • はじめに
  • 第一章 業の力——It’s automatic
  • 第二章 やって来る——与格の構造
  • 第三章 受け取ること
  • 第四章 偶然と運命
  • おわりに

著者紹介

中島 岳志

略歴
〈中島岳志〉1975年大阪生まれ。京都大学大学院博士課程修了。東京工業大学リベラルアーツ研究教育院教授。「中村屋のボース」で大佛次郎論壇賞、アジア・太平洋賞大賞受賞。

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みんなのレビュー91件

みんなの評価4.2

評価内訳

紙の本

利他のアイデアに満ち溢れた新しい利他論

2022/05/15 09:38

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

特に「受け手」の視点に立ち、受け取ることが「与え手」である相手を利他の主体へと押し上げる、意図を超えたものとして、利他を相互的な立場や偶然性から捉え返す議論に興奮。私たちは、与えることによって利他を生み出すのではなく、受け取ることで利他を生み出します。そして、利他となる種は既に過去に発信されています。私たちは、そのことに気づいていません。みんが正義や義勇心に満ち溢れた存在ではありません。当然、家族もあれば生活もある。討ち入りをして、自分が死んでしまったら、家族を養っていくことができない。自分勝手に自分の想いを果たせばいいというものでもない。

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紙の本

利他の正体とその本質。

2022/01/21 01:32

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゲイリーゲイリー - この投稿者のレビュー一覧を見る

利他的行為は時として、意識高い系や偽善者と揶揄される。
例えば、企業が取り組むSDGsや被災地へのボランティア活動。
これらに胡散臭さを感じた経験はないだろうか。
その胡散臭さの正体とは、利他的行為から透けて見えた利己的な動機に他ならない。
では、本当の利他的行為とは、利他とは一体何なのかに迫ったのが本書である。

本書のユニークな点は、ジャンルに縛られることなくありとあらゆる物事や事例から、利他の正体を炙り出そうとするところだ。
落語の「文七元結」やインドの天才数学者・ラマヌジャン、ヒンディー語やのど自慢など何の関係性もないそれらから、利他の核となる部分を導き出していく。

本書を読んでいて強く思ったのが、現代社会がいかに利他と対極をなしてしまっているのかということだ。
情報が氾濫する社会に生きる私たちは、効率性と合理性を重視し、他社と比較しいかに賢く最短距離で物事を成し遂げるかに憑りつかれている。
すぐに結果が出ないと怒りや不安に襲われ、結果が出れば全て自力で成し得たと豪語する。
その根底にあるのは自力で何でもできる、全てを理解できるという傲慢さ。
全ての物事は必然で、何が襲い掛かろうとそれは全て自己責任であるという風に世界を捉えているのだ。

しかし著者はそういった自己主体性や必然性とは正反対の偶然性こそが、他者への寛容と共感へと繋がると述べる。
私が私であるということの偶然性。私が何かを成した遂げたという偶発性。
今この瞬間の出来事は全て偶然に過ぎないという認識。
つまりこの一瞬一瞬全てが偶然生じた奇跡であるという捉え方ことが重要なのだと。

本書は、頭でっかちになり過ぎた私たちにとって自らを見つめ直すきっかけを与えてくれる。
如何に私たちが傲慢で利己的であったかを痛感させられるだろう。

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紙の本

利他の真髄を気づかせてくれる本

2023/09/09 19:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:S.O - この投稿者のレビュー一覧を見る

たくさんの事例や理論,著名な方の書物の紹介とかもあり,難しそうだけど納得しながら読める本でした。
「利他は与えることによって生み出すのではなく,相手が受け取った時に発生する」「それを受け取った相手の行為や言葉で受け取ることによって気づく」,結局,自分自身が受け手として与えられるもの,未来になってやってくるものであること。とてもいい発見をしました。
落語「文七元結」の話が頭に残り,利他のことを記憶に留めることができそうです。

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紙の本

思考のメモ的な内容。居酒屋で会話すれば充実感はあるが本としては物足りない。

2023/06/02 11:52

1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:flowerofzabon - この投稿者のレビュー一覧を見る

談志の落語論、親鸞、土井善晴、民藝、仏教とボランティア、こんな夜更けにバナナかよ、サンデル、認知症患者にまつわるケアや考察、贈与論、企業の社会貢献、アタリの「合理的な利他」、ポトラッチ、NHKのど自慢(今ではカラオケ化に改悪で本書で触れられているような光景は今では見られず)、自己責任、九鬼『偶然性の問題』、若松英輔、国立博物館にみる「ナショナルヒストリー」とは。
本書に含まれるこうした話題は、たまたまなのかもしれないが、そんなに勉強家とも全くいえない私でも親しんでいる話題で、それこそ会食で交わされる当たり障りのないトピックかつ考察の深さというか浅さ。マウントを取りたいわけではない。またエピソードが後半になるにつれて自分絡みの物が多くなるのもなんだか本というより会話的。
私が本書で初めて知り興味を惹かれたのはヒンディー語の文法の与格について。北大の教員だった筆者が北海道弁についても同様のニュアンスを持つ助詞があることに触れないのは何故?という点も合わせて気になった。
また利他は受け取られた時に発動する、というのはともかく、感謝を表明された時の、結果的に利他行動をすることになり思いもかけず感謝された行為者の感情に興味があるのだが、それについては一切の言及はない。
ということで、本書は残念ながら私にとっては示唆に富むとか、刺激的とかではなく、ま、短時間で読めるので損はしてないが、という程度の本だった。それにしても最近のミシマ社、中島岳志関係の本、安易に出し過ぎじゃないか?

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2021/10/22 18:45

投稿元:ブクログ

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2022/08/24 13:59

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2021/11/01 22:41

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2021/11/01 01:10

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2021/12/12 13:41

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2021/11/04 16:52

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2021/12/11 11:00

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2021/12/11 16:11

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2021/12/19 17:29

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2022/01/23 00:47

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2022/01/20 18:44

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