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商品説明
幸せな新婚生活をおくっていた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。原因不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、今は亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのか?愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか…。第22回日本ホラー小説大賞大賞受賞作。【「BOOK」データベースの商品解説】
【日本ホラー小説大賞大賞(第22回)】それが来たら、絶対に答えたり、入れたらあかんて−。田原秀樹のもとに来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘の名前だった…。怪談・都市伝説・民俗学など、様々な要素を孕んだホラー。【「TRC MARC」の商品解説】
幸せな新婚生活を営んでいた田原秀樹の会社に、とある来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘・知紗の名前であった。正体不明の噛み傷を負った後輩は、入院先で憔悴してゆく。その後も秀樹の周囲に不審な電話やメールが届く。一連の怪異は、亡き祖父が恐れていた“ぼぎわん”という化け物の仕業なのだろうか? 愛する家族を守るため秀樹は伝手をたどり、比嘉真琴という女性霊媒師に出会う。真琴は田原家に通いはじめるが、迫り来る存在が極めて凶暴なものだと知る。はたして“ぼぎわん”の魔の手から、逃れることはできるのか……。怪談・都市伝説・民俗学――さまざまな要素を孕んだノンストップ・ホラー!
最終選考委員のみならず、予備選考委員もふくむすべての選考員が賞賛した第22回日本ホラー小説大賞〈大賞〉受賞作。
【商品解説】
それが来たら、絶対に答えたり、入れたらあかんて――。幸せな新婚生活をおくる秀樹のもとに来訪者があった。取り次いだ後輩の伝言に戦慄する。それは生誕を目前にした娘の名前だった。日本ホラー小説大賞受賞作!【本の内容】
著者紹介
澤村 伊智
- 略歴
- 〈澤村伊智〉1979年大阪府生まれ。「ぼぎわんが、来る」で第22回日本ホラー小説大賞大賞を受賞。
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紙の本
ハイブリッド系ホラー
2015/10/29 00:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オオバロニア - この投稿者のレビュー一覧を見る
そこそこボリュームがありましたが、ノンストップホラーの売り文句に偽りはなく3時間程度で読み終わりました。とても面白かったし、映像化が期待できる作品でした。怪異と民俗学のハイブリッド作品であるという点と、「ぼぎわん」の描き方が秀逸であるという点が評価されたと思います。
ホラー作品は、「黒い家」のように「結局怖いのは人間である」というテーマに落ち着く作品と、「リング」シリーズのように不条理な怪異を扱った作品に大別されますが、両者を織り交ぜている所に筆者の巧さを感じました。歪んだ育児理論を振りかざす主人公の描写でリアリティを演出しつつ、民俗学の情報で薄ら寒さを肉付けしている点は単なるホラー作品と一線を画していると思います。また、選考委員の選評にもあったようにぼぎわんの描き方も絶妙でした。
あえて読者に全体像を掴ませず、ぼぎわんのイメージを小出しにする演出も効果的です。
「ぼぎわんは昔からあなたを見ています」
「ぼぎわんは喋ります」
「ぼぎわんは咬みちぎります」
「ぼぎわんはあなたの背後にいます」
…と忍び寄るぼぎわんが非常に怖いです。
結末はあっさりしているな、と思わせておいて最後のワンシーンがちくりと刺さります。最後まで巧いなと感心しました。良い意味で非常に気持ち悪い作品でした。
電子書籍
ぼぎわんが、来る
2017/01/16 18:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ゆきまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
だけじゃ怖さが伝わりにくいので大まかにどんな奴なのか…ベランダの柵を灰色の大きな指の長い手が二本掴んでいる。
そして、二本の手の間から髪の毛の長い顔が……
助けてくれる人が次々と目の前で…
外を見ると口を血で真っ赤に染めた女らしきものが……
そしてどこまでも追いかけてくる。
ただの妖怪+霊+女=ぼぎわんみたいなそんな感じです。
妖怪と聞くとゲゲゲの鬼太郎に出てくるような奴を思い浮かべますが、そんなのとはちがい怖いで~す。
最初から最後まで面白いで~す。
自分的には恐怖はとてもよかったけどもう少しグロさも欲しいで~す。
それでも、購入してとてもよかったです。
夫婦の意思疏通の難しさ痛感いたしました。
紙の本
語り手の変化の妙
2016/11/13 22:07
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たっきい - この投稿者のレビュー一覧を見る
ホラーとして純粋に面白かったのですが、章が変わるごとに、語り手を変え、登場人物の印象をがらりと変えるという描写はすごいやんと思いました。第2章の出だしの主人公なんか、最初これ誰やと、思いましたが、読むうちにそういうことかと納得。また、ラストも迫力があり、宮部さん、綾辻さんが、絶賛するのも納得っ!ずうのめ人形も良かったので、以降もウォッチしていきたい作家がまた一人増えました!
紙の本
自分はちゃんと女房を理解して愛せているだろうか?
2016/01/18 17:23
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:sin - この投稿者のレビュー一覧を見る
前半、テンポは良いし怖さは十分に醸し出されてはいるが軽いという感じがぬぐえなかった。しかし、二部でその印象が覆った。怖さの質がえたいの知れない妖物の脅威から夫婦の心のすれ違いというありきたりだが、だからこそ感じとれる怖さへと変化したあたりに、またその事実が怪異に力を与えてしまった設定になるほどと府に落ちる感じがした。こうなったら最後の対決はおまけである。さて、自分はちゃんと女房を理解して愛せているだろうか?
紙の本
ぼぎわんも怖いが
2017/02/20 16:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
夫婦間の温度差も怖い。旦那が考えてもいないような妻の苛立ちがこの作品にリアリティを与えている。中盤までは怖かったが最後はよくある退魔ものになってしまって残念。
紙の本
読み易い。
2016/12/17 15:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぷわち - この投稿者のレビュー一覧を見る
文体も読み易く、ストーリーの組み立て方もすごく上手いと思います。
初見の作家さんでしたが、楽しんで読めました。
冒頭の章と、その部分の後への繋げ方、そしてどんでん返し。
そう来るか、とゾクッとしました。
ぼぎわん、怖いです。
読み進めるほど、表紙に描かれたぼぎわんが怖くなってくる。
書店でカバーつけてもらって良かった(笑)。
家族の隙間を狙って、そして呪いに呼ばれてやって来る存在。
でも、その双方がなくても、名前を知られてしまうと目をつけられてヤバいのかな?
ただ、他の方のレビューにもあるように、ラストのぼぎわんとの対決シーンが、途中からラノベっぽいというか、琴子が無敵過ぎるというか。
あのくらい強くないと、ぼぎわんは倒せないのかもしれませんが・・・。
それと個人的にあまり好きでなかったのは、ラストのラスト。
琴子が「そんなに簡単に解決するものではない」と言っていますので、もちろん全部解決したとは思っていませんが。
小さな女の子が寝言で意味不明な事を呟くんですね。
それはぼぎわんの言葉。
つまり、ぼぎわんはまだ全然近くにいて、何も解決していないという伏線。
ホラー小説にものすごくよくあるパターンですよね、これ。
ラストのラストで、子どもの寝言や描いた絵、見つめる方向などから、問題が未解決であることを匂わせる。
あまり好きではありません。
もうここまでありがちな終わり方なら、いっそ「はい、解決しました!めでたしめでたし!次はどんな怪異が起こるのかな?」くらいの方が潔いですね。
とはいえ、ストーリー全体としてはとても怖く、楽しめました。
読んで損はない作品だと思います。
紙の本
主人公
2018/10/06 17:18
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぽぽ - この投稿者のレビュー一覧を見る
最初は主人公を間違えて読んでいて、あっ、主人公この人だったんだとういう内容とは別の驚きを中盤で感じました。