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- カテゴリ:一般
- 発売日:2019/11/26
- 出版社: 集英社
- サイズ:19cm/253p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-08-788025-0
紙の本
着物憑き
著者 加門七海 (著)
私が引き寄せられるのは、古いものばかり。物も着物も、幽霊も――。日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、豊富な心霊体験を持ち、様々な分野で活躍する作家・加門七海氏。...
着物憑き
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商品説明
私が引き寄せられるのは、古いものばかり。物も着物も、幽霊も――。
日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、豊富な心霊体験を持ち、様々な分野で活躍する作家・加門七海氏。
日常的に着物やアンティークを身につける本人の実体験や見聞きした逸話の数々……着物をめぐる怪しくも深遠な世界が綴られる十一章。
以下、章題。
「帯留」戦火を逃れた鮎の帯留。見た瞬間、自分のものならぬ言葉が――。
「振袖」実家の箪笥を開けると、祖母の形見だという着物が見つかり――。
「古着」市松人形のために手に入れた着物。夜、袖から白い女の手が――。
「足袋」近所の路地沿いある、廃工場の駐車場。奥の闇に見えたのは――。
「衣擦れ」眠りに入りしばらく経った頃。衣擦れの音に目が覚めて――。
「糸」その姿を見た前後から、急速にアンティーク着物に気持ちが傾き――。
「東と西」生地も染めも見事な着物なのに、誰もが試着後に首を傾げ――。
「帯」最初から“体を巻くもの”として存在する帯。そのため蛇と化し――。
「帷子」京都帷子ノ辻。空き地の木の枝に下がっていたのは――。
「薄物」友人の祖母の遺品。美しい振袖がいつの間にか見当たらなくなり――。
「文様」時を超え伝えられる数々の文様。それぞれに意味が込められ――。
【本の内容】
著者紹介
加門七海
- 略歴
- 〈加門七海〉東京都生まれ。多摩美術大学大学院修了。美術館の学芸員を経て、「人丸調伏令」で小説家デビュー。他の著書に「たてもの怪談」「目囊」など。
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電子書籍
着物を着ながら語るいわく話
2021/12/18 01:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KeiM - この投稿者のレビュー一覧を見る
工藤美代子氏の「怖い顔」で着物にまつわる怖い話を読んで、続けて読んだのがこの加門七海氏の「着物憑き」
実際に着物を着る肌触りを感じさせながら語るので怖い話はどんどん肌に感じられる。
華やかな小紋模様も染色の話も、この人が語るとどうして怖い方に持って行かれてしまうのだろう。
けれど紐の話や帯の話、いろんなことが学べました。
著者の友人の一族に起こった着物騒動の話は印象的。
50才を過ぎた三人姉妹の縁談が次々にまとまり嫁いだという。
やっぱり、障りって、あるのかな。
紙の本
着物は難しい
2022/11/06 15:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
着物と和装小物にまつわるエピソードが収められています。
加門さんがネットで購入した男物の絣。
その中に縫い込まれた白髪…じんわり怖い。
古い着物を扱う店に持ち込まれた上質の着物
東西の着付けの違いからか、なかなか売れない話。
まるで着物が買われるのを嫌がっているよう。
格式のある家から出た着物は気位が高いということか。
つくづく着物は難しい。
この本の中で一番印象に残ったのは血縁でもないのに勝手に形見の振り袖を持ち出した人の話。
着物に言霊が撚り合わされれば立派な呪いになる。
これは恐ろしい。