- 販売開始日: 2020/01/31
- 出版社: 集英社
- レーベル: 集英社ノンフィクション
- ISBN:978-4-08-788025-0
着物憑き
著者 加門七海
着物は選ぶものではない。着物が人を選ぶのだ。糸に布に織りに――。入り組んだ情念を身にまとうとき、怪しい気配が立ちのぼる。日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、豊富...
着物憑き
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商品説明
着物は選ぶものではない。着物が人を選ぶのだ。糸に布に織りに――。入り組んだ情念を身にまとうとき、怪しい気配が立ちのぼる。日本古来の呪術・風水・民俗学などに造詣が深く、豊富な心霊体験を持ち、様々な分野で活躍する作家・加門七海氏。日常的に着物やアンティークを身につける本人の実体験や見聞きした逸話の数々……着物をめぐる怪しくも深遠な世界が綴られる十一章。
目次
- 帯留/振袖/古着/足袋/衣擦れ/糸/東と西/帯/帷子/薄物/文様
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着物を着ながら語るいわく話
2021/12/18 01:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:KeiM - この投稿者のレビュー一覧を見る
工藤美代子氏の「怖い顔」で着物にまつわる怖い話を読んで、続けて読んだのがこの加門七海氏の「着物憑き」
実際に着物を着る肌触りを感じさせながら語るので怖い話はどんどん肌に感じられる。
華やかな小紋模様も染色の話も、この人が語るとどうして怖い方に持って行かれてしまうのだろう。
けれど紐の話や帯の話、いろんなことが学べました。
著者の友人の一族に起こった着物騒動の話は印象的。
50才を過ぎた三人姉妹の縁談が次々にまとまり嫁いだという。
やっぱり、障りって、あるのかな。
着物は難しい
2022/11/06 15:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
着物と和装小物にまつわるエピソードが収められています。
加門さんがネットで購入した男物の絣。
その中に縫い込まれた白髪…じんわり怖い。
古い着物を扱う店に持ち込まれた上質の着物
東西の着付けの違いからか、なかなか売れない話。
まるで着物が買われるのを嫌がっているよう。
格式のある家から出た着物は気位が高いということか。
つくづく着物は難しい。
この本の中で一番印象に残ったのは血縁でもないのに勝手に形見の振り袖を持ち出した人の話。
着物に言霊が撚り合わされれば立派な呪いになる。
これは恐ろしい。