紙の本
よそのおうちの献立は、いつも気になる
2020/11/27 10:35
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投稿者:amisha - この投稿者のレビュー一覧を見る
こんな素敵な献立日記を毎日つけられる気は全くしないけれど、よその家の献立はとても気になる。手間暇惜しまず、毎日同じ素材でも、調理方法によってこんなにもアレンジできるのかと感心してみたり。食にかける時間は至福であるから、私も真似したい。そして、またいつのひか、いろんな人と食卓を気軽に囲める日が来ることを願ってやまない。
紙の本
沢村貞子の献立日記
2020/10/05 19:52
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投稿者:earosmith - この投稿者のレビュー一覧を見る
沢村貞子の献立日記を、写真で見られる点が素晴らしいです。料理の話は文字だけよりも写真があった方が楽しめて好きです。
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名俳優のレシピ
2017/05/13 04:44
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投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
27年間の献立表から沢村貞子の人となりが浮かんでくる。演技であれ家事であれ、自分の仕事にプライドを持っていることが伝わってくる。
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投稿者:タタ - この投稿者のレビュー一覧を見る
どれも優しい感じがして、美味しそうです。レシピもついているので自分でもぜひ作って食べてみたくなりました。
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沢村貞子さんの名前は知っていたけど、こういう人とは全く知らなかった。衝撃を受けた。読み終わったあと、良かったから人に貸してあげる本もあるけど、この本は絶対貸したくない。
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ステキだったけど、やはり本人による文章で読むほうがいいね。佐島のマンションを葉山て編集で書いてたりね、気になります。
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沢村貞子の献立日記は有名だが、それを踏まえて高橋みどりが料理を再現したり、生前交友のあった方々のエッセイ、そして著書の紹介などがされている。実際献立日記が刊行された頃には私はまだ若く、ぱらぱらとめくってみたその献立は丁寧な日本の家庭の献立だが、とても地味に見えた。しかし今、もう一度この本の中でその献立を見ると沢村貞子の生き方、その人となりが現れている。また現代の家庭では365日毎日、このような簡単に見えて丁寧な、そして家人の好みに配慮しながら、栄養のバランスも考えた献立は貴重なものになってしまったような気がする。
献立、本人のエッセイの抜粋、黒柳徹子を始め交友のあった方々のエッセイを通して終生凛とした生き方を貫いた方だということがわかる。私も特に中年以降はこのような生き方をしたいと思うが、「絶対にできない」と自分の甘さを感じる。
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一人の女性の凛とした生き方。思いやりと丁寧な暮らしが献立日記に垣間みられて、胸の奥が熱くなりました。
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沢村貞子さんというと、ちょっと意地悪でキツイお姑さん、というドラマのイメージが強い名脇役でいらっしゃいましたが、【「女優」と「家庭」のどちらをとるか・・・などと悩んだことはありません。女優はやめることがあっても、暮らしをやめることはないからです。】
とおっしゃるとおり、実に家庭的な方です。
沢村さんは、57歳から84歳まで27年間、1日も欠かさず「献立日記」というものをつけておられました。
それは大学ノートを5段ほどに区切って、日付(天気と気温が書いてあることも)と献立が書いてあるだけですが、
献立に使った材料だとか、誰それからの頂き物だとか、ちょこちょこと書かれていたり、それらを眺めていると、まるで沢村さんの丁寧な暮らしぶりがうかがえるようです。
その中から、フードコーディネーターの高橋みどりさんが、ある日の食卓、というように献立を再現されています。
それは豪華ではないけれど、彩りよく、バランスよく、しみじみ日本の食卓だなぁ、と思わせるものです。
沢村さんのご主人は、新聞記者だった大橋恭彦さん、熱愛の末一緒になられた、その時から沢村さんは献立日記をつけられているのだろうと思います。
家族のおいしそうな顔、家族の健康を気遣いながら、主婦はそういう張り合いを持って、日々食事作りをしていると思いますから。
献立日記は、ある年の11月の朝食で途切れています。
多分、ご主人がもう普通の食事がとれなくなったんだと思います。
こういう暮らし方をされる沢村さんですから、自分ひとりになっても、食事を抜いたり、出来合のものですましたりそんなことはされなかったと思うのですが、やはり張り合いというものを無くされたんだと思います。
「女は泣いてちゃいけないよ、おまんまの支度ができないからね」こう言って小さい頃からお母さんに台所仕事を仕込まれたといいます。このお母さんもえらいなぁ。
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メインでこの本を作った高橋みどりさんの書いた部分はとてもニュートラルな感じで(きっとそれを"ナチュラル"と言うのだろうけど)あまりインパクトはない。けど、沢村さんの知己ではないのだから当然といえば当然か。そういう意味では、沢村さんを「母さん」と慕ったという黒柳徹子さんの冒頭のエッセイがこの本の白眉であると思う。沢村さん・黒柳さん両者の人となりがよくわかる素晴らしい数ページだった。
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『第三者から見た沢村貞子』を紹介する本。
黒柳徹子さんの沢村貞子さんに寄せる思いに、古い民芸カレンダーに包まれた献立日記がずらり勢ぞろいしている様に、心打たれました。
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1996年に87歳で亡くなった気骨ある名脇役・沢村貞子さん。プライベートでは夫君・大橋恭彦さんとの夫唱婦随ぶりも知られたものだったという。「仕事3割、だんなさまと家のこと7割」と言ったくらい、大橋さんとの日々の暮らしを大事にしていた沢村さんは、毎日の献立の記録を27年間にわたり、36冊のノートに記していた。その記録から食卓を再現しつつ、沢村さんのエッセイを織り交ぜたもの。料理屋で食べるようなものではない、でもそこはかとなく粋だし、それでいて気ままに和洋折衷もしてしまう食卓の記録は、書かれた文字を見ているだけでもおいしそうな気がしてくる。
だけど、それが半分強しかないってどういうことだ?
著書の紹介などに贅沢に(ムダに)ページをとっていたりして、雰囲気はいいのにどうも粗製濫造な感じが漂う。27年にわたる献立の記録という宝を100ページにも満たない本にまとめてしまうのはちょっと乱暴すぎやしないだろうか。そうそうたる面々が著者に連なっているけど、エッセイを1編寄せているだけ。しかも本書が初出でないものもある。このあたりも、看板に偽りありな感じがしてしまうなあ。亡くなった人を利用したあげく、汚すような本はやめていただきたい。
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「お弁当アンソロジー」の中に出てきた沢村貞子さんのエッセイが非常に印象深く、この本を手に取った。
沢村貞子さんの名前はもちろん聞いたことがある。
が、現役時代の女優の姿は記憶にない。
そうですよね、黒柳徹子さんがお母さんと慕うほどですものね・・・。
その黒柳さんの冒頭のエッセイを読むだけで、沢村さんの人となりが伝わってくる。
素敵な人だったんだろうな。
これだけの名女優として名をはせながらも仕事は30%、家が70%だという。
うーん、すごい。
そして毎日毎日ほとんど欠かさずにご飯をつくる。
愛する夫の為に。
美味しいとも、まずいとも言わず黙々と食べる夫。
そんな夫にぴたーっと寄り添う妻。
ああ、これが明治の女なんだろうか。
もはや昭和でもない!?
沢村さんの手書きの献立とご本人と友人たちのエッセイ、そこに加えられるフードスタイリスト高橋みどりさんの再現する滋味あふれる料理の数々。
じんわりと五臓六腑に沁みわたるような、いい気分になった。
ごちそうさま。
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沢村さんが、きちんと丁寧に、
しっかりと暮らしていらっしゃったということがよく分かる本でした。
献立を覗かせてもらうといういうことは、
その人の暮らしが透けて見えることのような気がしました。
そして、また、献立ノートの装丁のおしゃれなこと!
旦那様への愛情も存分に感じられて、暮らし方のひとつおお手本のように感じました。
「女優をやめることはあっても、暮らしをやめることはない」
ひとつの考え方の指針になりそう。
まだまだ料理の腕は半人前ですが、私も献立ノートを作りたくなりました。
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女優・沢村貞子がつけていた「献立日記」を基にした本。献立日記を追いながら、実際にある日の献立を再現、レシピを紹介している。
また、縁のある人々が沢村さんにまつわるエッセイを寄せている。