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紙の本
悪さをしない子は悪人になります (新潮新書)
著者 廣井 亮一 (著)
家庭裁判所調査官として非行少年を更生に導いてきた著者が、子どもの「悪」と非行・犯罪との関係について事例を交え解説。非行の予兆を示したり非行化した場合の対応や解決方法につい...
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商品説明
家庭裁判所調査官として非行少年を更生に導いてきた著者が、子どもの「悪」と非行・犯罪との関係について事例を交え解説。非行の予兆を示したり非行化した場合の対応や解決方法についても具体的に説明する。【「TRC MARC」の商品解説】
「悪」は排除するべきものではない。悪と善は相対的なものに過ぎない。大事なのは、総体としての生身の人間の中に「悪」を正しく位置づけることだ。罪を犯し、非行に走った少年であっても、「悪」を正しくその子の中に位置づけてやれば、それは人生をプラスの方向に導くためのエネルギーともなるのだ──。家庭裁判所調査官として、数百人の非行少年を更生に導いてきた著者が説く「悪理学」。【商品解説】
著者紹介
廣井 亮一
- 略歴
- 〈廣井亮一〉新潟県生まれ。新潟大学人文学部卒業。家庭裁判所調査官を務める。立命館大学特任教授。専門は司法臨床。放送大学ラジオ講座「司法・犯罪心理学」担当。臨床心理士、博士(学術)。
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紙の本
決めつけないこと
2023/03/18 13:05
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:チェリまほっこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
犯罪を重ねる少年少女に対するアプローチの深さがわかる。
司法・臨床両方からの視点が重要とわかったし、住まいの間取りから犯罪に至るまでの背景推定するところにはうなった。未然に防ぐ関わりにもつながると考えた。
紙の本
大人の都合の悪い結果
2023/02/26 10:37
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴー - この投稿者のレビュー一覧を見る
家庭裁判所の元調査官の方が書かれた説得力のある本です。子どもの自然な成長を大人の都合で妨げるとどんな結果になるか。たくさんの大人に読んでほしい本です。
紙の本
家庭裁判所経験者からの、非行少年を更生に導く方法とは。
2023/03/02 09:38
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:おじゃもんくん - この投稿者のレビュー一覧を見る
元家庭裁判所調査員による、経験と実践に基づく本。
珍しいなぁ〜と、思い手に取りパラパラめくり購入。
「悪さをしない子は、悪人になります」と言う表題が示す内容でした。
事例を色々取り混ぜながら、子供たちの年齢による非行の問題。
必ず家族が関係しているので、本人と共に家族も巻き込んで対応する大切さ。
また、小学生・中学生・高校生になると。
本人・家族にプラスして、学校との連携が欠かせない事。
学校側は、家庭裁判所が介入するとソチラ任せになる事が多くなるが。
地域社会への復帰には、学校側の対応が欠かせず。
学校側が手を離すと、転校等の事態になり。
当人と、学校側・地域との再構築は難しい点等々。
違う視点からの目線は、自分の考察範囲が広がるヒントになると思いました。
筆者は、子供にとって「善」と「悪」は反対のものでは無くて。
自身のフィールドの一つと考え、このバランスが崩れた時に「非行」が起こると定義されていて。
初期段階は、家族の協力で家族治療を行い。
どうしても立ち行かなくなると、「法」と「臨床」での司法臨床を。
学校側と協力しての、関係機関のアプローチの大切さ。
最終的には、「権威」と「権力」で治す、アンコモン・アプローチについて解説。
ラストの「おわりに」が、全てをまとめて統括されていました。
司法からの目線の本、面白かったですね。