きまぐれな夜食カフェ　マカン・マラン　みたび

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うーん、良かったのだけど一話目の話が重く、そのイメージが覆らないまま終わってしまった気がして残念。
いや、良いんだよ、相変わらず。
シャールさんも素敵だし、出てくる料理は美味しそうだし。
でもシャールさんの言葉をとても待ってた私には物足りなかったかなぁ。、

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不安や苦しみが柔らかくなったとき、わたしの心も解放されたようでその読後感に癒される。
いつもながらそれぞれのタイトルもステキ。

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タイトルの通り、マカン・マラン、みたび。

マカン・マランの常連さんたちが、シャールの料理に力を得て、それぞれの人生を歩んでいる様子。
また、そのまわりで出会う人たちも、マカン・マランに引き寄せられ、変わってゆく。


いつも、シャールの言葉は、なんて柔らかくて、強いんだろう。
「この世に本当に魔法があるとしたら、それはきっと、自分自身にしか起こせないものよ」
「素顔を見せたくないなら、無理して見せる必要なんてないわ」
「大事なのは、先のことをあれこれ気にかけるより、今をできる限り上機嫌に過ごすことなんじゃないかしら」

人の羨む多くのものに恵まれながら、病を得てから、シャールの越えてきたものは少なくない。
それこそ、上機嫌にのびのびと生きているように見える彼には、その心の裡に、どれほどの苦しみ、哀しさを抱えていることか。

たしかに、保存食作りは頭をリセットするのにはいい。
でも、なかなか時間が見つからない時に、苺シロップのように簡単なレシピもいいね。

よし、今日から上機嫌に過ごすぞ！

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自分だけが不幸だと思い込み自分が不幸な分
世の中に悪意をぶつけるディスりの女王。
自分の求めていたものを見失い味覚まで
失ったと思い込む若き料理人。何事もそつなく
こなしてきた仮面夫婦の奥様の離婚式。
自分の年齢からこれからのことを考え
終活を意識しだした比佐子さん。

個人的には、燿子の好きだった人はあの人
だと思ってたのに「ものすごく好きな人が
いたのに、告白する前に、その人はほかの
女性と一緒になってしまったんです。」と
いうセリフにあれっあの人じゃなかったんだ
と思いながら読み進めるとこのセリフの
深い意味が分かる展開におぉと思いながら
お互いの大人の気遣いをしている
ところがよかったかな。あとは年齢から
今後の自分の将来を悲観的に考えて
しまっている比佐子さんにシャールが
先のことをあれこれ気にかけるより、
今をできる限り上機嫌に過ごすことが大事
じゃないかという言葉にハッとしました。
「今を上機嫌に過ごす」なんかいい言葉で
すよね。作中に出てくる食べ物も
美味しそうだけどこういった感じで出てくる
言葉もほんのり心を温めてくれるので読んだ
後すごくほっこりとした気分になりました。

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1話目？を読みましたが、食べ物の描写が少なく、そこに至るまでの話との関連が不自然に思えて、あまり好みではありませんでした…。

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1話
コールセンターで働く女性
いじめ、ネットクイーン
妬みのシロップ
2話
料理人
小さい頃から天才と言われいざ修行に出るも店をやめ新進気鋭の料理もできず味がわからなくなる
料理人
最後にうるっときた
3話
専業主
シャールさんの初めてのお客様で、会社の後輩結婚式のドレス頼み離婚式のドレスも頼む
インドのアーユルヴェーダの料理
最後に涙が流れた
4話
比佐子さんの終活ノート

読み終わって、やっぱりお腹が減った。
温かいスープを読みながら作って、読み終えて食べた。

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またシャールさんに会うことができて幸せでした。
今回は、シャールさんの心の闇も覗けた気がする。
ネットやSNS上でのクレーマー、離婚する女性など様々な人がシャールさんの元に訪れ、前を向いて歩こうとする。比奈子さん目線のものもあり、良かった。
シャールさん、粋なことをするなあと思う。
救われなかった、辛かった相手の気持ちも救われたのではないだろうか。

色んな人が常連になり、様々な結び付きが生まれていくのも読んでいて楽しい。
シャールさんにまた会えることを期待。
どのお料理もおいしそう。食べていたいし、マカン・マランの常連になりたい。

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大好きなシリーズの続編が読めるのは本当に幸せ。

今回もまた素敵なシャールさん達に出会えて嬉しかった。

このシリーズを読むと食生活、もう少し気を付けなきゃと改めて思わされる。

またいつかシャールさん達に会えますように。

2018.1.9 読了

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今回もシャールさんに癒やされる。病を持ったことで言葉に深みが出てる気がする。困った人も出てくるけど、何とか軌道修正していけるようで一安心。コールセンターってきつそう…隣の部署がそうだったことあるけど、殺伐としてたもの。身勝手な夫なのに自分を責めてみたり…。でも、分かる気がする。諦めて、そこだけを得るのは楽だもの。うちも今迷走してるから余計に刺さります。隣にシャールさん来ないかな。私もいずれ自分の人生を振り返る時が来るのだろうな。その時何を思うんだろう。今は、とにかく今を上機嫌で生きていたいなぁ。願わくば。