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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/02/09
- 出版社: 中央公論新社
- サイズ:20cm/228p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-12-005498-3
読割 50
紙の本
『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン
同時代のカワバタ、ミシマの話、日本文学者であることの悩み、戦後日本の社会時評、美味しい魚料理の店の紹介…。ドナルド・キーンが1955年から87年にかけて『ニューヨーク・タ...
『ニューヨーク・タイムズ』のドナルド・キーン
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商品説明
同時代のカワバタ、ミシマの話、日本文学者であることの悩み、戦後日本の社会時評、美味しい魚料理の店の紹介…。ドナルド・キーンが1955年から87年にかけて『ニューヨーク・タイムズ』に寄稿したエッセイ27本を翻訳。【「TRC MARC」の商品解説】
知らなかった「キーンさん」がここにいる! 同時代のカワバタ、ミシマの話から「超大国日本論」、そして美味しい料理屋の紹介まで、本邦初訳の27編。これらは、ドナルド・キーンという類い希な日本文学者が、アメリカの読者に向かって日本をどう紹介したかを示すとともに、アメリカがどんな時に日本について知りたいと思ったか、日本文化を理解しようとしたかを示す、もう一つの戦後日米文化史でもある。【商品解説】
著者紹介
ドナルド・キーン
- 略歴
- 〈ドナルド・キーン〉1922〜2019年。ニューヨーク生まれ。コロンビア大学卒。同大学名誉教授。文化功労者。菊池寛賞など受賞。文化勲章受章。日本国籍を取得。著書に「日本人の西洋発見」など。
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紙の本
近松は日本のシェイクスピアではなくて日本のジェイムズ・ジョイス
2022/07/02 22:22
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投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
彼はアメリカの日本文学者としてあまりにも著名だ。ここまで日本文学だけでなく日本について造詣の深い人は二度と」登場しないだろう、2019年に逝去された。面白かったのは、彼が近松門左衛門のことを「日本のシェイクスピアと呼ばれることことがあるが、わたしに言わせれば日本のジェイムズ・ジョイスと呼んだ方が適切である」と言っているところ、彼の作品に登場する貝殻とか絹や紙の様々な型とか、寺の名前とか、関連する物が列挙されていて、それぞれが数十もの語呂合わせ、言葉遊びになっているからというのだ、まさに「日本のユリシーズ」だ。しかし、まってほしい、近松はジョイスより200年以上前に生まれている人なのだ。正確にはジェイムズ・ジョイスは「英国の近松」なのだ。ともかく、近松の作品を面白く英訳する人がいるということが信じられない話だ