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物語 チベットの歴史 天空の仏教国の1400年
著者 石濱裕美子 著
古代に軍事国家だったチベットはインド仏教を受容、12世紀には仏教界が世俗に君臨する社会となった。17世紀に成立したダライ・ラマ政権はモンゴル人や満洲人の帰依を受け、チベッ...
物語 チベットの歴史 天空の仏教国の1400年
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物語チベットの歴史 天空の仏教国の1400年 (中公新書)
商品説明
古代に軍事国家だったチベットはインド仏教を受容、12世紀には仏教界が世俗に君臨する社会となった。17世紀に成立したダライ・ラマ政権はモンゴル人や満洲人の帰依を受け、チベットは聖地として繁栄する。だが1950年、人民解放軍のラサ侵攻により独立を失い、ダライ・ラマ14世はインドに亡命した。チベットはこれからどうなるのか? 1400年の歴史を辿り、世界で尊敬の念を集めるチベット仏教と文化の未来を考える。
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紙の本
チベットの昔から現状まで
2023/05/27 16:01
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:アオイコオオカミ - この投稿者のレビュー一覧を見る
よくわかりやすく記載いされていると思います。
やはり独自の文化を持っているので
中国とは違うと思います。
やはり豊富な資源があるので中国はチベットが欲しいのか・・・
紙の本
蔵
2024/02/16 05:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:七無齋 - この投稿者のレビュー一覧を見る
チベットがどの範囲であるか地でも時間軸でも難しい定義だそうだがこの国の歴史が指導者を通して理解が進む。当然日本との関わり合いもありこの国を知ることは大事なこととなりその参考になる本。
紙の本
どの側面から見ても、「歴史的にチベットは中国のもの」なわけが全くない
2023/06/01 15:35
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ふみちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
古代からのチベットの歴史が学べる、モンゴル帝国すら帰依したチベット仏教、ダライラマ政権は聖地となった、どの側面から見ても、「歴史的にチベットは中国のもの」なわけが全くないのだ、このままではチベットがなくなってしまう
紙の本
政教一致の歴史
2023/05/27 20:31
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:かずさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
チベットのラサに向かう列車から見えたものは五体投地を行いながら歩いてラサを目指している人。線路のわきには人民解放軍の兵士の姿。この中国西域の国の歴史はどのようなものかは漠然としか知らなかった。この著作を読みだいぶ理解が進んだ。確かにチベット仏教史ではあるが、そこにはその教えを信じて生きてきた人々がいた。今もいる。前半は宗教史的だが後半のダライラマ13世からはチベットの現状に繋がる現代史。14世の亡命政権樹立とその後の活動にも触れられている。ラサで見たものはチベット仏教を信じる多くの人々と観光化した史跡や寺院。北京政権による民族同化政策。どれだけ同化が進むのか。興味深く読み終えた。
紙の本
チベットの歴史=ダライ・ラマの歴史みたい
2023/04/19 21:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:オタク。 - この投稿者のレビュー一覧を見る
240頁中、第1章の80頁はダライ・ラマ前史で、残りは歴代ダライ・ラマの歴史なので、「1400年」の歴史の中で600年余りが160頁。大体、南北朝合一や朝鮮朝の成立、洪武朝の途中以降を起点にして、日本、韓国、中国の歴史を書くようなものだ。800年余りはそれなりに書かれているが、実質的にチベットでの仏教渡来と発展の歴史だ。第2章はゲルク派の発展とダライ・ラマ制度の成立及び1世から12世、第3章は13世、第4章は14世を書いているので、「物語 近現代ギリシャの歴史」のように「物語 近現代チベットの歴史」の方が内容に近いような感じがする。
エレーナ・ペトローヴナ・ブラヴァツカヤとオルコット大佐の神智学協会がオカルトなのは言うまでもないが、これ抜きで欧米社会及び日本とチベットとのつながりは避けて通れないだろう。ブラヴァツカヤとヴィッテ伯爵はいとこだから、案外と狭い感じはする。
刊行と14世の「無邪気な遊び心」がバッティングしたが、さて著者は「ダライ・ラマ法王」をどう見るのだろうか?「無邪気な遊び心」なる言い方からして常習犯なのだろうが、見ている人は見ていても黙っていたのか?まるで問題を起こした神父様は他の司教区や外国に移して誤魔化していたカトリック教会やカトリックに帰依したユダヤ人に見舞う運命を知りながら見捨てて「祈りを捧げて」いたのに「ユダヤ人問題の最終的解決」なる「偉業」に貢献した元SS将校の逃亡の手助けには熱心だった教皇ピウス12世を見ている感じだ。
この本で言及されている米中国交樹立で切り捨てられたチベット人ゲリラは14世の自伝に書かれていたが、殺生を禁じる戒律に反する行為に身を挺していたのにCIAと14世に見捨てられたのだから、救いがない。絶望して信仰を捨ててキリスト教やイスラームに帰依したりボン教の信徒になったり、中には中国共産党の支持者になった人もいるかもしれない。こう見ると僧兵や加賀一向一揆で本願寺派の門徒と高田派の門徒が内ゲバしている日本の仏教史が特異なのかもしれない。