- 販売開始日: 2016/03/31
- 出版社: 早川書房
- ISBN:978-4-15-031222-0
クロニスタ
著者 柴田 勝家
生体通信によって個々人の認知や感情を人類全体で共有できる技術“自己相”が普及した未来社会。共和制アメリカ軍はその管理を逃れる者を“難民”と呼んで弾圧していた。軍と難民の間...
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商品説明
生体通信によって個々人の認知や感情を人類全体で共有できる技術“自己相”が普及した未来社会。共和制アメリカ軍はその管理を逃れる者を“難民”と呼んで弾圧していた。軍と難民の間で揺れる軍属の人類学者シズマ・サイモンは、訪れたアンデスで謎の少女と巡り合う。黄金郷から来たという彼女の出自に隠された、人類史を鮮血に染める自己相の真実とは? クラウド時代の民族学が想像力を更新する、2010年代SFの最前線。第2回ハヤカワSFコンテスト受賞後第1作。
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アイデアを詰め込みすぎて、本作品のテーマが弱くなっている
2016/12/10 11:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コスモス - この投稿者のレビュー一覧を見る
「『自己相』と呼ばれる認知の共有化技術により人の心が平均化されていく近未来」を舞台にした作品。
集団自我に取り込まれることの是非を問うている作品だと思います。
しかし、いろいろなアイデアーアンデス、ネアンデルタール人のDNAなどーを詰め込んでいるために、物語が余計に複雑になってしまってい、終盤の盛り上がりが弱くなっていると思います。
本作品では、「自己相」に絞って話しを展開した方が話が分かりやすく、物語をより盛り上がらせることができたと思います。
何が言いたいんだ?
2016/07/31 11:46
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:yukiちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦争は嫌だってこと?
ミリタリーSFの体裁をとってはいるが、結局、集団自我に取り込まれるのは嫌だってことでしょ。
ヒユラミールが魅力的なキャラだけに、シズマの魅力のなさが際立ってしまう。もっと徹底的に情けなくするか、とんでもないタフガイにすればよかった。デレクが主人公の方がよくね?
場所がアンデスってのも良くない。ネアンデルタールのDNAってのも。一つ一つのアイデアは光ってるのに、合わさると輝きがなくなるのはどういうことだろう?
著者の他の作品を読んでいないので大きなことは言えないが、もう少しひねった話にして欲しかった。