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紙の本
主権者を疑う 統治の主役は誰なのか? (ちくま新書)
著者 駒村 圭吾 (著)
改憲ムーブメントで連呼された「主権者たる国民」。主権とは何で、主権者とは誰なのか。神の至高性に由来し、恐怖と期待が入り混じるこの“取り扱い注意”の概念を掘り下げ、新たなト...
主権者を疑う 統治の主役は誰なのか? (ちくま新書)
主権者を疑う ──統治の主役は誰なのか?
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商品説明
改憲ムーブメントで連呼された「主権者たる国民」。主権とは何で、主権者とは誰なのか。神の至高性に由来し、恐怖と期待が入り混じるこの“取り扱い注意”の概念を掘り下げ、新たなトリセツを提示する。【「TRC MARC」の商品解説】
「最終的に決めるのは主権者たる国民の皆様です!」しかし主権とは何で、主権者とは誰なのか? 恐怖と期待に満ちた“取扱い注意”の概念を掘り下げる禁断の書。
近年の改憲ムーブメントで連呼された「最終的に決めるのは、主権者たる国民の皆様です!」――私たちは改めて主権者としての自覚が求められ、いよいよ最後の出番に呼び出しがかけられている。しかし、主権とは何で、主権者とは誰なのか? 本書は、神の至高性に由来するこの“取り扱い注意”の概念を掘り下げ、新たなトリセツを提示する。ロゴスから意思へ、神から君主そして国民へ、魔術から計算へ、選挙からアルゴリズムへ――中世神学から現代の最新論考までを包含しためくるめく“主権者劇場”がここに開幕!【商品解説】
憲法の定める「主権者国民」。主権とは何で、主権者とは誰なのか?恐怖と期待に満ちた“取扱い注意”の概念を掘り下げる禁断の書。【本の内容】
著者紹介
駒村 圭吾
- 略歴
- 〈駒村圭吾〉東京生まれ。慶應義塾大学法学部法律学科卒業。同大学法学部教授。法学博士。著書に「憲法訴訟の現代的転回」「権力分立の諸相」など。
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私たちの在り方を問う
2023/08/29 12:06
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
日本は「国民主権」である。しかし「国民の声を聞く」と称して政治家が安易な会見に導こうとすることに著者は違和感をおぼえる。本書は、そもそも主権とは何か国民とは何か、その概念の歴史からひもとき、「主権」が「主体」の恣意性が無制約になることを危ぶむ。
では誰が「主体」になるのか。やはり選挙で選ばれた政治家なのか。
さまざまな問いかけが成される。
導かれるのは、政治家の都合で動員される「国民」ではなく、私たち一人一人が権利や意思を持った民(市民)として、権力を監視したり声をあげたりする。主権者たる自身の権利や役割を果たすべきだという答えだ。
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雄蜂族と愚民
2023/06/06 17:45
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
主権はフィクションであると言いつつ、主権者・有権者・市民としての役柄、選挙に依存せず代表制に頼らない民主主義の再構成を、主権の理論史を通して、政治と法のあるべき関係を意識しつつ主権在民を考えている書。