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- カテゴリ:一般
- 発売日:2022/03/17
- 出版社: 双葉社
- サイズ:20cm/177p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-575-24498-4
読割 50
紙の本
夏の体温
著者 瀬尾 まいこ (著)
夏休み、小学3年生の瑛介は血小板数値の経過観察で入院している。退屈な日々を送る病院で、低身長の検査入院らしい同学年の壮太に出会い…。表題作など全3編を収録。『小説推理』、...
夏の体温
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商品説明
夏休み、小学3年生の瑛介は血小板数値の経過観察で入院している。退屈な日々を送る病院で、低身長の検査入院らしい同学年の壮太に出会い…。表題作など全3編を収録。『小説推理』、中学教科書「国語1」掲載を加筆修正。【「TRC MARC」の商品解説】
「出会い」がもたらす「奇跡」を描いた全3篇
■「夏の体温」
2002年刊行、瀬尾さんのデビュー作『卵の緒』で描かれたのは、小学生男子の視点で綴った「親子の絆」。それから、およそ20年を経て生み出されたのは、同じく小学生男子の瑞々しい「友情」物語です。瀬尾さんご自身も「久しぶりに小学生の物語を書きました。子どもがいる空間は生き生きしていて、書いている間、とても楽しかったです」とコメントしている思い入れのある表題作です。
<あらすじ>
夏休み、小学3年生の瑛介は血小板数値の経過観察で1ヶ月以上入院している。退屈な毎日に、どうしたっていらいらはつのる。そんなある日、「俺、田波壮太。3年。チビだけど、9歳」と陽気にあいさつする同学年の男子が病院にやって来た。低身長のための検査入院らしい。遊びの天才でもある壮太と一緒に過ごすのは、とても楽しい。でも2人でいられるのは、あと少しだ──。
■「魅惑の極悪人ファイル」
「物語に悪い人がほとんど出てこない」ことがよく知られている瀬尾さんの作品に、どんな悪人が、どのように登場するのでしょうか。瀬尾さんならではの「極悪人」をお楽しみください。
<あらすじ>
容姿にコンプレックスを抱く、内向的な大学生の早智。だが大学1年生の時に発表した小説が文学賞を受賞し、にわかに注目を集める。そして3作目。執筆に苦戦し、それまでの作風とは異なった「悪人」を主人公にした小説に挑む。そのモデルに選んだのが、腹黒いと周りから言われている男子学生、倉橋だった。早智が取材を進めてゆくと……。
■「花曇りの向こう」
中学1年生の国語教科書に掲載された掌編。
この度、単行本初収録作品となります。
装画を手がけた人気漫画家・イラストレーター、カシワイさんの描き下ろし挿絵付きです。 まるで教科書のように、文章と挿絵をあわせて堪能していただけるかと思います。
【本の内容】
収録作品一覧
夏の体温 | 5−85 | |
---|---|---|
魅惑の極悪人ファイル | 87−166 | |
花曇りの向こう | 167−177 |
著者紹介
瀬尾 まいこ
- 略歴
- 〈瀬尾まいこ〉1974年大阪府生まれ。「卵の緒」で坊っちゃん文学賞大賞を受賞しデビュー。「幸福な食卓」で吉川英治文学新人賞、「戸村飯店青春100連発」で坪田譲治文学賞を受賞。
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優しい気持ち
2022/05/21 14:19
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nekodanshaku - この投稿者のレビュー一覧を見る
優しい気持ちにさせる物語だ。そのつもりがなくても、知らぬ間に友だちになり、心が暖かになる関係が生まれるものだが、そんな状況を描いた物語だ。友情などという大それたものではない。しかし、確かな人と人とのつながりだ。何がない出会いが、新しい人生のつながりを生む。よい物語だ。
紙の本
短編集
2022/04/12 22:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くみみ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不器用な主人公と対照的に見える人物とが絡む事で、一人では想像出来なかった未来が拓ける。互いに尊重し合う事の大切さを穏やかに導いてくれる作品集
電子書籍
瀬尾さんらしい短編集です
2022/06/13 11:47
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:future4227 - この投稿者のレビュー一覧を見る
3つの短編からなる短編集。表題作「夏の体温」は心温まる話で一番良かった。長い入院生活で1日の大半を病院のプレイルームで過ごすしかない小3の瑛介。ちょっと性格がダークサイドに落ち気味。まぁ仕方ないよね。ある日、同学年で低身長の壮太がやってくる。自分がチビであることを自虐ネタにするほど底抜けに明るい性格のおかげで、ひねた瑛介の心が氷解していく成長物語。壮太の悟りきったような性格は大人でもなかなか真似できないだろうな。尊敬に値いする小3です。
紙の本
フワッとした明るい終わり方の三つの短編
2023/04/24 20:58
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
表題作はちょっと難しい病気で数ヶ月入院している8歳の少年瑛介と、低身長の検査入院の壮太との2泊3日の交流を描いたもの。
物語は瑛介の一人称で語られていますが、なんぼ病気をして大人びているとは言え、語彙が豊富すぎてちょっと違和感がありました。
壮太の明るいキャラクターは良かったです。こちらも8歳とは思えない洞察力ですが、私が無知なだけで、病を抱えている子たちはこんな感じなんでしょうか。
3作とも、続きが読みたい所で終わっている感じでした。特に3作目は「え、ここで終わるの?」と思ったくらい短かった。
明るい終わり方で良い雰囲気なのですが、個人的には、初期の瀬尾さんの「天国はまだ遠く」や「強運の持ち主」のような少し変わった長編もまた書いてくれないかなと期待しています。
紙の本
とりあえず出した?
2022/08/07 11:04
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:nap - この投稿者のレビュー一覧を見る
実質、短編2本だからなあ。
瀬尾さんの作品は売れるから、もう一つ足して出しちゃいましょうよ、って感じ?
2本目がそこそこおもしろかった。
紙の本
友だち
2022/06/26 20:14
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投稿者:エムチャン - この投稿者のレビュー一覧を見る
友だちというか、知人の段階かもーの関係の人についての物語です。小三の男児たちの入院なかのお話より、短編だけど、大学生のお話の方が好きかな……。なぜなら、二人は小三にしては大人びた感じだったしね。その点大学生は……。