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future4227さんのレビュー一覧

投稿者:future4227

210 件中 1 件~ 15 件を表示

これを読んだら特攻資料館に行きたくなる

5人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

ちょうどこの本を読んでいる時、知覧飛行場から出撃する特攻隊員に「特攻の母」と慕われていた富屋食堂のトメさんの話が新聞に載っていた。おそらくはこれがモデルになっていたんだろう。作中では鶴屋食堂のツルさん。そこへ現代の反抗期真っ盛りの女子中学生がタイムスリップ。戦時中ではどんなわがままも通用しない。明日をも知れぬ中で、日々を懸命に生きる人々。死ぬとわかっていても人を愛することの尊さ。ケータイ小説という文体の軽さはあるが、鹿児島出身の作家さんだけに、特攻隊員たちのセリフにものすごい熱量を感じる。

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平和に感謝せずにはいられない

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』の続編。胸がキュンキュンしてしまう話だった。目を合わせるだけでドキドキしてしまうようなピュアな恋愛。でも、ただの恋愛話でないのは、そこに生まれ変わりというテイストが加わっていること。そして、平和を願う作者の強い思いが、前作で戦時中にタイムスリップした百合のひと言ひと言に託されていることも単なる恋愛小説とはひと味違う。期待通りの結末でホッとした。ただ、前作を読んでいないと百合が時折見せる驚きの表情が、なんでなのかがわからないかもしれない。やはり前作から読むべき作品。

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元彼の遺言状

2021/07/31 21:41

剣持麗子のキャラが強烈すぎる

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

「僕の全財産は、僕を殺した犯人に譲る」という謎の遺言状を残して元カレが死んでいた。それだけでも充分ミステリー性が高く読む気をそそられる。そこに主人公の強烈すぎるキャラが炸裂する。元カノで弁護士の剣持麗子は指輪の値段が安いという理由でプロポーズをはねのけてしまうほどの金の亡者。元カレの死の真相よりも彼女の狙いは数百億円の遺産。犯人なんか誰だっていいというクールな女性。いくら美人でもかなりドン引きしてしまう女性なのだが、最後には意外な一面が見えてきて、結局は彼女に魅了されてしまう。さわやかなミステリーだった。

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平和への願いが強く感じられる一冊

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

アガサ・クリスティ賞、本屋大賞受賞作。いやぁ、すごい新人が出てきたもんだ。選考委員に「タイトルが平板」と評されていたけど、いやいやこのタイトルだからいいんじゃないですか!舞台は第二次世界大戦。ドイツ兵に村を焼かれたソ連の少女が一流狙撃手となり、復讐を果たすべく最前線で戦う。偶然にもウクライナ侵攻と時期が重なり、今まさにキーウで起きていることではと思ってしまう臨場感。ウクライナ人の思いもコサック娘のオリガを通して語られ、なんとなく今の戦争の本質が垣間見えたような。タイトルにある「敵」とは?意味深い表題だ。

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哲学って面白い

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

中高入試でよく出る本。哲学者それぞれの主張は大学で学んだけど、で、だから何?って思っちゃうんだよね。いまいち哲学者たちの言葉の重みが理解できなかったのだけど、本書は長い哲学的議論の中でその主張がどういう役割を果たしたのか、どこが画期的だったのかを分かりやすく解説してくれる。だから、そうか!カントってすごい人だ!ってことがわかってくる。逆にマイケルサンデル教授の「ハーバード白熱授業」は、問いのたて方が哲学的議論にはなっていないと批判。この哲学的思考を身に着ければ、日常においても建設的な議論ができそう。

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映画『スティング』のような爽快感

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

弁護士資格を剥奪された才色兼備の主人公が、探偵業というか、なんでも屋というか、殺さない必殺仕事人みたいな、無理難題ともいえる依頼を次々と解決していく。ロバート・レッドフォードとポール・ニューマンの『スティング』を思い出した。嵌められた相手を嵌め返す爽快感。単なる復讐劇でなく、トリックを見破る謎解き要素と哀愁感漂う人情ドラマを絡めているのもいい感じ。主人公と助手のコンビも能力的には最強なのだが、ある経緯から二人の間に微妙な空気感が。イマイチしっくりこないちぐはぐな感じがむしろいい。続編あるよね?

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大賞をとった小3の作文が絵本に

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

不治の病で入退院を繰り返す小3の子の作文をもとに作られた絵本。うちの娘も同じような境遇なので一層胸にグッとくるものがある。口には出さないけれど、堪えている感情があるのかな?子どもならではの視点や逆に小3らしからぬ思いなど、短い文章の中にぎゅうと詰まって、一行一行に深い言葉の余韻がある。そこに、はたこうしろうさんの優しい絵が表情を添えて素敵な絵本に仕上がっている。思いがけない発見で希望を持つ海音ちゃん。言葉の力って本当に凄い。

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空母いぶき 13

2021/01/26 22:00

これは限りなく現実に近い危機だ

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

完結編。空母の有る無しで軍事的にも外交的にも優位性が大きく変わってしまう。そういう現実に一石を投じる作品。日中両国とも敵機は撃墜しても、パイロットは救助するという紳士的な軍隊で良かった。日米安保、自衛隊、憲法改正、核兵器の賛否などの諸問題をそろそろ真剣に議論すべき時に来ていると思う。

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ノーマンズランド

ノーマンズランド

2020/12/06 18:02

竹内さん主演でドラマにして欲しかった

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

やはり姫川玲子は竹内結子がドンピシャ。竹内版姫川玲子をもう見られないかと思うと残念で仕方がない。今回は姫川の暴走を上司も同僚も部下も総ぐるみでフォローしているのが、なんとも微笑ましい。あのガンテツでさえも。そしてガンテツ(これも頭の中ではもはや武田鉄矢)が悪徳警官に成り果てるまでの経緯が明かされるのも見どころの一つだ。北朝鮮工作員による拉致事件。警察も自衛隊も介入できない現実に打ちひしがれるしかない被害者家族。純愛物語と凄惨な殺人事件という対極的な物語が一つに混ざり合うとき、その結末に涙するしかない。

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雪のなまえ

2022/11/28 13:10

頑張り過ぎているあなたに読んでほしい

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2022年高校入試では東京、岐阜、大分、熊本で出題された。頑張り過ぎは良くない。大人も子どもも。苦しかったら逃げてもいいんだよという話。いじめをきっかけに不登校になってしまった娘のために、といいつつ半分は自分のために父親は突然仕事を辞め、田舎への移住を決行する。反対する妻もなんだかんだと言い争いながらも、夫への理解を示していく。この奥さん素敵!田舎の保守的な空気に苦労するも、味方につければ心強い人々。そして学校へ行けない雪乃のために世話を焼く大輝くん。絶対惚れてるよね?雪乃ちゃんは何で気づかないかなぁ。

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ヨンケイ!

2022/10/22 00:33

青春!

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今年、高校入試で最も出題が多かった本。うわー、そこで終わるかぁ。その先が知りたーいと思う反面、いやこの終わり方の方が余韻があって断然いいとも思う。大島の高校生4人が400メートルリレーに挑む。4人で継走するから四継(ヨンケイ)。みんなそれぞれに事情を抱え、個人個人の能力は高いのにチームワークは最悪。あー、男子高校生ってめんどくせー生き物だな。もっと素直になれよ。でも、彼らがリレーで得たものは、人生において大きな財産となったはずだ。部活ってこうあるべきだよ。暴力振るって無理矢理強くするもんじゃないよね。

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サッカー少年に読んでほしい一冊

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中学入試頻出の本。主人公は中学生のサッカー少年、その名も周斗。クラブチームでキャプテンを務めているが、チームプレーを無視した俺様サッカーが災いし、キャプテンを降ろされてしまう。チームメイトとも険悪になり、挫折感に打ちひしがれている時に、ふと立ち寄ったレトロ感漂う銭湯。そこで知り合った人々に刺激を受けて、また立ち直っていく少年の成長物語。銭湯が結びつける人と人との心の通い合いは、スーパー銭湯ではなし得ない。登場人物に誰一人として嫌な奴がいないのがいい。ギスギスした心を癒やしてくれる下町情緒溢れる人情物語。

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幸村を討て

2022/06/21 02:02

恐るべし真田家の謀略

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本屋の店長をやりつつ直木賞受賞という異色の作家さんの描く真田幸村。幸村をメインに据えながらも一人称としては描かず、彼に関わった7人の武将たちを主人公に、幸村を間接的に描いていくという連作短編集。なかなか面白い構成だ。そして爽やかでクリーンなイメージの幸村ではなく、ちょっとダークサイドな幸村を満喫できる。特に毛利勝永の話は感涙ものだ。幼き茶々との交流がどこまで真実かはわからないけれど、淀殿との関係がロマンチックで素敵。また、なんとも気の毒な南条元忠と日本最強の忍びとの絆もうるっとくる美談に仕上がっている。

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ドラマの原作です!

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中2の娘がドラマの全話イッキ見再放送を見ているのを何とは無しにつき合って観ていたら、おいおい意外と面白いではないか。GW初日にして全話コンプリート!待てよ、そもそも原作があるんじゃないか?と検索してみたらやっぱり!ただのラブコメと侮るなかれ。視覚障害を抱える人たちや同性愛者、ヤンキーなどそれぞれが「普通」でないと思っている自分に悩んだり、何かを諦めたり、我慢したり…でも、そもそも普通って何だ?もっと胸張って生きようぜ!そんな哲学的問いかけを感じるふかーい漫画。

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すべての受験生とその親に贈りたい一冊

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今年の専修大松戸中の入試で出題された本。サッカー少年が突然、小6の春から中学受験を決意する。しかも狙うのは日本で最も偏差値の高い国立中学校(イメージは筑駒?)。塾の成績はビリからのスタート。それでも必死に食らいつく俊介。彼の受験動機がまた泣かせる。彼の努力する姿を見て、両親もこれまでの生き方を変えてみようと感化される。耳の聞こえない妹が必死にピアニカを弾く姿にもジーンとくる。塾講師も彼によって教える楽しさを教えられる。そう、だからこの仕事は辞められないのだ。すべての受験生に贈りたい感涙必至の一冊です。

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