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投稿者:やつ - この投稿者のレビュー一覧を見る
あずかりやさんの店主の過去が描かれていて、どうしてお店を開くことになったのかなどを知ることが出来る。
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投稿者:わかめ - この投稿者のレビュー一覧を見る
今回は、あずかりやさんの店が舞台ではないので、最初は、少し変な感じがすると思った。あずかりやさんにある物が、どんな風にしてここにたどり着いたのかがわかった。桐島くんの過去もわかり、やはりほのぼのとした話だった。
思ったよりシビアな内容だった
2025/05/26 16:00
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投稿者:とりまる - この投稿者のレビュー一覧を見る
明日町こんぺいとう商店街の一画にある「あずかりやさん」。
そこでは一日100円でものを預かってくれる。
時には子どもまで。
年若い店主桐島くんと、預かる品物にまつわる短編集。
1巻を読んでないのでわかっていない設定もあると思うのですが、
思っていたよりシビアな話運びでした。
転校生織田さんの鉛筆を盗んだ山下さんはそれをキッカケに良い友人になるのかなとワクワクしてたら
織田さんはまた転校してしまってそれっきりで、ちょっと拍子抜けしました。最後障害者の弟と一緒に暮らそうとするのはちょっと唐突に感じました。
「桐島くんの青春」は店主がどうして元和菓子屋で預かりやをしようと思ったのかを描いていますが、
こちらも石永さんとはそれっきりなんでしょうか。
人間関係の縁をあっさり切ってしまう容赦なさを感じました。現実的といえばそうなのかも。
ライトノベルや漫画のご都合展開(一度縁の出来た人とずっと仲良しみたいな展開)に慣れていると
「あら?この人とはこれで終わり?」となるかも。
でも読後感は悪くありません。続きが出ているようなので読んでみようと思います。
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続編ですが、時間軸としては過去を描いてます。あずかりやさんの成り立ちですね。これもするっと入っていけるなぁ。
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2巻目。
今店内にあるものがこの店に来た経緯が書いてあるので、1巻から読んだほうが面白いと思う。
3話目の「夢見心地」が好き。
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「プロローグ」
「あくりゅうのブン」
「青い鉛筆」
「夢見心地」
「海を見に行く」
うーん、前作の方が好きだな。
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ほんのちょっぴり 桐島くんのことを知れて
なんだかほっとしました。
次も またその次も読みたいです。
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あずかりやさん、続編!!
桐島くんの青春ってタイトルにあるのに、
机が、オルゴールが、主人公だったりで、
いつになったら出てくるのだー!と思ったら、
最後の最後でした。(笑)
目は見えないけど絶望してない、桐島くんの強さをみた。
自分で選び取って、今、あずかりやさんなんだなぁ。
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なかなか「桐島くんの青春」の話にたどりつけないのが、気になりました。たどりつけたら、読後の後味が苦かったです。
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あくりゅうのブン
そうか、あくりゅうはそれになりたかったんだ!にしてもブンいつまできみはそこにいるんだろう?
青い鉛筆
共通点の社長の文字にぎくりとした。正直になれてよかった。
夢見心地
オルゴールの一生。ものには物事に人生があるんだなと思った。
海を見に行く
帰る場所は大切。ちょっと羨ましかった。
以下ライブ感想文。
P24 小生だけ売る?小生だけ売る?小生だけ?
の記述にくすっとわらった。小生に同情する。
P111 ずいぶんとあとになってわたしは気づいたのですが、見えない目標に向かって試行錯誤するのが芸術家で、見えている目標に向かって試行錯誤するのが職人なのではないでしょうか。
この記述、考えさせられた。
P202 河合さんという素敵な人参をぶらさげて、男子を顎で使うなんて卑怯だ。
笑ってしまった!真面目なんだなとも。くすくす。
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あずかりやさんの第2弾。
だけど、時間的には少し遡っていて、あずかりやさんを始める前のお話。しみじみいいなぁ〜と思える、心がじんわり温かくなってくるような1冊でした。
もっともっと、あずかりやさんの色々なお話、読んでみたい。
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「あずかりや」シリーズ第2弾。
店主がまだ学生だった頃の話など、時間が前後して綴られている。時間経過に違和感はないが、逆に語り部となる品物たちが過去にどう得かがれていたのか、記憶が前後してしまう。
個人的にはオルゴールの話が一番好き。
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前作では自分のことを語らなかった店主の心のうちが初めて読めて、意外なような、納得のような。
このほのぼのとした世界観には相変わらず癒されます。
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あずかりやさんの続編
あずかりやさんにやってきた物たちをめぐる物語。
あずかりやさんは、長い旅の末に行き着いた穏やかな空間。
店主が出てくるのは少しだけ。
そして最後に、店主 桐島くんの青春が語られる。
桐島くんが石鹸で手を洗うのは、この話があったからなのね。
平静に暮らす。激高することなく、執着しない。関わる人や物を大切に、丁寧に生きる。
それは、理想とする生活。少しずつでも近づけていこうと思う。
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あずかりやさん第2弾。
あくりゅうのブン…芥川龍之介に憧れて小説を書いている(つもりの)男の使う文机視点。なぜ芥川になろうとしているのかという理由になるほど!となる。開店したばかりのあずかりやの初めての客となる。
青い鉛筆…珍しく人間視点。知的障害のある弟を持つ中学生の正実。ある日ハーフの転校生がやってきて、正実は彼女の鉛筆を盗んだまま返せずに罪悪感を抱えていた。
夢見心地…一巻で預けられた、外国製のオルゴール視点。彼(?)が生まれてから今に至るまでの経緯の説明。本来その音色を聞かせてあげるべき作者の妻とその子どもが出産で亡くなり、その後耳の聞こえなくなった少女に振動で音を伝え、大人になった少女に質屋に売られ、長い時を経て日本人夫婦の物になり、大事にされて今の店主の元にある。
海を見に行く…桐島くん視点。彼があずかりやさんを開く前の学生時代の話。
あくりゅうのブンが一番好きかも。
お父さんが好きで、お父さんみたいに教師になりたいのに、お父さんの夢を叶えるために夢を探すっていう変な話だけど、それで、あずかりやさんの基本ルールが出来上がったんだね。ブンの主人はブンを手放したけど、彼は自分の夢のために道を歩き始めたのがわかって、心が暖かくなる。
達観する前の桐島くんの視点は普通より大人びた子供って感じで新鮮。
自分が母の運転のせいで盲目になったことで家族関係が破綻したこと。
父親も盲目になった息子にどう接したらいいか分からずに距離を置いてしまう。
でも自分でもそうしてしまうかもしれない。下手に明るく振る舞ってもボロが出そうだし、憐れみたくないのに、可哀想と思ってしまう自分の心が貧しい気がして、うまく相手との距離を測れなくなる。
桐島くんは聡明で、柳原先生という素晴らしい教師に出会えたことで健やかに成長したんだね。