- 販売開始日: 2022/02/25
- 出版社: 吉川弘文館
- ISBN:978-4-642-05875-9
戦国の城の一生
著者 竹井英文
戦国時代の城は、誰の手でどのように築かれ、いかに使われて廃城となったのか。築城技術の広がり、面倒なメンテナンスやさまざまな城掟、廃城後の「古城」の再利用(リサイクル)など...
戦国の城の一生
商品説明
戦国時代の城は、誰の手でどのように築かれ、いかに使われて廃城となったのか。築城技術の広がり、面倒なメンテナンスやさまざまな城掟、廃城後の「古城」の再利用(リサイクル)など、文献史料を博捜し読み解く。城の年代や運用形態をめぐる論争など、城郭研究が岐路に立たされているいま、「城の使われ方」から戦国期の戦争や城郭の実態を考えるヒントを与える。
目次
- 城の一生―プロローグ/築城(戦国城郭の築城〈金山城事始/築城と地鎮/築城日数/城普請のシステム/築城用材の確保/築城の教科書『築城記』/建物のつくり方/土塁のつくり方/城内の植生/竹木が生えている理由/城の縄張〉以下細目略/築城をめぐる諸問題)/維持管理(津久井城を歩く/維持管理の大変さ)/廃城(終わりを迎えた城/廃城の実態)/「古城」(「古城」を訪ねて/史料に現れた「古城」)/「古城」のゆくえ(「古城」の使われ方/近世初期社会と「古城」)/その後の「古城」―エピローグ
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城にも一生あり
2021/12/14 21:19
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:想井兼人 - この投稿者のレビュー一覧を見る
石垣に囲まれた江戸時代の「石の城」に対して、山を削り、土を盛ったり掘ったりする「土の城」は戦国時代以前に盛行した。
日本の城跡は「土の城」ばかり。
そして、いずれもが廃城となり、遺跡として残されているものばかりだ。
私たちは廃棄され、埋没したそれしか見ることはできないが、さまざまな資史料は、城の一生、すなわち築城して、廃城される様を示してくれる。
その過程は城の蘇生である。
本書は、その様相を具体的に教えてくれる概説書。
読み物としても読み応えあり。
平時のお城
2020/05/25 13:02
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:福原京だるま - この投稿者のレビュー一覧を見る
戦国の城といえば合戦での活躍ばかり念頭にあったが城の築城、メンテナンス、廃城、古城のリサイクルといった視点でお城を見るのが面白い本でした
「城」の晩年と死後
2019/03/02 13:11
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投稿者:しゅんじ - この投稿者のレビュー一覧を見る
話題の本をようやく読了。世間に追いついた気分になる。内容は分かりやすく、論旨も明快。「一生」とはいえ、どちらかというと「晩年」「死語」の話が多かった。破城は思った以上に色んな様相を持ってるんだなあ。大変参考になりました。
お城
2019/04/05 08:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ハム - この投稿者のレビュー一覧を見る
お城はどのように利用されて、どのように死んでいくのか。お城の一生を見ることで歴史を感じることができました。