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歴史文化ライブラリー
平安中期、「新皇」と称して坂東の地に王城建設を夢見た平将門。敗死後の評価は叛逆者と英雄を両極とし、また荒ぶる彼の魂を鎮めるべく大手町の首塚や神田神社が築かれた。佐倉惣五郎を題材とした歌舞伎や明治期の復権運動など、将門がさまざまな伝説となり今日まで語りつがれてきたのはなぜなのか。時代と地域に育まれた将門伝説の世界へと誘う。
琉球王国の南海貿易
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リーダーたちの日清戦争
2022/01/29 13:16
開戦から三国干渉まで、日本と東アジアの命運
3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:トリコ - この投稿者のレビュー一覧を見る
日清戦争と言えば、「勝ったのだから特に問題はないのでは?」と思いがちだが、近代日本初の対外戦争について、そう簡単に事が進むわけはない。
開戦から三国干渉までの政治・外交を、伊藤博文・陸奥宗光をはじめとする政治家、外交官、軍人らの動向と判断に着目して解説されている。
「開戦に向かって突き進む陸奥、引きずられる伊藤」というイメージは正しいのか?
「なぜ日本は三国干渉を受け入れたのか?」
という根本的な問いに迫る。
琉球王国と戦国大名 島津侵入までの半世紀
2016/04/28 21:30
何故、島津氏は琉球に侵攻したのか
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タンスの角に薬指 - この投稿者のレビュー一覧を見る
島津氏による琉球王国征伐が起こるに至った事情を解き明かした本です。
島津氏の視点から書かれた部分が極めて大きい本と言えます。
変化する国内情勢と国外情勢がどのように島津氏を動かし琉球王国へ侵攻するに至ったかがよくわかります。
勉強になる本です。
唱歌「蛍の光」と帝国日本
2023/06/29 18:58
「蛍の光」、明治に作られたこの唱歌には、現存しない3番と4番があった
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぴんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る
「帝国」版図の拡大と幻の歌詞を読み解き、「蛍の光」の成立と変遷過程を「国民国家」日本の歴史の中に位置づける。明治期に導入された唱歌教育。その中で作られた「蛍の光」。今では歌われない3番4番には帝国日本拡大の軌跡が刻まれていた。
国民国家形成、植民地支配に唱歌教育は如何なる役割を果たしたのか。「蛍の光」と共に追う、近代日本の歴史。