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娼婦の部屋・不意の出来事 改版 (新潮文庫)
娼婦の部屋・不意の出来事(新潮文庫)
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収録作品一覧
娼婦の部屋 | 9-40 | |
---|---|---|
寝台の舟 | 41-60 | |
鳥獣虫魚 | 61-100 |
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紙の本
一人旅の道連れに
2001/08/30 09:28
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投稿者:呑如来 - この投稿者のレビュー一覧を見る
セックスがひどく退屈に思えるようなとき、吉行淳之介の小説に漂っている倦怠感は肌に心地よい。しかし客観的に見てみると、このナルシシズムに満たされた小説世界は結局のところ自家中毒しかもたらさないこともよくわかる。時代のせいもあるだろうが、男女の描きわけがあまりにもステロタイプなところも気になる。
とはいえ、「青い花」「風景の中の関係」等、冷めた視線が効果的な13の短篇群を収めた本書は、色恋に飽いて一人旅に出るときに鞄へ忍ばせておく本として最適かもしれない。