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紙の本
平台がおまちかね (創元推理文庫 出版社営業・井辻智紀の業務日誌)
著者 大崎 梢 (著)
作り手と売り場を結ぶ糸をたくさん鞄に詰め込んで、出版社の新人営業、井辻智紀は今日も本のひしめくフロアへと向かう。—でも、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら何故か冷...
平台がおまちかね (創元推理文庫 出版社営業・井辻智紀の業務日誌)
平台がおまちかね
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商品説明
作り手と売り場を結ぶ糸をたくさん鞄に詰め込んで、出版社の新人営業、井辻智紀は今日も本のひしめくフロアへと向かう。—でも、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら何故か冷たくあしらわれ、文学賞の贈呈式では受賞者が会場に現れない!?他社の先輩営業マンたちにいじられつつも、波瀾万丈の日々を奮闘する井辻君の、こころがほっとあたたまるミステリ短編集第一弾。【「BOOK」データベースの商品解説】
作り手と売り場を結ぶ糸をたくさん鞄に詰め込んで、出版社の新人営業、井辻智紀は今日も本のひしめくフロアへと向かう。──でも、自社本をたくさん売ってくれた書店を訪ねたら何故か冷たくあしらわれ、文学賞の贈呈式では受賞者が会場に現れない!? 他社の先輩営業マンたちにいじられつつも、波瀾万丈の日々を奮闘する井辻君の、こころがほっとあたたまるミステリ短編集第一弾。解説=杉江由次【本の内容】
収録作品一覧
平台がおまちかね | 9−69 | |
---|---|---|
マドンナの憂鬱な棚 | 71−131 | |
贈呈式で会いましょう | 133−187 |
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書店員レビュー
明林書房、新人営業マ...
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
明林書房、新人営業マン井辻くんの日々を描いた話。
『事件』『ミステリー』なんて言ったらおおげさだけど、
不思議な何かが書店でおきて、それを井辻くんが解決する。
5編からなる短編集。
実在する文庫も出てくるし、書店員の仕事や営業の仕事など
リアルに書かれてるので書店にたずさわる人ならニヤニヤしちゃう事
間違いなし!!!
本屋に興味のある人も楽しめる一冊です。
『絵本の神様』は、思わずホロリとくる話で、地下鉄で読んでた
私は、泣きそうになりました。
井辻くんの様な人が、営業で来てくれたら
文庫担当としては、贔屓しちゃうかもしれません(笑)
文庫担当 阿部
紙の本
本好きにささりそうな一冊。
2020/09/23 16:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:タオミチル - この投稿者のレビュー一覧を見る
本屋を巡るミステリーといっても、心温まる真相をめるぐ謎解き物語である。本書は、小道具として登場する「リアル本」の数が多いのが嬉しい。
特に、最終章「ときめきのポップスター」が好きな物語。
物語の柱は、ある書店のフロアマネージャーのイベント案。それは、「対象はすべて文庫。文庫を出してる出版社で、その店を担当している営業マンに参加資格がある。エントリーしたのち、自社本の中から1冊、他社本の中から1冊、プッシュする本をそれぞれ選び、各自でポップを制作。平台に並べ、売り上げ数を競う」というもので、しかも、他社本は、埋もれてしまった本の発掘という付加価値をつけたいので、現在ランク付けの高い本にはペナルティがつくのだという。リアル書店で実際にそんなイベントをやってほしい。...いや、知らないだけで実際行われたかも。
紙の本
本は好きですか? 本屋さんは好きですか? じゃあ、ひとつお読み下さい。だから、読んで下さい。……いいから読めっつーの!
2017/05/11 21:09
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る
えー、盲信書評です。めっぽう楽しいです。
出版社の営業員が、ライバル営業と丁々発止と渡り合いながら、
書店員さんたちも巻き込んで日常の謎を解いていく話です。
全五編の短編集で、一話が約五十ページという軽やかな作りです。
日常の謎は、読み順が重要なことが多いのですが、この作品に
関しては読み順の縛りはきつくなさそうです。
でも可能なら守った方がよさそうです。
日常の謎って、謎解きと人物描写の味わいの両方を兼ね添えて
いることが多いですからね。
さて出版営業の井辻君。今日も元気に書店を回っています。
書店に本を卸すのは取次と呼ばれる問屋さんですが、実際には
出版営業があの手この手でテコ入れしているんですね。
大崎梢さんは書店員だったこともあり、書店員目線の成風堂
シリーズも楽しいんですが、この出版営業シリーズは磨きが
かかっています。
井辻君は本が好きすぎて出版社に入ったクチです。
でも普通は編集者だろうと考えているところに、さくっとメスが
入ります。
編集者といえば好きな本作りに参加することばかりに目が
いきます。実際は、それに加え担当作家の他社出版作品を
読み、売れ筋を読み、新人賞
応募の原稿を読みと、始終何かを読んでいるような生活です。
井辻君の口から、本の洪水に押しつぶされないように、
好きな本を好きなように好きなだけ読む、そのための営業だなんて
言わせています。
なんだか妙にリアルだったりします。
さらに井辻君は、本を読んで、浸って、再読して、絵を描いて、
最終的にはジオラマという手作り模型を作り上げるという病的な
こだわりをもっているらしいです。うまいです、この人物造形。
ライバル出版の営業も、実に味のあるメンバーが揃っていて、
コメディー漫画でも読んでいる気がしてきます。
結局、中身は何も書いていない書評になってしまいました。
わははのは。
井辻君(作中では別名ひつじ君)が乗り移って、いいから
読んでくれーと僕に叫ばせるのです、はい。
そう言えば書評のタイトルって、本屋さんのポップみたいな
ものですね。ふと思ってしまいました。
紙の本
また、会いたいな、井辻くんに
2015/11/29 19:33
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:くまくまりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
出版社の新人営業マン、井辻くんをめぐる、5つのハートルルミステリー短編集。「驚愕のどんでん返しをかますミステリー」というわけではなく、「読み終えても涙止まらない感動作」というわけでもない。
でも、毎日本を開くたびに、「また、井辻くんや、その仲間たちに会えるんだな」と、心躍りながらページを繰っていた。しっかりと丁寧で、しかしあまり懲りすぎない大崎梢氏の人物造形と、無理のない筋運びがそうさせているのだろう。
読み終わると、穏やかで暖かな、小春日和のような読後感。ああ、また、井辻君たちに会いたいな。
紙の本
井辻くんの奮闘記
2017/08/08 14:26
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:るう - この投稿者のレビュー一覧を見る
井辻くんの一生懸命さがいいなあ。オススメ本のポップを作り、書店のマドンナの悩みのために一肌脱いだり。誠実な彼が勧めてくれる封神演義なら面白いだろうな。
紙の本
出版社の営業マンのお話です
2019/03/20 17:36
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ぱぴぷ - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙の絵をみて、なんで羊なんだろう?と思っていたのですが、読んでその謎が解けました。
中身は、出版社の営業マンのお話です。なんだか杉江由次氏の「炎の営業日誌」を思い出すなあと思って読んでいたら、本書のあとがきをその杉江氏が書いていて驚きました。あとがきによれば、本書は出版社の営業マンのリアルな姿が描かれているそうですので、出版社の営業職に興味がある方は、本書や杉江氏の炎の営業日誌を一読されてはいかがでしょうか。そうした職に興味がなくても面白いと思います。
本書は、一作目がなんといってもよかったですが、一冊を通してみると、このシリーズ2作目の『背表紙は歌う』のほうが面白かったです。
紙の本
連作短編集です。
2015/08/31 20:38
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:eri - この投稿者のレビュー一覧を見る
本にどんどん親しみがわいてくる一冊です。「絵本の神様」が特に素敵だなと思いました。また、派生して色々な本を読みたくなりました!