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紙の本
知の逆転 (NHK出版新書)
著者 ジャレド・ダイアモンド (著),ノーム・チョムスキー (著),オリバー・サックス (著),マービン・ミンスキー (著),トム・レイトン (著),ジェームズ・ワトソン (著),吉成 真由美 (インタビュー・編)
限りなく真実を追い求め、学問の常識を逆転させた叡智6人。彼らはいま、人類の未来をどう予見しているのか。「人工知能の可能性は?」「情報社会のゆくえは?」など、現代最高の知性...
知の逆転 (NHK出版新書)
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商品説明
限りなく真実を追い求め、学問の常識を逆転させた叡智6人。彼らはいま、人類の未来をどう予見しているのか。「人工知能の可能性は?」「情報社会のゆくえは?」など、現代最高の知性が最も知りたいテーマについて語る。【「TRC MARC」の商品解説】
収録作品一覧
文明の崩壊 | ジャレド・ダイアモンド 著 | 19−63 |
---|---|---|
帝国主義の終わり | ノーム・チョムスキー 著 | 65−126 |
柔らかな脳 | オリバー・サックス 著 | 127−167 |
著者紹介
ジャレド・ダイアモンド
- 略歴
- 〈ジャレド・ダイアモンド〉1937年米国生まれ。カリフォルニア大学ロサンゼルス校教授。
〈ノーム・チョムスキー〉1928年米国生まれ。マサチューセッツ工科大学(MIT)を代表するインスティテュート・プロフェッサー。
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書店員レビュー
先人のことば…
ジュンク堂書店池袋本店さん
先人のことば、素直に聴けていますか。この人のことばなら、身を入れてきいてみよう、と思えていますか。『知の逆転』は、その一つのことばに、なるでしょうか。
この本は、インタビュー集。答えたのは、6人の巨人。
例えば、『銃・病原菌・鉄』の著者、ジャレド・ダイアモンド。「全ての言語には共通する数学的な普遍文法があり、人はそれをあらかじめ持って生まれてくる」と提唱し、言語学に革命をもたらした、ノーム・チョムスキー。そして脳の不調は思いがけず深い物語をつくることを示し続ける、オリバー・サックスです。
彼らの功績に、著作に、私はきちんと触れたことは、ありません。けれど、本書を読んでいる間、全く困らない。インタビュアーの質問と、それに対する巨人たちの答えを、ただ、興味深く追っていけました。それは、何故か。ひとつは、専門的な質問は、必ずわかりやすい補足説明がついていること。ひとつは、普遍的な質問があること。例えば「人生に意味はありますか」「宗教は必要ですか」「いじめにどう対処すべきか」。彼らの答えは6人6通り。だからこそ、考えさせられます。
そして何より、質問に熱がこもっていたこと。
この人の、どんな言葉も聴きたい。今の時代、いまここで、聴いておきたい。ただ、聴けたらいい。ただ一言の奥にも、深い知性が溢れている。知性の入り口に、ごくわずかでも触れたい。編者の気持ちは、決してぶれません。その熱意が、伝われば幸いです。
(評者:ジュンク堂書店 池袋本店 文庫・新書担当 福岡)
紙の本
心を「素」にして聴く「未来の予見-6つの叡智」
2013/03/24 23:29
17人中、17人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Fukusuke55 - この投稿者のレビュー一覧を見る
ジャレド・ダイアモンド、ノーム・チョムスキー、オリバー・サックス、マービン・ミンスキー、トム・レイトン、ジェームズ・ワトソンという6人の現代世界の「知性」へのインタビュー集。共通するテーマは「未来」。
なんといっても、インタビューおよび本書の編集をされた吉成真由美さんの広汎な知識と好奇心、そして行動力に感服した。
すごい・・・。
ジャレド・ダイアモンドの「銃・病原菌・鉄」は、購入すれど未読であり、ノーム・チョムスキーはいくつか採り上げられていた記事を読んだ程度。オリバー・サックスは「レナードの朝」の映画を観たのみ。ジェームズ・ワトソンは『二重らせん』というキーワードを知るのみで、一体それが何なのかを説明できない)。「アカマイ」は知っていても、その創業者の一人であるトム・レイトンのことは知らず、マービン・ミンスキーもこれまでまったく接点なし。
今、この時期にこの6名の知と出会えたことに感謝。トム・レイトンを除き、いずれも高齢で、日本の読者を意識して、彼らが予見する未来の姿に、謙虚に耳を傾ける。
特にノーム・チョムスキーへのインタビュー抄録「第二章 帝国主義の終わり」は、再読、再々読したほど。民主主義の限界に対する言及、現在のアメリカ人が「組織」をまったく信用していない状況でも、選挙に行って投票する。形式上は民主主義でも実態は違う・・・まさに議会制民主主義の限界。
未来の予見の中でも、私が最も注目している領域とも重なっていた。
ジャレド・ダイアモンドとノーム・チョムスキーへのインタビューを読んで、20年くらい前に読んだ、高坂正堯氏の『文明が衰亡するとき』をもう一度読もう!と決めた。
ちなみに、本書はとっても売れているらしい・・・。ぜひどんどん売れて、多くの日本のオトナに読んで欲しいなと心から思う本。ウィスキーでも飲みながら、この本を肴に語り合える仲間が身近にいたらなぁ・・・。
紙の本
知の巨人6人の思想と我々に向けたアドバイス ー 素晴らしい
2021/05/30 16:03
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:大阪の北国ファン - この投稿者のレビュー一覧を見る
まさに知の巨人のオンパレード。
それぞれの専門領域からスタートして、これからの我々に対して生き方のアドバイスを与えてくれる。
一部のレビュアーが物足りないとか、それぞれの書を読めとか書いているが、新書一冊に何を期待しているのか。本書を入口に興味ある著書を読めばよいではないか。
本書はインタビューを紙に落とた口語文であるため大変読みやすい。かつ吉成氏が平易な言葉で誘導してくれ、内容も理解し易い。
巨人に迫れる一冊。読後の充実感に満たされた。
紙の本
常に学び続けることの重要さ。 世界の叡智の最先端に触れただけでも大きな刺激になった。
2022/07/11 11:18
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る
「人生は出会いが全てかもしれない」と語る筆者。
世界の叡智にインタビューして、分かりやすく編集できる彼女もまた、叡知なのだろう。
常に学び続けることの重要さ。
世界の叡智の最先端に触れただけでも大きな刺激になった。
紙の本
現代の「知」の代表者6人による知の祭典!
2016/03/22 08:56
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ちこ - この投稿者のレビュー一覧を見る
本書は、現代の「知」を代表するダイヤモンド、ワトソン、チョムスキーなど6人の叡智を結集した「知の祭典」とも言える一冊です。現代という複雑な社会をどのようにとらえ、生きていくべきか、彼ら6人がそれぞれに語ってくれます。まさに、我々現代人にとっては、学ぶべき多くの示唆を与えてくれる最高の一冊と言えるでしょう。
紙の本
ひさびさ
2013/05/20 23:24
5人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:しんぴん - この投稿者のレビュー一覧を見る
読んでよかった、と思える本、グッド
紙の本
面白い、物足りない
2016/02/28 12:52
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:こばよ - この投稿者のレビュー一覧を見る
他の方のレビューの通り、「面白い」と「物足りない」が入り混じる。
これを足場として、それぞれの著作にあたりたい。
紙の本
ブックガイドとして読む本
2015/12/23 14:26
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:たまがわ - この投稿者のレビュー一覧を見る
一人一人へのインタビュー分量が少ない。
ので、内容が浅く、読み応えがない。
本書を読んで興味を持ち、その人の著作を読んでみないと、本当の楽しみは味わえないのではないか。
本書だけでは、何とも物足りない。
紙の本
知の逆転
2013/10/01 21:28
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:いろはにほへと - この投稿者のレビュー一覧を見る
世界中の著名人を集め、そのインタビュー集を一冊の本にした感じです。