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- カテゴリ:一般
- 発売日:2014/07/25
- 出版社: 文藝春秋
- サイズ:20cm/326p
- 利用対象:一般
- ISBN:978-4-16-390100-8
紙の本
脳科学は人格を変えられるか?
なぜ前向きな性格と後ろ向きな性格があるのだろう? 認知心理学と神経科学、遺伝学を組み合わせた先端的な研究を行う著者が、楽観的な人々と悲観的な人々のさまざまな経験を例に引き...
脳科学は人格を変えられるか?
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商品説明
なぜ前向きな性格と後ろ向きな性格があるのだろう? 認知心理学と神経科学、遺伝学を組み合わせた先端的な研究を行う著者が、楽観的な人々と悲観的な人々のさまざまな経験を例に引きながら、人格形成の神秘を明らかにする。【「TRC MARC」の商品解説】
チャーチルは「成功とは、失敗を重ねても熱意を失わない能力のことだ」と言ってどんな逆境もはねのけ、偉大な政治家としてその名を留めた。エジソンは電球の試作の失敗が1万個に達したとき、「失敗したのではない。うまくいかない方法を1万通り見つけただけだ」と言って、ついにはフィラメントを発明する。
人生の成否を分けるのは、「前向きであることのできる」性格によるものなのか。だとすると、それは脳のどんな働きによるものなのか。欧州最大の脳科学の研究所を主宰し、その問いを解きあかそうとしているエレーヌ・フォックス博士が、その答えに驚くべき実験と調査の数々から迫る、とびきり面白いポピュラーサイエンス。
例えばこんな調査がある。1930年代に修道院に入った全米各地の修道女180人が書いた自叙伝を検証し、前向きな言葉と後ろ向きな言葉が出てくる頻度を点数化した。約60年後に、修道女たちの寿命との相関関係をみる。すると結果は、前向きな自叙伝を書いていた修道女が、そうでない修道女に比べて10年以上長生きしていたのだ。
そして、フォックス博士自身の研究所は、前向きな感情を起こさせる物質、セロトニンを脳内で生み出す特定の遺伝子を発見、性格は遺伝子によって決まっているのかというところにまでメスをいれる。ところが、研究を進めると、これらの遺伝子は環境によってその働きが変わってくるという驚くべき結果がえられたのだ。科学の推理を楽しみながら、子育てや自分の人生にまで思いをはせることもできる、深い一冊です。【商品解説】
著者紹介
エレーヌ・フォックス
- 略歴
- 〈エレーヌ・フォックス〉心理学者、神経科学者。エセックス大学で欧州最大の心理学・脳科学センターを主宰。オックスフォード大学教授として、オックスフォード感情神経科学センターを率いる。
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紙の本
読書後の感想
2016/03/31 14:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デビルマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの「心と脳の白熱教室」で著者の授業を観て、本書を購入。
内容は期待以上!レイニーブレイン(悲観脳)とサニーブレイン(楽観脳)とは、プラシーボ効果とノープラシーボ効果!?・快楽と不安のメカニズムとその効用・人生の生き方が遺伝子に与える影響(エピジェネティック)・老後における脳細胞の成長と、5日間目隠しをして暮らすだけで変化する脳・瞑想による抑うつ改善の効果からレイニーブレインとサニーブレインのバランス・・・などなど、科学的実験の結果をもとにして納得のいく説明で語り、世間に知れる脳の情報を超えた最先端の学説に触れていて、大変面白かった。
今後もっとこのような学術的な本を読むきっかけとしたい。ぜひ人に薦めたい一冊!!
紙の本
脳への理解を深める
2020/03/10 07:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:@n_tbook - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙から受ける印象と厚さのわりに読みやすかった。様々な実験で明かされる脳の機能を見ていくのが非常に面白かった。自分の脳をサニーブレインにしていくためにマインドフルネスを習慣化していきたい。
紙の本
楽観的か?悲観的か?
2015/11/17 20:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題は「Rainy Brain,Sunny Brain」で、その二つの考え方について書かれているのは間違いないけれど、決してhow-to本ではなく、過去から現在に至るまでの、心理学と脳科学の両方の実験結果の説明が多くを占めていて、この一冊を読むと、脳全般に渡っての知識が豊富に得られます。もちろん、タイトルの答えは得られますが
紙の本
TVを見ての購入です
2015/09/07 15:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AA - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの「心と脳の白熱教室」を見て、「性格は変えられるか」という部分に興味を惹かれて読んでみました。
表題に「脳科学」とあるので、理論のみを展開して難しそうに見えますが、内容は全くそんなことはなく、実験や研究で得られた結果を分かりやすく説明しています。
性格といえば心理学が多いですが、本書のように脳科学からのアプローチは説得力があります。
紙の本
根拠の無いポジティブ思考
2015/10/05 00:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Dr.マリオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不安に対しての対処法がある状態がポジティブ思考であり、根拠も無く考えるものではない。
不安や恐怖を直感的に感じずに、その状態にあることを認識することにより、ネガティブから脱することができる。