紙の本
読書後の感想
2016/03/31 14:54
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:デビルマン - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの「心と脳の白熱教室」で著者の授業を観て、本書を購入。
内容は期待以上!レイニーブレイン(悲観脳)とサニーブレイン(楽観脳)とは、プラシーボ効果とノープラシーボ効果!?・快楽と不安のメカニズムとその効用・人生の生き方が遺伝子に与える影響(エピジェネティック)・老後における脳細胞の成長と、5日間目隠しをして暮らすだけで変化する脳・瞑想による抑うつ改善の効果からレイニーブレインとサニーブレインのバランス・・・などなど、科学的実験の結果をもとにして納得のいく説明で語り、世間に知れる脳の情報を超えた最先端の学説に触れていて、大変面白かった。
今後もっとこのような学術的な本を読むきっかけとしたい。ぜひ人に薦めたい一冊!!
紙の本
脳への理解を深める
2020/03/10 07:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:@n_tbook - この投稿者のレビュー一覧を見る
表紙から受ける印象と厚さのわりに読みやすかった。様々な実験で明かされる脳の機能を見ていくのが非常に面白かった。自分の脳をサニーブレインにしていくためにマインドフルネスを習慣化していきたい。
紙の本
楽観的か?悲観的か?
2015/11/17 20:44
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Chocolat - この投稿者のレビュー一覧を見る
原題は「Rainy Brain,Sunny Brain」で、その二つの考え方について書かれているのは間違いないけれど、決してhow-to本ではなく、過去から現在に至るまでの、心理学と脳科学の両方の実験結果の説明が多くを占めていて、この一冊を読むと、脳全般に渡っての知識が豊富に得られます。もちろん、タイトルの答えは得られますが
紙の本
TVを見ての購入です
2015/09/07 15:48
2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:AA - この投稿者のレビュー一覧を見る
NHKの「心と脳の白熱教室」を見て、「性格は変えられるか」という部分に興味を惹かれて読んでみました。
表題に「脳科学」とあるので、理論のみを展開して難しそうに見えますが、内容は全くそんなことはなく、実験や研究で得られた結果を分かりやすく説明しています。
性格といえば心理学が多いですが、本書のように脳科学からのアプローチは説得力があります。
紙の本
根拠の無いポジティブ思考
2015/10/05 00:12
1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Dr.マリオ - この投稿者のレビュー一覧を見る
不安に対しての対処法がある状態がポジティブ思考であり、根拠も無く考えるものではない。
不安や恐怖を直感的に感じずに、その状態にあることを認識することにより、ネガティブから脱することができる。
投稿元:
レビューを見る
気合いとか思い込みとか気分とかで片付けられてしまう物事を、科学できちんと解説しようとする試み、それが真摯に継続されていることに感動。今まで色々読んできたものの、現時点での集大成がここにある。
投稿元:
レビューを見る
脳科学の知見を楽観主義、悲観主義の観点からまとめた本です。人にはそれぞれのアフェクティブ・マインドセットがあり、レイニーブレインとサニーブレインのバランスで成り立っている。レイニーブレインは扁桃体が担い、サニーブレインは線条体などの快楽中枢が担う。楽観主義に生きることが幸せをつかむ元だが、人間には悲観主義に向かう認知のバイアスがあり、それらを訓練で修正することで、楽観主義になり、ハッピーになれると著者は説いています。認知行動療法などは流行で、受け入れられる部分もありますが、やはり簡略化され過ぎていて、著者が批判している、「なんでもうまく行くさと考えていれば、幸せになれる」という考え方と、まだ大差がないような気もした。彼らの主張では、楽観主義の脳は左脳に偏っており、左脳に傾くと楽観主義となり、幸せになれると言っているが、今の右脳ブームの文献と整合性が取れているのだろうか?学術論文と違い、本は自身の主張に合った文献に偏って、引用する傾向があって、偏っている心配があるように思う。それでも、脳科学は人格を変えられるか?という刺激的なテーマで楽しく読めるとは思います。
投稿元:
レビューを見る
鬱や不安神経症、あの人が嫌いだなどのネガティブ思考を変えられる鍵が、ロジカルに書かれている!日本の精神病院を経験した看護師の私でも、すごい!って思った!こんなこと、習ったことない!薬治療ばかりの日本の精神科医療に朗報となるかも!
投稿元:
レビューを見る
人間の性格について、神経科学と心理学の分野からアプローチした作品。性格は遺伝的な要素よりも、環境や経験により大きな影響を受けるらしい。
人間の脳には恐怖を感じる部分が決まっており、その部位は「扁桃体」呼ばれている。何事もネガティブに考え込んでしまうタイプの人は扁桃体の活動および、偏桃体の活動を抑える「前頭前野」の働きに偏りが見られるそうだ。
元来脳細胞はある一定の年齢を超えると増殖がストップすると考えられていたが、最新の研究によるとかなりの高齢の方でも細胞が増えているらしい。つまりネガティブな性格は、年をとっても訓練や治療によって克服できるということなのだ(!)。
ネガティブではなくポジティブに考える事、そしてポジティブに考えるだけではなく、ポジティブに行動する事が重要で、これは先日知ったサードマン現象にも共通するポイントである。人は変われる、なんて自己啓発本のキャッチコピーも、まんざら嘘じゃなかったんだね。
投稿元:
レビューを見る
【性格を決定する遺伝子を発見した?】快楽と不安の二項対立。修道院の奇妙な実験。恐怖を感じない女。成長するタクシー運転手の海馬。脳科学が明らかにする驚異!
投稿元:
レビューを見る
「側坐核」を刺激すると強い快感が得られ、「扁桃体」を刺激すると恐怖や不安を強く感じる。
そんなことまでわかっていたことにまず驚いた。
本書では「楽観主義者」を脳科学の観点から、つまり理論的に、分析している。
底流には著者自身の楽観主義的な考え方が流れているようで、本書自体がポジティブ。
例えば、ロンドンの複雑な道を記憶したタクシー運転手の海馬は3倍に肥大しているとか、脳細胞は年をとっても新たに生まれるとか、本書を読む全ての年代の読者がポジティブな読後感を持てるような内容になっている。
ぼくが置かれている環境は、恐怖は少ないと思うけれど、不安は多い。これは、現代の日本人の平均的な感覚だと思う(少し楽観的に寄っているかもしれないけれど)。
そんな中で、少しでも、不安を軽減するヒントがあれば、と思って読んでみたのだけれど、それなりの収穫はあったと思う。
"楽観主義者とは、大きな目的に向かって没頭したり、意義ある目標に到達するために努力を重ねたりできる人々なのだ"
"豊かな人生を送りたければ、ネガティブな気持ちをひとつ感じるごとにポジティブな気持ちを三つ感じるべきだということだ。ポジティブな感情の体験とは、たとえば驚嘆や思いやり、満足、感謝、希望、喜び、性的欲望などであり、ネガティブな感情とは怒りや軽蔑、嫌悪、困惑、不安、悲しみ、恥などだ"(バーバラ・フレディクソン)
投稿元:
レビューを見る
瞑想、マインドフルネスが日々行うことで強化されることが実験でわかったかとの事だ。辛い時にたまにするだけだったが、ジョギングと一緒で習慣化する。
この本は最新の脳科学が解き明かした我々の脳の働きを簡潔に説明している。メンタル的な弱さを自覚し、しかしながら、対策が打てていないなら、本書は最適ではなかろうか。抑うつなどの仕組みや対策など、ただ問題を述べるのではなく、対応方針的なものも提示しているので役立つ。
構成や文章の長さが絶妙であり、読みやすい。名の売れた作者の一部を取り上げた本よりは、一冊で間に合うという利もありそうだ。
投稿元:
レビューを見る
けっこう面白かった。
Rainy brain , sunny brain
という原題のほうがしっくりくる。
1:3がたいせつ。
ときには悲しく、そしてあかるく。
投稿元:
レビューを見る
楽観と悲観についての発見をまとめた一般向け書籍。
【内容】神経科学研究にもとづく心理学的発見をツールとして、悲観楽観の傾向(アフェクティブマインドセット)が個々人間でちがう理由を説明するこころみ。
なかなかにおもしろい。ただし、本のタイトルは、(内容をより表象しているという意味で)原題のほうがより好ましいとおもう。
投稿元:
レビューを見る
どう考えても邦題のセンスはないわ〜‼︎
中身は現在の仕事に直結‼︎
無理やりテーマを決めて研究しまくって、
ようやくこの程度か…という進度、
まだまだ先が長い脳科学。