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商品説明
長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。【「BOOK」データベースの商品解説】
長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合いはじめるが…。死者と残された者たちの絆の不確かさを描く、感涙の物語。【「TRC MARC」の商品解説】
「愛するべき日々に愛することを怠ったことの、代償は小さくない」
長年連れ添った妻・夏子を突然のバス事故で失った、人気作家の津村啓。
悲しさを“演じる”ことしかできなかった津村は、
同じ事故で母親を失った一家と出会い、はじめて夏子と向き合い始めるが…。
突然家族を失った者たちは、どのように人生を取り戻すのか。
人間の関係の幸福と不確かさを描いた感動の物語。【商品解説】
著者紹介
西川 美和
- 略歴
- 〈西川美和〉1974年広島県生まれ。映画監督としての仕事に加えて、小説、エッセイの執筆等、幅広い活動に対する評価も高い。著書に「きのうの神さま」「その日東京駅五時二十五分発」など。
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書店員レビュー
あちら側とこちら側
MARUZEN&ジュンク堂書店札幌店さん
映画監督、西川美和の最新作。夫婦間の愛情は冷め切っていたが、苦しい下積み時代を支えてくれた妻の夏子を、突然バスの事故で亡くした人気作家の津村啓。妻の死後、悲しみを演じていた津村は、同じ事故で母親を亡くした夏子の友人家族と出会い、夏子の死を真正面から受け止めていく。妻が生前抱えていた夫への気持ちと夫が妻に抱えていた屈折した気持ち。あちら側とこちら側。人の気持ちは通い合わなければ、どんなに近くにいてもこちら側しか解らない。人生は自分だと思って生きていた身勝手な主人公が〝人生は他者である″という事に気付く終章が秀逸。
文芸書担当:菊地
紙の本
映画が楽しみ
2016/02/19 16:21
1人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なりす - この投稿者のレビュー一覧を見る
西川美和さんは映画監督として前々から尊敬していました。小説と映画、どちらが西川ワールドとしてレベルが高いかというと、やっぱり映画(映像の世界)かもしれません。でも、巧みな構成は圧巻です。章によって主役を変えるところ、おのおのの場面をどうやってリンクさせていくか、まさに映画を観ているよう。
2016年に公開される映画も大変楽しみです。
紙の本
イヤなヤツなのに共感。
2016/01/28 16:00
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:コイケ - この投稿者のレビュー一覧を見る
とことん自己中心的で被虐的、でも才能と見た目には恵まれている男が主人公。つまり鼻持ちならない野郎なんですが、自分には共感できる部分も多々あって、何とも苦い気分になりました。西川美和の洞察力、素晴らしいです。
紙の本
免罪符を探す
2021/01/14 14:54
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
亡き妻への罪悪感を消し去るために、他人の子供と向き合う主人公が痛々しいです。ラストの涙が本物かどうか、意見が分かれるところですね。
紙の本
陶酔
2016/05/05 20:50
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
ギャグめいた文言が並び、リズム感のある文章は一見、野坂昭如氏ふうだが、あくまでも一見。内容となると何が言いたいのか。自己陶酔に過ぎない気がする。ギャグにしても「お作品」と珍妙な敬語を揶揄する一方で、自身も293ページに「外は零下を上回るほどの冷え込みよう」と…これは正しい日本語なのか。純文学とも受け止めかねるし、一体、何でしょう。