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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2016/11/21
  • 出版社: 書肆侃侃房
  • サイズ:20cm/140p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-86385-241-9

紙の本

あひる

著者 今村 夏子 (著)

【河合隼雄物語賞(第5回)】あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。幸せな日常の危うさを描いた表題作と、揺れ動く子供たちの心の在りようを鋭く描く「お...

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あひる

税込 1,430 13pt

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商品説明

【河合隼雄物語賞(第5回)】あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。幸せな日常の危うさを描いた表題作と、揺れ動く子供たちの心の在りようを鋭く描く「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の全3編を収録。【「TRC MARC」の商品解説】

■あの第155回芥川賞候補作、待望の単行本化!
文学ムック「たべるのがおそい」創刊号に掲載された注目の表題作ほか、書き下ろし2編を収録

【新たな今村夏子ワールドへ】
読み始めると心がざわつく。
何気ない日常の、ふわりとした安堵感にふとさしこむ影。
淡々と描かれる暮らしのなか、綻びや継ぎ目が露わになる。

あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」。おばあちゃんと孫たち、近所の兄妹とのふれあいを通して、揺れ動く子供たちの心の在りようを、あたたかくそして鋭く描く「おばあちゃんの家」「森の兄妹」の3編を収録。【商品解説】

収録作品一覧

あひる 5−63
おばあちゃんの家 65−94
森の兄妹 97−140

著者紹介

今村 夏子

略歴
〈今村夏子〉1980年広島県生まれ。2010年「あたらしい娘」で第26回太宰治賞受賞。「こちらあみ子」と改題、同作と新作中短編「ピクニック」を収めた「こちらあみ子」で第24回三島由紀夫賞受賞。

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みんなのレビュー131件

みんなの評価3.6

評価内訳

紙の本

ただそれだけを、書く

2017/06/06 05:37

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:夏の雨 - この投稿者のレビュー一覧を見る

思い出せば、第155回芥川賞の候補作は選考委員の宮本輝氏が選評のタイトルに「佳品揃い」と記したように充実していた。
 もちろん、受賞作である村田紗耶香さんの『コンビニ人間』は過去の受賞作と比べても遜色のない名編だし、高樹のぶ子選考委員がその選評すべてをその作品に捧げた『ジニのパズル』も読むごたえある問題作だった。
 そして、メジャーの文芸誌ではないところから候補作に選ばれたこの作品も、多くの選考委員から高い評価を得た。
 中でも小川洋子選考委員は「受賞に至らなかったのは残念」とまで記した。
 その選評の冒頭にこうある。「飼っていたあひるが死ぬ。ただそれだけのことが文学になる、という不思議に、『あひる』は気づかせてくれる」。

 確かにこの作品は飼っていたあひるが死ぬことを描いているが、そこにはぬめっとした手触りのようなものがある。
 あひるを飼うというだけあって、主人公たちが暮らす家は草のにおいがみちていて、どこかに置き忘れてきたような気配が立ち込めている。
 読後感として今村夏子さんという人はお年を召された方かという印象があったのだが、1980年生まれということに驚いた。
 この静謐さはどこから生まれてくるのだろう。

 小川洋子氏がいうように「ただそれだけのこと」ゆえに芥川賞としていささか小品すぎたということもあるのだろう。だが、もし『コンビニ人間』と同じ回の候補でなかったら、小品すぎるということだけでは落選とはならなかったかもしれない。
 それほど完成度が高い作品である。

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紙の本

あひる

2019/08/05 16:55

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

父の元同僚の新井さんが、息子夫婦と同居することになり、飼っていたあひるの「のりたま」を手放すことになりました。のりたまは、わたしの家にやってきます。すると、近所の小学生たちも、毎日のように顔を出すようになります。

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紙の本

なんとも言えない

2020/11/25 23:58

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:やっほー丸 - この投稿者のレビュー一覧を見る

ただただあひるを飼ったことを描いた作品…と言っていいのか?あひるを取り巻く人間たちの行動にスポットが当てられていて、なんとも言えない読後感がある。
今村夏子さんの作品は、なんというか静けさの中に迫力がある感じ。ゾワゾワっとくる。

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紙の本

かなり評価の高い作家さん。超繊細。

2017/05/31 19:14

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

あひるは書評で目につくうえ、評価が高くて気になっていました。
とはいえ、読んですっきりとか感動したとかではありません。
ざらついた違和感が気になる不思議小説なのでした。

手にしてみて、こちらあみ子の作者さんだと知りました。
そちらも気になる書評が多いのです。
この作品が二冊目の刊行で、芥川賞候補作です。
大変繊細な作品でした。

あらすじだけを追ってしまったら、何も残らないで過ぎ去って
しまうでしょう。ある意味で、芥川賞にふさわしい気がします。
理解したとはとても言えず、何が書きたかったのか気になります。
デビュー作に戻るしかないということが率直な感想です。

表題作のあひるに、おばあちゃんの家、森の兄妹を加えて
一冊になっています。三作品に中扉や作中イラストを
加えても百四十頁という薄さです。
さらっと読めるし、文体も平易です。

しかし、なんなのでしょうね、この不可解さは。
どうすれば書評で伝わるか、当てはまりそうな言葉を探して
しまいます。

不穏、崩れたバランス、日常の中の非日常。

どれも的を射ることができません。一言で表せないもどかしさに、
この物語の細やかさを感じます。

以下に、あらすじと自分なりの解釈を書きます。
ネタバレとまでは言えませんが、気になる方は読了後に
お読み下さい。
>
>
>----< 以下、ネタバレ気味の解釈です >----
>
あひる一作だけでは、結論にたどり着けませんでした。
残り二作を並べてみて、書きたいテーマが見え隠れしている
気がします。

主人公のわたしは、医療系の資格を取るべく、家で勉強を
続けています。仕事を卒業した両親との三人暮らしで、
弟は結婚して別の場所に住んでいます。

父の元同僚の新井さんが息子夫婦と同居することになり、
飼っていたあひるののりたまを手放すことになりました。
田舎暮らしでニワトリ小屋まであったので、のりたまは
わたしの家にやってきます。
すると近所の小学生たちも、毎日のように顔を出すように
なったのです。

かわいいと寄ってくる子どもたち。
気をよくした年寄り夫婦がおやつを出し、子どもたちは
居心地がよくなって縁側で宿題をしたりします。
そんな無垢な純真さにあふれているはずなのに、ちょっと
切り口を変えると、途端にうす汚れたものに見えてくるのです。

うす汚れているのは誰でしょう。現実はどこにあるのでしょう。
主人公は、定年後の老夫婦にパラサイトしている引きこもりだし、
遊びに来るのは悪ガキともで溜まり場にしているし、
あひるは世話もしてもらえずに死んで三羽も入れ替わるし。

オブラートで包んで見せている世界から、ひと皮むいた危うさを
描くという価値観をゆさぶる小説です。

おばあちゃんの家は、ボケていく老人との交流に温かい人情話を
重ねていますが、その裏側には下衆な人間性を忍ばせています。
森の兄妹も、助け合う貧しい子どもたちの設定に、嫌われ者の
レッテルが垣間見えます。

胸に浮かんだ違和感を考えていくなかで、なんとか引っ張り
出した解釈を書いてみました。
読みすぎの部分もあると思います。それこそ自分のこころ根の
貧しさがなせるものではないかと考えてしまいます。

読んでいて不安になるのは、何も書いていないからではなく、
知らず知らずのうちに自分の心の貧しさを映されている
気がするからかもしれません。

読みやすいが分かりにくいという不思議な読書体験になる
一冊です。

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紙の本

独特な余韻が残る

2019/02/24 10:02

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しんごろ - この投稿者のレビュー一覧を見る

表題作を含む3編からなる短篇集!ページ数が少ないし、優しい文章で読みやすく、ありふれた日常と子供をキーワードにあっという間に読了できます(^^)どの作品も面白かったです。『あひる』はチクチクとなんか刺された気分にさせられますが、不思議な心地よさ?そんな感じにさせられ、『おばあちゃんの家』は何かを考えさせられ、『森の兄妹』は母の優しさをすごく感じました。『森の兄妹』が3編の中では1番好きですね(^^)この本は後から、じわじわっと余韻に浸れる面白さです(^^)

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紙の本

あひる

2017/03/05 09:54

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:しゅーくりーむ - この投稿者のレビュー一覧を見る

あひるを飼うことになった家族と学校帰りに集まってくる子供たち。一瞬幸せな日常の危うさが描かれた「あひる」。おばあちゃんと孫たち、近所の兄妹とのふれあいを通して、揺れ動く子供たちの心の在りようを、あたたかくそして鋭く描く

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2018/02/01 12:29

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2017/03/08 11:09

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2017/02/26 21:18

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2017/01/01 19:00

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2017/03/29 16:21

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2016/11/30 20:37

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2017/04/30 22:45

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2016/12/03 23:29

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2016/12/07 00:21

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