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理科系の作文技術 みんなのレビュー

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みんなのレビュー262件

みんなの評価4.1

評価内訳

高い評価の役に立ったレビュー

10人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2004/05/29 20:15

論理的文書力が向上する本

投稿者:さにお - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は自分のホームページを通して、年に数回取材を受けます。簡単な取材の場合は、メールで私が書いた原稿を送ります。その原稿はライターがきちんと読ませる文書にまとめ、雑誌に掲載されます。ライターが書いた原稿と私が最初に書いた原稿を見比べると、自分の文章力の低さを思い知ります。素人とプロの差は歴然でした。

 社会人になって中堅にもなると、多数の第三者に向けた文書を書く機会が増えてきます。また、自分のホームページでも、たくさんの人が私の文書を読んでいます。自分の文書力を向上させる必要性を感じる機会が増えるようになりました。そんな時、続「超」整理法・時間編(野口悠紀雄著)を読んでいて、本書を知りました。野口氏はかなり強く本書の一読をすすめていました。

 本書の目標は理科系の若い研究者・技術者、学生に表現技術(作文技術)のテキストを提供することです。視点として、「さきに結論を出してから本文をかく、トピックセンテンスはパラグラフの最初に書く、事実と意見との区別する」の3つが特に感じ入りました。内容の的確さに、版を重ね20年以上も読まれている理由がわかります。

 理科系でなくても、論理的な文書を書く能力は必要です。仕事でもプライベートでもその場面はあります。本書を読んで、作文技術を理解し実践すれば、文書力がもう一段アップすると思いました。

 こちらに要旨をまとめてあるので購入する前にぜひ読んでみて下さい。他にもビジネス関係の本の要旨がありますので、参考にして下さい。

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低い評価の役に立ったレビュー

8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

2011/05/30 02:11

平成版「理科系の作文技術」が刊行されるべき

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る


1 序章
2 準備作成(立案)
3 メモ術
4 文章の組み立て
5 パラグラフ
6 はっきり言い切る姿勢
7 事実と意見
8 わかりやすく簡潔な表現
9 執筆メモ
10 手紙・説明書・原著論文
11 学会講演の要領

きのしたこれおは1917年(東京都)生まれ。東大物理学科を卒業(41年,24歳)。「薄膜や固体表面に関する研究」に従事(wiki)。学習院大学学長(81-85年,64-68歳)を歴任して退職。同大名誉教授。


本書は名著だ。それは,私より読解力のある多くの人々が口を揃えてそう言うから。これに同意しない強い根拠を私が持ちあわせているわけでもない。例えば,「事実と意見の区別」(7)などは,当時雲霞のごとく叢生した馬鹿マルキスト大学経済学者たちが心得なければならかったことだ。ということは,本書は文系大学院生には影響力を行使し得なかったと言ってよい。また,本書は英語での学会発表の手順の一端を公開しているが,これは本書刊行後30年が閲しようとしていても,有効な試みだろう。しかし,本書について誰もが同じことを言うことは,表面的には付和雷同と選ぶところはない。独自性と特異性を持って独立していたいというもう一つの価値観と相反する傾向でもある。とすれば,本書の限界を語ることは,私以外の人が本書を読むうえで有効であろう。


その限界とは,時代的制約である。本書の初版は1981年。ということは,この時代は, 高度経済成長期が瓦解して低成長期を経て,二度の石油危機を経験した70年代を背景として,ぼちぼち大卒研究者層が出揃い始めたころだろう。当時の学界(学会)は巨大な研究会だったはずだ。それが,学会も参加者が増えて脱ムラ化=都市化し,論文公表も学会発表もその件数が増えていたのだろう。素人が増えれば,手法が混在する。その一本化には標準が必要だ。その標準として,本書は有用であったに違いない。時勢に適合したわけだ。あれから30年。理系における技術革新の激しさは,文系の比ではない。Macの爆発的浸透とWindows95の発売以降のこの15年で,個人的PC所有比率は激変した。インターネット環境も充実してきた。とすれば,当然,本書著者が勧めるやり方では間尺に合わない箇所が出てきているはずだ。現在,我々にはパワーポイントがある。誰かが本書の技術的側面における「バージョンアップ」を試みなければならないだろう。そろそろ誰かが本書をout-of-dateにする期は熟しているとみるべきだ。本書に次ぐ平成版「理科系の作文技術」が刊行されるべきだろう。

(1005字)

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262 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

論理的文書力が向上する本

2004/05/29 20:15

10人中、7人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さにお - この投稿者のレビュー一覧を見る

 私は自分のホームページを通して、年に数回取材を受けます。簡単な取材の場合は、メールで私が書いた原稿を送ります。その原稿はライターがきちんと読ませる文書にまとめ、雑誌に掲載されます。ライターが書いた原稿と私が最初に書いた原稿を見比べると、自分の文章力の低さを思い知ります。素人とプロの差は歴然でした。

 社会人になって中堅にもなると、多数の第三者に向けた文書を書く機会が増えてきます。また、自分のホームページでも、たくさんの人が私の文書を読んでいます。自分の文書力を向上させる必要性を感じる機会が増えるようになりました。そんな時、続「超」整理法・時間編(野口悠紀雄著)を読んでいて、本書を知りました。野口氏はかなり強く本書の一読をすすめていました。

 本書の目標は理科系の若い研究者・技術者、学生に表現技術(作文技術)のテキストを提供することです。視点として、「さきに結論を出してから本文をかく、トピックセンテンスはパラグラフの最初に書く、事実と意見との区別する」の3つが特に感じ入りました。内容の的確さに、版を重ね20年以上も読まれている理由がわかります。

 理科系でなくても、論理的な文書を書く能力は必要です。仕事でもプライベートでもその場面はあります。本書を読んで、作文技術を理解し実践すれば、文書力がもう一段アップすると思いました。

 こちらに要旨をまとめてあるので購入する前にぜひ読んでみて下さい。他にもビジネス関係の本の要旨がありますので、参考にして下さい。

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紙の本

研究者としてやっていくノウハウの全て

2003/05/12 23:53

6人中、5人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:KAZU - この投稿者のレビュー一覧を見る

作文が苦手な理科系の方は意外に多いように思う。それは、普段の実験で実践している思考方法、ロジスティックな頭の中身を文章にするときに、ついつい見せかけを良くしようという下心が芽生え、文学的表現を試みるために起こる悲劇だと思う。何の事はない、普段の思考をそのまま簡単に、わかりやすく、着飾らない言葉で短く表現すれば、それが最上の作文になるのである。

研究者の文章作成のノウハウ本としてはバイブルと言われている本書を、私自身は職業研究者になってのちに読んだ。大学卒業後2年してからのことである。その後、本書は文字通り私にとっての文書作成のバイブルとなった。大学時代に読んでおけばよかった、願わくば授業で本書を使った「理科系の作文技術」なる講義があればよかったのに、とずっと感じている。

本書に足りないもの。それはインターネットに関連した事項、たとえば、e-mailやPowerPointを利用したプレゼンの仕方の類である。しかし、その基礎となる事項はすでに本書の中に、手紙の書き方や学会講演の要領として詳しく書かれており、それを現代風に応用すれば済むことである。

まさにこの一冊で、職業研究者としてやっていくノウハウの全て −研究立案から論文発表まで− を得ることが出来る。1981年に出版された噂のバイブルはその版を重ねて現在も出版されている。その事実が本書が「本物」であることの証明となると思う。

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紙の本

古い本だが一読の価値あり。

2021/09/17 21:19

2人中、2人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:さんさん - この投稿者のレビュー一覧を見る

初版が1981年と約40年前なので、部分的に何分古めかしいところがあるのは否めない。しかし、文章を書く際の本質的な心得としては、まったく古びていない。とくに、事実と意見を区別すること、パラグラフごとに内容を分けて、トピック・センテンスを付けるということは、一般に日本人の苦手とするところで、大いに学びたい。理科系と銘打っているが、事実や意見を的確に読み手に伝えることを目的とする人々全般にとって役立つ内容と信じる。

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紙の本

「これは事実なのか、意見なのか」

2021/03/19 22:32

1人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:FA - この投稿者のレビュー一覧を見る

情報とは事実や状況について人に伝える知識、または人から伝えられる知識のこと。理科系の仕事の文書は情報と意見だけの伝達を使命とするといってもいい。
事実とは証拠をあげて裏付けすることのできるものである。意見というのは何事かについてある人が下す判断である。
この作品を読んだ後、人が話したり、書いたものを読むにつけ、「これは事実なのか、意見なのか」と考えるようになった。そして、私は思い知ることになった。日本国は事実と意見を分けることができていない。事実そっちのけでお互いの意見を言い合ってさえいる。
事実でもって話し合わないかぎり、良い結論は生まれない。これからのこのままなのだろうか。安心と安全の論争なんてみっともなくて情けない。

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紙の本

ブロガーのための作文技術

2004/07/29 12:19

3人中、3人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:死せる詩人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

 ビジネスに必要な簡にして要を得た文章を書くためのHow to本の走りです。こと理系に属し、論文を書く人にとってはバイブルと言われる有名な本です。
 新書としては異例の改訂も行ないながら、既に20年以上に渡り50万部以上も売れています。

 理系の文書と一口に言ってもいろいろあるわけですが、本書では特に論文に力点を置いています。曰く、美文は不要であり、文からは極力装飾を除け。複文、重文を使わず短かい単文を使え。結論・トピックを先に出すように心掛けよ、等々。読みやすい論文を書くに当って心に留めるべき技術がたくさん紹介されています。

 改訂されたと言っても原著が20年以上も前なので、手書が前提です。従ってパソコンを使ったプレゼンテーション等の技術については触れられていません。それが多少残念に思ったのですが、この本を読んで内容を理解した人ならば、パソコンを使った文書の作成に、紹介されたテクニックを応用するのは簡単でしょう。

 自分も卒論を書く前にこの本を読んでいれば、と思わずにはいられません

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紙の本

平成版「理科系の作文技術」が刊行されるべき

2011/05/30 02:11

8人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:BCKT - この投稿者のレビュー一覧を見る


1 序章
2 準備作成(立案)
3 メモ術
4 文章の組み立て
5 パラグラフ
6 はっきり言い切る姿勢
7 事実と意見
8 わかりやすく簡潔な表現
9 執筆メモ
10 手紙・説明書・原著論文
11 学会講演の要領

きのしたこれおは1917年(東京都)生まれ。東大物理学科を卒業(41年,24歳)。「薄膜や固体表面に関する研究」に従事(wiki)。学習院大学学長(81-85年,64-68歳)を歴任して退職。同大名誉教授。


本書は名著だ。それは,私より読解力のある多くの人々が口を揃えてそう言うから。これに同意しない強い根拠を私が持ちあわせているわけでもない。例えば,「事実と意見の区別」(7)などは,当時雲霞のごとく叢生した馬鹿マルキスト大学経済学者たちが心得なければならかったことだ。ということは,本書は文系大学院生には影響力を行使し得なかったと言ってよい。また,本書は英語での学会発表の手順の一端を公開しているが,これは本書刊行後30年が閲しようとしていても,有効な試みだろう。しかし,本書について誰もが同じことを言うことは,表面的には付和雷同と選ぶところはない。独自性と特異性を持って独立していたいというもう一つの価値観と相反する傾向でもある。とすれば,本書の限界を語ることは,私以外の人が本書を読むうえで有効であろう。


その限界とは,時代的制約である。本書の初版は1981年。ということは,この時代は, 高度経済成長期が瓦解して低成長期を経て,二度の石油危機を経験した70年代を背景として,ぼちぼち大卒研究者層が出揃い始めたころだろう。当時の学界(学会)は巨大な研究会だったはずだ。それが,学会も参加者が増えて脱ムラ化=都市化し,論文公表も学会発表もその件数が増えていたのだろう。素人が増えれば,手法が混在する。その一本化には標準が必要だ。その標準として,本書は有用であったに違いない。時勢に適合したわけだ。あれから30年。理系における技術革新の激しさは,文系の比ではない。Macの爆発的浸透とWindows95の発売以降のこの15年で,個人的PC所有比率は激変した。インターネット環境も充実してきた。とすれば,当然,本書著者が勧めるやり方では間尺に合わない箇所が出てきているはずだ。現在,我々にはパワーポイントがある。誰かが本書の技術的側面における「バージョンアップ」を試みなければならないだろう。そろそろ誰かが本書をout-of-dateにする期は熟しているとみるべきだ。本書に次ぐ平成版「理科系の作文技術」が刊行されるべきだろう。

(1005字)

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紙の本

理科系の作文技術(中古書)

2016/03/08 02:32

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ああ - この投稿者のレビュー一覧を見る

既知のこと以外にもいろいろの決まりがありそうだが、何処までの事を言っているか難しい。

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2014/10/11 10:19

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2004/10/19 10:37

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2005/05/19 01:48

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2005/07/28 10:55

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2006/02/02 22:23

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2007/01/05 00:39

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2007/03/17 19:06

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