サイト内検索

詳細検索

ヘルプ

セーフサーチについて

性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示を調整できる機能です。
ご利用当初は「セーフサーチ」が「ON」に設定されており、性的・暴力的に過激な表現が含まれる作品の表示が制限されています。
全ての作品を表示するためには「OFF」にしてご覧ください。
※セーフサーチを「OFF」にすると、アダルト認証ページで「はい」を選択した状態になります。
※セーフサーチを「OFF」から「ON」に戻すと、次ページの表示もしくはページ更新後に認証が入ります。

e-hon連携キャンペーン ~5/31

hontoレビュー

ほしい本の一覧を見る

春期限定いちごタルト事件 みんなのレビュー

文庫

予約購入について
  • 「予約購入する」をクリックすると予約が完了します。
  • ご予約いただいた商品は発売日にダウンロード可能となります。
  • ご購入金額は、発売日にお客様のクレジットカードにご請求されます。
  • 商品の発売日は変更となる可能性がございますので、予めご了承ください。

みんなのレビュー644件

みんなの評価3.7

評価内訳

630 件中 1 件~ 15 件を表示

紙の本

小市民を目指す非・小市民

2010/02/15 00:05

10人中、10人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:惠。 - この投稿者のレビュー一覧を見る

表紙のイラストがネックが気になって敬遠していたのだけれど、多くの方が絶賛されているのに負けて(?)読んでみた。

そうしたら!

そうしたらっ!!!(2回言った)


面白いのなんのってーーーー!!!!


物語の主役は小市民を目指す高校一年生になったばかりの小鳩くんと小山内さん。このふたりの関係は、いわゆるカップルのそれではなくて互恵関係という。三省堂の辞書によると「互恵」とは「互いに相手に利益や恩恵を与え合うこと。」とあった。小鳩君は小山内さんに利益をもたらすためだけに小山内さんの側に存在し、小山内さんもまたしかりということだ。

それではここでいう「利益」とは何か――それは単純明快――小市民でありつづけること、ただそれだけである。ふたりが手に手を取り合って目指すのは、慎ましく清く正しい小市民なのだ。なんてちっちゃいスケールなのだっ!!と侮ってはいけない。小市民を「目指す」ということは即ち、彼らは小市民「ではない」ということだからだ。

できるだけ目立たず平平凡凡と、10人いたら11番目の人を目指す小鳩くんと小山内さん。ふたりを小市民へと向かわせるのは、15年という決して長くはない人生における「後悔」だ。

自らの性格から招いた過去の過ちに改心し、人畜無害の人間になるべく努力を重ねるふたり。しかし彼らの前には、過去においてきたはずの「性癖」を刺激する日常が広がる。過去との決別、後悔からの学びなどなど人生における大きなテーマ或いは闘いが軽いタッチで描かれていて読みやすい。

ただ読みやすいだけでなくところどころに織り込まれる、はっとさせられる言葉――このバランスがいいんだろうなぁ。

そして何よりも読者の心を奪って話さないのは、小鳩くんと小山内さんが人畜無害の小市民を目指すきっかけとなった「過去」だ。彼らはなぜ小市民を目指すことを決意したのか――その答えは本書では明かされない。彼らのささやかな闘いと、その心の奥に秘められた「過去」を知りたくてたまらない。こうやって焦れるように読書をするのは久しぶりだ。

ちなみに作品タイトルにある「いちごタルト」は、小山内さんが超・甘党でスウィーツに目がないことかとある事件に巻き込まれたことに由来するもの――詳しくはぜひ本書を手にとって確かめてください。



『春期限定いちごタルト事件』収録作品
・プロローグ
・羊の着ぐるみ
・For your eyes only
・おいしいココアの作り方
・はらふくるるわざ
・狐狼の心
・エピローグ

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

電子書籍

可愛い小佐内さん

2022/11/22 11:56

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:ゆみこ - この投稿者のレビュー一覧を見る

小佐内さんの甘党っぷりがたまらない。
太るからと気にしつつ、感情がすっきりしない時はもりもりとお菓子を食べてしまう小佐内さんが可愛らしいです。
一話ずつ日常の謎解きが展開されていきますが、最後には小鳩くんの葛藤も描かれていました。謎が解けるからって、良いことばかりじゃない。でも、そういう葛藤を幾度も経験して人は大人になっていくんだろうな、とも思わせられました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

古典部シリーズとはまた違ったテイストの小市民シリーズ

2022/03/21 08:31

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:WakaWaka - この投稿者のレビュー一覧を見る

古典部の役割でいうなら、小鳩くんは折木奉太郎、小佐内さんは千反田えると似ています。
ただ、性格が大きく違っていて(特に小佐内さん)物語の進み方が新鮮でした。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

紙の本

読みやすい

2016/07/18 18:20

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:koji - この投稿者のレビュー一覧を見る

米澤穂信氏の作品を初めて読んだのは「ボトルネック」2009年9月新潮文庫なのですが、正直あまり印象に残っていなかった。ここ2〜3年に色々なベスト10で取り上げられているので改めて読んでみようと思って読んだのが「さよなら妖精」2006年6月創元推理文庫でした。これが私にはとても素晴らしかったので他の作品も集め始めました。

さて本作ですが高校生を主人公に据えた良い意味で軽い感じの推理小説でした。扱われる事件も事件という表現が大げさに感じるような日常に接した謎からなる5編の物語です。主役の二人のキャラがとても可愛くて、謎解きを楽しみながら彼らの学園生活を見守っていたいような気分にさせられました。

このレビューは役に立ちましたか? はい いいえ

報告する

2004/12/25 00:46

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/04/16 11:34

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2010/01/20 10:51

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/07/28 17:29

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/07/28 23:44

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/08/03 11:52

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/08/23 14:32

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/08/26 03:10

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/09/02 15:03

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2005/12/08 13:35

投稿元:ブクログ

レビューを見る

2006/01/11 23:36

投稿元:ブクログ

レビューを見る

630 件中 1 件~ 15 件を表示
×

hontoからおトクな情報をお届けします!

割引きクーポンや人気の特集ページ、ほしい本の値下げ情報などをプッシュ通知でいち早くお届けします。