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フィレンツェに始まり、ローマを経て、ヴェネツィアへと、舞台を移しつつ、自由について考える文章。
そしてルネサンスは歴史的事象と考えるよりも心のあり方ととらえる、著者の自由さこそルネサンスらしい。
文庫のために加えられた対談で、80年代、90年代と日本の歴史学会から無視され続けたことが明かされている。今でも日本のいろんな学会が排他的で、ある分野のあるテーマは某先生の専門とみんなでたこつぼを作っているように思う。そんなことでは本当に知るべきものには至らないと思う。
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42
ハードカバーでは読んだことがあったんけど
文庫でも読もうと買いました。
どこから切ってもおもしろい一冊
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塩野七生さんの文章はやばい!!!!
まず、文体が豪奢。ローマやルネサンスといった、古代・中世の歴史を扱うにふさわしい重さと華やかさがある。
それでいて、一文一文が短く、簡潔で明瞭。だから非常に読みやすいし、読感がカラッとして爽やか。毅然とした強さも感じる。
また、何より魅力的なのは、作家のどこか挑発的な眼差しだ。読者は日本人のわけだが、「イタリアっていうのはこんなすごい所なのよ。カエサルもチェーザレ・ボルジアもこんなすごい男たちなのよ。(それに比べて、日本も日本の男たちも、なんとまあ、ちっちゃなこと!おほほほほ〜)」というメッセージというか、隠しきれない本音が暗に(時に明確に)滲み出ていると思う。特にエッセイでは。
相変わらず物事を「なあなあ」で済ませるのが好きな日本で暮している日本の政界人や財界人は、だから、塩野さんの刺激的な挑発に参ってしまうのだろう。塩野さんすごいっ!!
で、この「ルネサンスとは何であったのか」ですが、ぶっちゃけまだ読み終わってません。だって、いま国1の勉強で忙しいんだもん。早く腰を落ちつけて塩野ワールドを堪能したいです。
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言葉としては日本人なら誰でも知っている「ルネッサンス」。ではそれは一体何だったのか?を問答形式できちんと論考していく本です。
塩野七生氏の本は初めて読みましたが、透徹した視点と深い理解が感じられました。
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塩野七生の本は初めて読みました。芸術とか歴史について小難しく書いてあるんじゃないかと敬遠してきたけど、友人に進められて読んでみたらイメージとは全然違いました! この本で知った様々な芸術家や時代の背景をもとに作品を見てみたいなぁ ためになった上に楽しく読めた久々のヒット本でした☆
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ルネサンスがいかに奇跡に満ち溢れた時代だったか、なぜそのような状況が現れたのかを問答方式で分かりやすく述べています。ほんと、すごかったんだなあ、と。
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時代が行き詰ったとき、人は古代を振り返る。古代ギリシャ・ローマを振り返ったルネサンスしかり、実権を天皇に戻した明治維新しかり。では、現代はいつに立ち戻ればよいのだろう?
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2008/09/01
イタリアに行くからには,ちょっとは知っておかないと.
宗教が幅を大きく効かせている時代ですね.
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繰り返し読んでますが、全く飽きません。もうこれは魔力としか(笑)
とびとびに多分全部読んだはずが、飛び飛びなんで、また読み返してはの繰り返し。
イタリアの歴史が大好きな人にはゼッタイお勧め。
ヴェネツィア、フィレンツェ好きな人なら見逃せないですよね。
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タイトル通りルネサンスとは何であったのかを対話篇形式で解き明かしていく。
舞台はルネサンスの発生したフィレンツェから始まり、ルネサンス最後の引き受け手であるヴェネツィアで終わる。
塩野七生が好きなら読んで損は無い内容だと言える。
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引用
「創造すると行為が理解の本道である。ダンテも考えているだけでは不十分で、それを口であろうとペンであろうと画質であろうとノミであろうと、表現して初めて知識ないし理解になる」
「人間ならば誰しも現実の全てがみえるわけではない。多くの人は見たいと欲する現実しか見ていない」 ユリウス・カエサル
「強烈な批判精神は強烈な好奇心と表裏の関係にある」
「人間は個性が強いほどその人の好みがはっきりと出る」
内容
理系のボクでも楽しく読めた。ルネサンスの入門書としてはいいかと。次はもう少しダークな視点からルネサンスの歴史と背景を見てみたいな
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エッセーに近いかも。
毎度のことながら、視点が独特。12世紀ルネサンスは知っていたが、聖フランチェスコを起点の一つとするのは、何というか著者らしい。
対話形式は好みが分かれるところ。個人的には合わなかった。内容が良いだけに残念。
(2009/7/1読了)
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16世紀宗教革命、17世紀科学革命に続くルネサンスに生きた人たちを肌で感じる。
ある時代に支配的であった考えがそうでなくなる時期にはどのようなことを考える人が多いのかナドナド、
平易な日本語で書いてあって、非常に読みやすく勉強になる。
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この人の本は「チェーザレ・ボルシア」に続き二冊目だが、塩野七生は天才だと思った。
司馬遼太郎にしろこの人にしろ、歴史をこれだけ面白く、好奇心を擽りながら伝えることが出来るというのは本当に偉大だ。
聖フランチェスコやフリードリッヒ二世、コシモ・ディ・メディチ・・・時代の変わり目に活躍した人々の生き様を、この人の著作からもっともっと知りたいと思った。
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ちょっと前に、ラファエロ展を見て来て、ルネサンス期の絵画の神がかり的な精巧さに完璧さに「感心」あるいは「感嘆」してきました。
しかし、どうも、もやもやっとした思いが残って「感動」は出来なかった感が。
もやもやの正体は、結局「ルネサンスってなんなのよ?」
その問に正面から答えてくれるのが本書のはず、と思い、4,5年ぶりに手に取った次第。