紙の本
夜中に読んではいけません
2022/08/13 06:19
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投稿者:kochimi - この投稿者のレビュー一覧を見る
食事のシーンの割合が多くて、味だけじゃなく
見た目も、温度も、質感までも感じられる表現に、
食欲がグイグイ刺激されます。
夜中に読んではいけません。
紙の本
おいしそう
2017/10/21 22:09
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投稿者:L - この投稿者のレビュー一覧を見る
シチュエーションは様々だけど、どの料理もとてもおいしそうだった。どの料理もそれぞれの大事な瞬間に寄り添っているような優しさを感じた。
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ふだんは読まないけど何か1冊選んで、と求められたら強力おすすめします。薄くて読みやすい。だけど内容は薄くない。食べ物の描写が素晴らしいし、人物描写も素敵、ちなみに女子力も結構あります。
私は著者の作品は三作目。あと、ずっと積んどいてる「ファミリーツリー」を読み終えたらひとまず終了しようかな。はじめて読んだ「食堂かたつむり」は今でも大好きだし、これには全く感じなかったんだけど、他のは「女くささ」が強くて少々苦手…。食べ物の匂いと混じってちょっと…
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再読…というか、単行本で読んでいたか。どのストーリーもくっきりと記憶の中に鎮座していた。
おおよそ人と人との関わりには食べ物は欠かせない。食事は楽しくて美味しくて、人生を彩る最も大切なものだから、大切な人と食べる以外には、ひとりでいい。付き合いや仕事の延長で食事はしたくない。
どの食事の風景も、とてもうれしい。人の食事を眺めるのがこんなに素敵なことだとは思わなかった。
食べることに軸足を置いている…いつも小川作品に感じる印象。エッセイでは際立たないのに、小説の中でそれにふさわしいシチュエーションを与えられた食べ物たちは、食べる人も食べられる方も、なぜか幸せそう。
…ポルクは食べる側?食べられる側?
なんて、ね。
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あたたかい食事と愛の短編集。小川糸さんのごはんの表現がいつも何ともいえないくらい私のお腹を満たしてくれたり、空かせてくれたり。。ごちそうさまでした。
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小川さんのお話の中の食べ物は、どれも本当に美味しそうで、湯気や香りが漂ってくるような感覚になる。台所から部屋に母が料理している匂いが上がってくるような、そんな感じ。さらに、今回は、小川さんて食べ物じゃなくて、その時の情景に付随した匂いの表現も上手だなぁと思った。おばあちゃんの匂いとか。。。
美味しい食事を大切な人ととるという事は、簡単かつ濃密なコミュニケーション方法だと思っている。恋人と食事をすれば官能的にもなるわけで、只の生命維持の為の行動ではないと、改めて感じた。私達の生活から切ることはできな食事というテーマに基づいており、また食事を大切にしている私にとって、物語の中でそれぞれの食べ物がとても大切にされていたのが良く、また理解もしやすかった。
こーちゃんのおみそ汁、ほんまに泣けました。
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温かい人と温かい食べ物の短編集。
人との別れは生死問わず苦しいつらい哀しいことでも
温かい気持ちと温かい食事は心を穏やかにしてくれる。
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丁寧に作られた料理は人の記憶に残り、幸せな気分にさせてくれる、そう気づかせてくれる短編集。
人の思い出に残るような料理を私も作っていきたいと思いました。
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食事を食べるということは、生活の大きな部分を占めている行為だと思います。
その分だけ食べるもののお話やエッセイは、私たちに強く訴えかけたり、ああ、わかるわと共感させる力を持っているのではないかしら。
文章で読むお料理たちは、時にどういうわけか現実に食べる食事より美味しかったりして、焦ったり楽しくなったりします。
悲しい時、うれしい時、何かを受け入れる時
ひとはただ理性だけでそう出来るわけでもなく。
美味しい食べ物と一緒に、思い出や、近しい誰かの気配があったればこそ、人生をやっていけるのかもしれません。
どんな気持ちも生きているから感じるもの。
お料理を食べることで
「まだあなたは生きているよ。この気持ちもね。」
と、私たちは励まされ、無自覚のうちに歩みを進めさせてもらっているのかもしれません。
そういえば、長い付き合いになった恋人…で一緒に暮らした二人目の人は、食べることが好きで彼と機嫌よく美味しいものを食べるのが大好きで。
あ、本には関係ない。そうですね。でも。
食べることと、心のなかの雫みたいな、大事なでも些細な想い出は、いつもつながってると教わった気がします。
どの作品の言葉遣いも荒れた言葉がなく、ひといきつかせてくれて。
小川糸さん、他のお作も読んでみたいな。
田辺聖子さんとか今江祥智さん、
あと…よしもとばななさんとかも
読んでこられたのかしら。
もしかしたら永井荷風とかも。
親父のぶたばら飯からいとしのハートコロリットまで、どれも大好きです。薄いご本だけど大満足!
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「食堂かたつむり」は読んでいるはずなんだけど、「たなぞう」のデータでも見つからない。そんな昔にでたしょうせつだったけ?いずれにしても、GWの後半に読むものとして買っておいた「あつあつを召し上がれ」を読んでみた。
短編が7編。やや苦いものも混じっているけど、全般的にのどに通りやすいものが揃っている。ベタだけど、『親父のぶたばら飯』がおさまりが良くてスキッとした。解説の松田哲夫が「破調」と書いた『ポルクの晩餐』。この手がもう一本欲しかった気がする。でも全般的に満足。ごちそうさま。
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この味を忘れることは、決してないだろう.10年以上つきあった恋人との最後で最高の朝食.亡き母から伝授されたおいしいみそ汁の作り方とその真意.身も心も温めてくれる食卓をめぐる7つの短編集.料理の描写が抜群に上手い,わずか1cmにも満たない小冊子なのに読んでいて生唾を飲むこと多々.懐かしい記憶って料理の記憶と結びついていることが多いです.それは料理が人を幸せにしてくれるものだからなのかなって感じさせてくれる素敵な作品でした.
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あっという間に読み終わりましたが、
思わず風呂の中で泣いてしまう話も。
こーちゃんのみそ汁なんて……ずるいでしょ。
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『美味しいね』と心に響く短編集。
お料理を想い描くと、味覚が感じられる描写が素晴らしい。ほのぼのとしたり、じんと来て涙がこぼれてしまったり、私の想い出の料理も重ねて読んでしまいました。
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喋々喃々以来の小川さん。凄く薄い短編集で1本1本も短いのでついで読みに丁度よさそう。でもタイトルや帯から感じられるハートフルな読後感の物は少ないのでタイトルで買うとオウッ…?てなるかも。どこかに別れとかえぐみの残る関係が差し込まれる筆致。この薄い中で2本くらい泣いちゃったあたり、人のチョイスとえぐみの匙加減がほどよく薄まって分かりやすくなってる感じがして自分に小川さんは短編くらいで丁度良いのかな。
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おいしいものを食べると幸せになる。
単純だけど、それは事実。
おいしいものが人によって違うのも事実。
食べられないという経験もしているので、三度、三度、おいしくご飯が頂けるのは感謝です。(食べれなかった時があるの、がりがりでしたねぇ。今は元に戻ったけど、あの頃はなにを食べてもおいしくなかったし、本も読めなかったもんねぇ)