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書評の腕前
2018/03/19 14:58
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投稿者:猫目太郎 - この投稿者のレビュー一覧を見る
多数出版される書籍の中から、著者が選び読んだ書評集。題名の通り、本書で書評された書籍は多い。
テーマごと数冊書評している。一見関連性が無いように思えるが、書評を読み進めていくと書籍同士が繋がりがうまれる。
それを見事にこなす著者の力と内容を読みとる力には唸る。少々中だるみもあるが、読み応え充分な書評集だと思える。
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著者のブックレビューを集めた本。女性視点からなのか不明だが、あまりかぶる本はなかった。その分、自分の興味なかった分野の本を多数知ることができた。
書評というわけではないが、ブックガイドでもなかった。自分でも何を目的に本書を読んだかわからんくなってしまった。自分で集めるべしということか・・・。
書評として読むと、差し障りないおとなしい説明。近所の読書好きおばさんの一言、という雰囲気か。
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201407/読書エッセイ。紹介されてる未読の作品はどれも読んでみたいと思わせられるので、書き方の加減がうまいなあと思った。
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週刊文春連載の読書エッセイの文庫化。
著者とは同い年なので、いつもながら共感できるところも多いのですが、それにしてもいろいろなジャンルの本をたくさん読んでいるのだな~と感心しきりです。「書店で見かけて」や「ジャケ買い」などと書かれていたので、頻繁に書店に出掛けて行ってピンときたらすぐに購入しているのかもしれませんが、きっといつも見る棚だけではなくて、普段はそれほど興味を持たないような棚も見てまわっているのかもしれないなと思いました。
本を読んでいろいろと考える、そしてそれを文章にして発表する、なんて素敵なお仕事なんでしょう!
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どの話題もさらりと触れているだけなので『負け犬の遠吠え』ファンにはちょっと物足りないけれど、読んでみたい本はたくさん見つかった。
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05年4月から13年9月まで、著者の読んだ300冊弱の本についての紹介、感想であり、その本の多彩さ、興味の広さには、敬服の一言しかない。
評論あり、エッセイあり、ノンフィクションあり。
しかし小説の少なかったのには、ちょっと残念。
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確かにすごい本の量。酒井さんのジャンルを問わない読書量に圧倒されるけれど、地の文がそんなに面白くない……(連載の字数制限のせい?)ので、途中で断念。図書館より。
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急激な文明化によるひずみは、日本と日本人のあちこちにある。。正しいものは取り入れ、戻るところは戻るべきなのだろうが、何を取り入れて、何を戻るのかが、まだ見えない。
それにしても本は多すぎる。
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著者はほんとうに頭がいい人だなあ。と思う。どの本に対しても愛があって、実際に手に取りたい気持ちにさせられる。一冊読んで、読みたい本がどっと増えた。それにしても、「素晴らしい‘‘本が多すぎる’’なあ」としみじみ思う。
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女性誌を読めば読むほど不幸になるのに読んでしまう悪循環。とは鋭い指摘。雑誌連載の書評エッセイだが、批判的な内容はなく、ヨイショが多いのは仕方ないのか。
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「パンツ見ちゃいました。」
「この世には、あまりにもたくさんの本がありすぎる」「大量の本を見ていると、無間地獄を見るような気分になってくる」と言いつつも、読みに読んだり296冊。“現代の清少納言”(文春文庫さん上手いこと言いますね)酒井順子さんが本に寄せておくるエッセイ集。
エッセイストの酒井さんには数多の著作があるが、書評集というのは珍しい。常々、自身を含めた世の中をこんなにも淡々と、かつぴりりと、時には愛のある笑いをもって眺めることのできる酒井さんは、いったいどんな本を読んでいるのだ?と多大な関心を寄せていたーということで満を持して本書である。
<自分の本棚を他人に見せるのは自分のパンツを他人に見せるくらい恥ずかしい。>
・・・確かに。
自分が読んだ本を公開するというのは、パンツどころか自分の脳が丸裸になるような感覚に近い。素人とはいえかくいう自分もハンドルネームというかぶりものがあってこそ、かろうじてパンツを平気でお見せできているわけで。酒井さんに、これまで書評集が無かったのはその羞恥心ゆえ?というツッコミはさておき。
ご本人の思いをよそに酒井さんファンにとって本書は、「酒井順子の成分表」とでもいうべき仕上がりになっている。しかも興味深いのは、一冊の本を読んでいると、その興味と関心が赴くままにご本人いわく芋づる式に別の本に繋がっていく。そうして紹介された数冊の本が、2,3のキーワードで結ばれてその塊が、本を通じて見えてくる「今」を綴ったエッセイになっている。これはもう鮮やかとしか言いようが無く、しかもそのキャパシティの大きさ、興味の向きの縦横無尽さは確かにただごとではない。
酒井さんのパンツに思うことはまだある。その選書にノンフィクションやエッセイが多かったということだ。小説も無いわけではないが、酒井さんの関心は虚構の世界よりも、自分自身を含めた生身の「人」にこそあるのではないか。そうした「人」の集合体である世間や時代を軽やかにスケッチしながら、「人こそ最も面白く、また愛すべきものであることよ。」酒井さんのそんなつぶやきが聞こえてきそうな一冊だ。
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【「現代の清少納言」による絶品書評集!】現代女子から渋いおじさん、歌舞伎にエロに親子関係まで、世相を的確に捉える名エッセイストが綴る読み応えたっぷりの書評集。
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可もなく不可もなくな読書エッセイでした…今までの酒井さんの著作を好んで読んできたゆえ、当エッセイも読んでみましたけれども、なんというかアレですね、酒井さんってあんまし小説とか読まれないんですね!
↑ってまあ、どうでもいいんですけれどもね…僕も個人的に最近小説が苦手になってきており、まあ、興味のある分野の新書だったりエッセイだったりを読んでいるので酒井さんの読書傾向と似ているかも…? と思ったりしました。
ヽ(・ω・)/ズコー
んーーーーーーーーーーーーー、まあ、これといった感想はないですね…文章を堪能した感じです。おしまい。
ヽ(・ω・)/ズコー
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書評というより、酒井さんはやはりエッセイになってしまうような気がします。あ、それはそれでいいんですけど。
たくさん本が出てきて、ほんとに「ありすぎる」。ノンフィクションが多かったので、あまり私の読みたいと思う本はなかったのですが、ノンフィクションをこれだけ読んでいるからの、あのエッセイなのだという、ブクログレビューを読ませていただいて、はっとしました。
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あまり興味がなく読み飛ばした箇所もありましたが、ここでも何冊か「読みたい本」入りしたものがありました。
だから、人が読んだ本の本、っておもしろい。
金麦のCMの檀れいさんが「女を嫌な気持ちにさせる」っていうのはよくわかる。