紙の本
「ええこと」するのは何のため?
2022/09/21 16:28
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:BB - この投稿者のレビュー一覧を見る
「ええこと」をしようと、車椅子のおじさんを助ける少年。しかし「ええこと」は大変だ。
そのうち自分が「ええこと」をするのは、本当に「ええこと」をしたいのか、人に見てほしいからなのか、分からなくなる。
子どもに限らない人間の内なる葛藤を、子ども目線でくすのきしげのりさんが描き出している。支える友達の姿もいい。読んだ後に、こどもたちと意見を交わしてみたくなる。読み聞かせにもおすすめ。
紙の本
ええこと
2019/07/10 17:20
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る
学校の帰り道、マナブは、車いすが動かなくなったおっちゃんに出会いました。その車いすを近くのコンビニまでおしてあげることになりました。友だちの力もかりて、おっちゃんの家までおしてあげたマナブは、良い気持ちになりました。
紙の本
見てもらうためじゃない
2016/12/06 20:41
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:honyomi - この投稿者のレビュー一覧を見る
電気で動く車椅子が故障して困っているおっちゃんを押してあげることに。
みんなにほめられていい気分になっていたけど、
誰も見てくれなくなった途端、「何でこんなことを…」という気持ちがこみ上げてきて…
しかし、いいことをするのは何かが欲しいからではないと気付きます。
でも、誰かに認められたい気持ちもよく分かりますけどね。
投稿元:
レビューを見る
『ボランティア』というものが何かというのは難しいところですが、子どもの「今、ぼくええことしてる」とか見栄っ張りなところの気持ちが垣間見えるのは面白いなと思いました。
『ともだちやもんな、ぼくら』の第2弾
投稿元:
レビューを見る
ええことをするのはなんのため?
最初は純粋な思いやりだったのに、その行為を誉められてしまうと、誉められたいがためのエゴになる。
実際のところ、炎天下の坂道で車椅子を押しながら、そんな己を客観視して悟りを開く少年なんかなかなかいないとは思いますが(笑)
多分、大人が他人のためにとる行動だって、少なからずそんなエゴを含んでる。
やらない善より、やる偽善。
とか、いろんなしがらみにまみれて生きる大人は無駄に掘り下げてしまうけど、子どもには絶対に一度読んで欲しい絵本です。
人が人と生きる根本には、この少年の悟りがなくてはならないと思います。
投稿元:
レビューを見る
ぼくは、
ええことしているところを
だれかに
みてもらいたかった
だけやろか?
~表紙見返しより~
投稿元:
レビューを見る
2015.07 4-1
2015.09 5-1
2015.11 6-3
2017.08 5-2
2019.12 3-1、5-3
投稿元:
レビューを見る
[墨田区図書館]
道徳にいいかも。
ちょっとした気持ちから車いすのボランティアをした主人公。途中からつらいなーと思って見物?している同級生に代わって欲しくなったりしたのに、「ピーターパンの塀のペンキ塗り」のように、みんながやりたがったら、なぜか「やらせてあげない、これはぼくの親切!」とばかりに見え張って頑張っちゃう。そして、思ったよりも重くてつらかったのに、予定以上に頑張って、おじさんを家まで送って行ってしまう!!
こういう単純さはくすって笑ってしまうんだけど、それだけでは終わらない。そのあとの上り坂はそれまで以上につらかったんだけど、見物?同級生の道が逸れて一人っきりになってしまうと、後悔の嵐。ちょっと調子にのって、落ち込んで、、、でもそこに今度は助っ人同級生が戻ってくると、それまでの独りよがりの功名心から仲間の助けの有難さがわかって本当の意味でのボランティアが始まる、本当の助ける側の気持ちよさがわかってくる。
ぜひまだ素直な子供たち、もしくは既に少しひねてはいるけれど、この話がひびく隙間が残っている子供たちに読んであげたいな。
投稿元:
レビューを見る
2019年度 6年生 13分30秒
5年生の時に、授業で車いすの体験学習をしたとのことで
興味を持ってくれるかと読んでみました。
「ええこと」をする時は、大人でも多少他の人の目が気になりますよね。
夏休み前の暑い下校時の事・・・
最初は困っているおじさんを助けようと軽い気持ちから車いすを押しはじめ、次は「見て見て!僕ってえらいでしょ?」
それから「あーしんどい、だれも褒めてくれないんなら意味ないやん」
13分超えの長いお話にもかかわらず、まなぶくんの心の葛藤に気持ちを寄せて最後までよく聞いてくれました。
みんなも最後の冷たーい麦茶のようにスカッとしたんじゃないかな?
投稿元:
レビューを見る
「そうや、ぼくは、この おっちゃんが こまってたから、くるまいすを おしたんや」
ぽつりぽつりと涙が出て来る話です。ボランティアって、こういうものなんだなあと感じられました。(9分)#絵本 #絵本が好きな人と繋がりたい #ええことするのはええもんや #くすのきしげのり #福田岩緒 #えほんの社
投稿元:
レビューを見る
「ともだちやもんな、ぼくら」の三人組の続編
今回は、電動車いすのバッテリーが上がってしまって、
立往生しているおじいさんを助けるおはなし
ええことしている自分に最初は酔ってしまうのだけど、だんだん「なぜ助けたくなったのか」の本質に迫る
ここでも、やっぱり正直でけなげで元気な子供が登場する
くすのきさんの子どもたちには、よこしまな気持ちや意地悪をする気持ち、人を陥れるなんていう暗い心を持った子どもは登場しないんだなあ。