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▽私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは。傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。
1995/07/28
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(1994.10.20読了)(1994.10.20拝借)
(「BOOK」データベースより)
私たちは十日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである―。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した、筈だったのだが…。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かび上る誠実、友情、そして恋愛とは。傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に贈る、純度100%の恋愛小説。
☆江國香織さんの本(既読)
「つめたいよるに」江國香織著、理論社、1989.08.
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図書館で見つけてから、気に入って即購入した本です。
歪んでいるのに、穏やかな生活を送っている2人がとても魅力的に感じられました。時々読み返したくなる本です。
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私たちは10日前に結婚した。しかし、私たちの結婚について説明するのは、おそろしくやっかいである。。笑子はアル中、睦月はホモで恋人あり。そんな二人は全てを許し合って結婚した筈だったのだが・・・。セックスレスの奇妙な夫婦関係から浮かびあがる誠実、友情、そして恋愛とは・・・?傷つき傷つけられながらも、愛することを止められない全ての人々に送る、純度100%の恋愛小説。私にとってこの本は、気になりつつ、ずっと手を出さずにいた本だった。実際読んでみたら、結婚をテーマにしたように見せかけつつ、でも、もっと違う何かが核になってる気がする。誠意、友情、恋愛。正しい答えなんてないのだと思う。だけど、有り触れた日常の中の有り触れた感情を、こんなに綺麗に描写できる作者さん、やっぱりすごく魅力を感じました。
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初めて読んだ江國作品。登場人物は、情緒不安定の主人公と同性愛者の旦那、並びにその彼氏。とんでもない設定にも関わらず物語は抑えた描写で淡々と進行する。静かな中で時折「発作」という形で、やるせない主人公の心の揺らぎが描かれるところが、ヤラレタという気分にさせられる。ストーリーよりも作品の雰囲気に引き込まれた。
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江國香織のきらきらひかるを読みました。私は一部の若い女性の感性が良くわからないことが多いのですが、つい惹かれてしまいます。振られたりすることも多かったのでトラウマになっているのかもしれませんが。この小説の主人公の不安定な感性にも惹かれてしまいますが、やはりよくわからないなあという感じです。若い女性がおばさんになってしまうと安心してお話ができるのですが、若い頃どんなことを考えていたの、ときいてもその人も明確な言葉にできないことが多いようです。
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あまりに衝撃的な作品でした!!これを『平凡な恋愛』と云えてしまう江國さんって偉大だよー。でも根本的なことを云ってるんだよね、多分。映画もよかったですw(トヨエツw
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「透明」という言葉がよく似合う。
とらえどころがあったりなかったり。とにかく魅力的で、何度も読み返してしまう小説。薄いので携帯にちょうどいいし。
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江國作品では一番好きです。
紺くんが好き。
とっても、不思議な夫婦で一般的ではないしある種偽装結婚だと思うのですが。それでも互いを思いやってたり理解しあっていて理想の夫婦関係ではないかなぁと思う。
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江国さんの作品で一番最初に読んだ本。
紺くんの背中はコーラの匂いがするという言葉がずっと忘れられずにいる。
アル中とゲイが結婚すると、本当にこんな風になるのかしら。
すでに、この作品を読んだときから江国ワールドに引き込まれていました。
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人は好きってゆう言葉じゃ説明できないような色んな感情で一緒にいたり 寄り添ったり そばにいたりするんだろうな
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主人公と夫とそのゲイの恋人の生活。夫婦交代の語り口が面白い。とっぴな状況にも関わらず、意外に感じる。
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電車で読んでいたら、いつの間にか口があいてて本に涎がたれたというまさに?垂涎の一冊。のめりこみます。映画もよかったです。
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潔癖症のホモ、睦月と鬱病のアル中、笑子。
世間的には「ずれてる」と称されるような、それでもぴったりとくる2人。
この話はそんな夫婦が主人公です。
最初そんな夫婦ありかいと思わず突っ込んじゃったけど、
話はところどころ綻びつつも、とんとんと進んでいって読みやすかった。
わたしは睦月の恋人、紺くんがすごく好き。
江國さんの作品でこういうキャラクターが出てくるのは珍しい気がする。
あと紺くんが2人の結婚のお祝いにくれた木、
ユッカエレファンティペスが気になった。
それと紫のおじさん、ジンとキュンメル。
読んでいないときっとわけのわからないであろう単語たちが
今は何だか近く感じられて嬉しい。
とにかく読んでみたら、何か救われる気持ちになれる人もいるかもしれない。
わたしは何となく救われた気持ちになった1人です。
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気持ちがどうしようもなく落ち込んだり、ざわざわして眠れない夜に何度も読んだ。
とても、この本に救われた。