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メディアスクラム
2016/02/22 00:00
7人中、4人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:テラちゃん - この投稿者のレビュー一覧を見る
STAP細胞の問題で話題をさらった小保方氏が、振り返って一連の騒動を綴った。今までのマスコミ報道とは別に、彼女の視点で書かれているから、一方的に信じてはいけないが、それはマスコミも同じ。双方の意見を冷静に捉えるべきだ。ただ、STAP自体が難しいだけに、特に前半、もう少し解りやすく書いて欲しかった。後半のメディアスクラムあたりから、熱を帯びてくるだけに、なおさら。にしても、マスコミのひどさは想像以上。知る権利の御旗の下、どんな巣材も許されると思っている異常な記者が、これほど多いとは。
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STAP細胞事件の真相
2016/02/29 00:12
3人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:s.s. - この投稿者のレビュー一覧を見る
テレビや雑誌の報道ではうかがい知ることのできなかった事実がとても良くわかりました。小保方さんに対して誤解していた部分もたくさんありました。マスコミの報道を鵜呑みにすることは良くないと、この本を読んで改めて思い知らされました。
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小保方氏の「あの日」を読んで
2016/02/28 12:31
2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:ヨッツシ- - この投稿者のレビュー一覧を見る
スタップ細胞は実現できなかったが、責任は小保方さんひとりにあるわけでない思う、論文発表まての過程で上司や周りの関係者と打ち合わせや指導を受けながら研究してきたはずで結果次第でひとりだけに責任転嫁はどうかと思う、若い研究者の芽を摘んでしまう結果となって残念に思う。
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ついうっかりが命取りに
2017/06/27 05:16
0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。
投稿者:Todoslo - この投稿者のレビュー一覧を見る
チャールズ・バカンティや若山照彦など、国内外の科学者から期待されていた優秀さが伝わってくる。一方で、大事な局面でのケアレスミスも目立った。
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この著者サイドからも「あの日」の事を観たかった
2016/09/29 02:08
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投稿者:オカメ八目 - この投稿者のレビュー一覧を見る
メディアは、ガンガン!バッシバシと、叩けるだけ、叩いて、その後知らんぶりだった。 だから、叩かれた側からの「あの日」についても知ってみたかった。
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読み比べるべき!
2016/05/18 01:31
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投稿者:imachan59 - この投稿者のレビュー一覧を見る
昨年、世間を騒がせたSTAP現象。日本では、この現象はないとされ、捏造説を唱える様々な書籍が出版されてきた。一方、アメリカやドイツの研究チームがSTAP現象を確認したとの報告を公表している。
事の真相は?と思う方は、騒動の渦中となった本人が書いたこの書籍と、捏造説を唱えた書籍を改めて読み比べてみるべき。
当時、一方的に量産された情報を鵜呑みにしすぎた自分に反省しきりです。
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「あの日」を読んで
2016/03/31 14:53
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投稿者:きらりん - この投稿者のレビュー一覧を見る
小保方氏のSTAP細胞の発表の日、私は大変興味深く、また、若い女性研究者小保方氏の華々しい業績に拍手を送っていました。それが、このような結末になってしまったことがとても残念でなりませんでした。小保方氏の「あの日」が出版されたときに、真実を知りたいと思うと同時に、このような本を出せるということは、かなり強い人だなぁと感じました。「あの日」を読んで、真実が分かったというよりは、ここまでドロドロとした世界にいた自分の立場を主張できる小保方氏の強さを再確認したという気分です。閉ざされたという研究活動を小保方氏の強さをもって、再開することも時間の問題かなと感じました。ぜひとも、真実を明かす研究発表をしてほしいと陰ながら応援したいという気持ちでいっぱいです。
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一連の騒動の実態が分かる
2016/03/20 11:38
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投稿者:mariner51 - この投稿者のレビュー一覧を見る
一連のSTAP細胞に関する報道について、メディアを通して伝えられた情報とは大分実態が異なることがよく分かる。小保方氏本人の主観によるところもあると思うが、実態に近い内容なんだろうと思う。小保方氏を犯人につるし上げて、組織や自身の保身をはかる人たちが多くいたことに憤りを感じる。
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読みました。
精神状態良くないんだと思ってましたが、よくここまで理路整然と書けたものです。
読みやすかったですし、内容にも筋が通っていました。
ただ、あくまで一方的すぎるような気もしました。
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衝撃的な内容だ。
この本の内容が事実なら、STAP細胞の報道に関わった、そして小保方さんを一方的な悪と断罪したマスコミや報道機関は職を辞するべきだろう。
画像のミスから端を発した、魔女狩り的な報道は今でもよく覚えているが、こんな恐ろしい事態が起きていたとは驚愕せずにはいられない。
トイレまで追いかけてくるような執拗行動をとり怪我をさせたNHKの記者。
脅迫的な取材を繰りかえした毎日新聞の記者。
鳴り止まないインターホン、知人友人、家族にまで及ぶ取材攻勢・・・
最初からあるべき記事を書くべく、入念な取材もせず平気で嘘を書き続ける週刊誌。
これらの常軌を逸したメディアやマスコミに戦慄を感じたのは自分だけだろうか。
また理研での協力者達や上層部が保身を図り、小保方さんだけに責任を押し付けて逃げていく様子は、あまりにも無様だ。
前半の希望に満ちたアメリカでの研究生活から一転、後半の日本での追い詰められていく様は、胸が詰まってなかなか読み進めることができない。
再現実験も常に監視された中、充分な機材も人材も時間も与えられず行われたのには驚くばかりである。
STAP細胞を作らせまいとする意図が最初からあったと思うのは考えすぎだろうか・・・。
この本の内容を嘘や創作だと断定する人もいるだろう。
しかしこの件に関わった研究者、間近で見ていた人、また取材していた人達があまりにも多いことが本書から窺える。
本当に何が起きていたのかは回りの人間には分かっていたはずだ。
彼ら一人一人に聞いて回れば真実がどうであったかはすぐに分かるだろう。
嘘をつけばすぐに露呈する記述を彼女が書く理由があるのだろうか。
しかしこの閉鎖的で年功序列の、トップが絶対的な権力を持つといわれる日本の科学界の世界で、その世界の意に反した言動をとったとしたらは日本にはとどまれないかもしれない。
真実を語るのは勇気が入るだろう。
本書ではSTAP細胞の存在を今も否定していない。
亡くなられた笹井センター長もその存在を示唆しておられた。
真実を報道するのがマスコミの役目ならば時代の空気に流されることなく、真実を追求してほしいと思う。
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読みにくい本でしたが、
悪い人ではなく、一生懸命にやってたのが伝わってきました。
マスコミの醜さや、
人に責任を擦り付ける上司達。
研究者として復活し、見返してほしいですね。
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STAP細胞騒動とは一体なんだったのか。当事者である小保方さんがこうやって自分の言葉で語ることには大変意義があると思う。この本の中で本人が語るように、マスコミによって「諸悪の根源」として執拗に攻撃され続け、反論の余地を与えらえなかった立場であったことは想像に難くない。時として、マスコミはわかりやすい単純な悪を祭り上げることに躍起になり、真実を歪めてしまうのでしょう。
ただし、この本を鵜呑みにすることは出来ない。本人が語る経緯には、非常に子供っぽい稚拙な倫理観が透けて見えるし、自分だけじゃなく、他の研究者達の責任であることをアピールするのに力を入れすぎ、自分自身が犯した間違いについて掘り下げ、反省をする姿勢が感じられない。自分が迂闊であったことの後悔の弁だけは述べるが、科学者としての自分のあり方については棚上げ。30歳を過ぎた大人が書く文章かなぁ…コレ?というのが率直な感想。
それこそ、芥川龍之介の”藪の中”みたいに、語る人数分だけ違うストーリーが出てきそうなこの事件なので、ぜひ第三者目線での骨太なルポルタージュを出版して欲しい。
ところで、NHKや毎日新聞の記者の名前をちゃんと実名で出したことには拍手を送りたい。(もっと他にもぼかしていた関係者の名前も出しても良かったと思うけど)
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真実は神のみぞ知るところ。
「この人、かわいそうだな。」という感想が最初に思い浮かんだ。
文章が上手く読みやすく、なおかつ、論文を読むかのような客観性をあえて保とうとしている節が感じられる。
この事件の容疑者というか黒幕を暗に示している点は興味深い。
自分もメディアの言っていることを真に受けてしまった
人の一人だと感じた。
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専門外でよく理解できてないところもあるけれど、おそらくこの人は雑ではあるが実験自体は一生懸命やっていたのだろう。体細胞では細胞質中に分化状態を維持する因子が含まれていて、細胞質が減少すると幹細胞化するという仮説をバカンティ教授と共に組み立て、検証しようとしていたのだろう。ただ、Oct4を発現しているように見えたのはやはり自家蛍光では。赤色蛍光のフィルターを使ったり、直接スペクトルを解析する方法などについても触れられているが自分で確認していないような書きぶりだし。
彼女の見つけたSTAP現象(おそらくは自家蛍光)を示す細胞塊が誰かの手によってES細胞にすり替えられ、新しい万能細胞として脚光を浴びることになった。すり替えたのは誰なのか、本書では若山照彦が犯人だと言わんばかりの筆致ではあるのだけれど既に死人もでた以上、真相はこれからも藪の中だろう。あるいは誰かの遺書という形で暴露されるか。
一番印象に残ったのはやはり笹井芳樹という人の優秀さだ。ネイチャーには何度も通っているけどここ数年はリジェクトされたことがない、載るだけでなくカバーを取れないとちょっと悔しい、というのはちょっと次元が違うというか、一度ぐらいこんなことを言ってみたいものだとも思う。政治的なことなどドロドロしたことも多いようだが理研は理研、さすがの人材が揃っている
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彼女の言い分が絶対に違うとは言い切れない。
理論は破綻していないので、これだけ読んでも真実はまだわからない。