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  • カテゴリ:一般
  • 発売日:2017/08/31
  • 出版社: KADOKAWA
  • サイズ:20cm/380p
  • 利用対象:一般
  • ISBN:978-4-04-068904-3

紙の本

騙し絵の牙

著者 塩田武士 (著),大泉洋 (写真)

大手出版社で雑誌編集長を務める速水は、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、組織に翻弄されていく…。唯一無二の俳優・大泉洋を「あてがき」した社会派長編。『ダ・ヴィンチ...

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騙し絵の牙

税込 1,760 16pt

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商品説明

大手出版社で雑誌編集長を務める速水は、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、組織に翻弄されていく…。唯一無二の俳優・大泉洋を「あてがき」した社会派長編。『ダ・ヴィンチ』連載を加筆・修正して単行本化。【「TRC MARC」の商品解説】

出版界と大泉洋という二つの「ノンフィクション」を題材に書く社会派にして本格ミステリー

 『罪の声』を発表し、社会派ミステリーの新たな旗手に名乗り出た、塩田武士。第七回山田風太郎賞を受賞し「本屋大賞2017」第三位に輝くなど、日に日に支持の声が高まるなかで刊行された『騙し絵の牙』は、ノンフィクションを題材としている、という点で『罪の声』と共鳴する。ひとつは、市場規模は右肩下がりで救世主到来を待つ、出版界およびエンタメ産業の現状というノンフィクション。もうひとつは、誰もが知る国民的俳優である、大泉洋の存在というノンフィクションだ。奥付には、次のようなクレジットがある。「モデル 大泉洋」。映像の世界には最初から俳優のイメージを取り入れた役を作ろう、という「当て書き」の文化がある。本書は、主人公に大泉洋を「当て書き」して執筆された、前代未聞の小説だ。
 主人公は出版大手の薫風社で、カルチャー誌「トリニティ」の編集長を務める速水輝也。40代半ばの彼は、同期いわく「天性の人たらし」だ。周囲の緊張をほぐす笑顔とユーモア、コミュニケーション能力の持ち主。部下からの信頼も厚いが、苦手な上司・相沢から廃刊の可能性を突きつけられ、黒字化のための新企画を探る。芸能人の作家デビュー、大物作家の大型連載、映像化、企業タイアップ……。
 編集部内の力関係を巡る抗争やきな臭い接待の現場、出版業界に関する深い議論のさなかでも、ひとたび速水が笑顔を繰り出せば硬い空気がふっとやわらぐ。ひょうひょうとした速水の語りを発端とする登場人物たちの掛け合いがいちいち楽しい。相手も面白くさせてしまう魔法の話術は、誰かに似ている。大泉洋だ。「速水=大泉」の公式は、表紙や扉ページの写真以外に、会話の中からも強烈なリアリティが溢れ出している。
 しかし、速水のそれは高い確率で「つくり笑い」であることを、文中から察することができる。どこまでが演技で、どこからが素顔なのか? 速水は何故ここまで雑誌と小説とを愛し、自らが編集者であることにこだわるのか。やがて、図地反転のサプライズが発動する。「速水=大泉」に必ず、まんまと騙される。
 本書を読み終えて真っ先に想起したのは、塩田のデビュー作『盤上のアルファ』。将棋の棋士と新聞記者をW主人公に据えた同作のテーマは「逆転」だ。出版界の未来に新たな可能性を投じる「企画」として抜群に高品質でありながら、デビュー作から積み上げてきたテーマや作家性が十全に発揮されている。本作を最高傑作と呼ばずして何と呼ぶか。 評者:吉田大助(「野性時代」2017年10月号)【商品解説】

著者紹介

塩田武士

略歴
〈塩田武士〉1979年兵庫県生まれ。関西学院大学社会学部卒。「盤上のアルファ」で小説現代長編新人賞、「罪の声」で山田風太郎賞を受賞。ほかの著書に「女神のタクト」など。

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みんなのレビュー276件

みんなの評価3.8

評価内訳

紙の本

小説は何のためにあるのか。雑誌は誰のためにあるのか。 知恵は現場にあり。対話の最前線にこそ人生の醍醐味が。

2021/12/12 12:42

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:mitu - この投稿者のレビュー一覧を見る

活字離れ。
出版不況。
読書人口の減少。

電車の中で本を読む人とスマホを開く人の割合を比べることすら無意味だ。

舞台は大手出版社の雑誌編集部。

主人公 速水輝也は雑誌「トリニティ」の編集長。

新聞記者から「小説を世に出したくて」転職してきた。

雑誌編集の、出版業界の、そして会社組織の最前線の現場の息づかいが激しく伝わってくる。

小説は何のためにあるのか。
雑誌は誰のためにあるのか。

組織内でのコップの中の権力闘争に翻弄されながら、良い作品を、読み応えのある小説を、世に問うていこうと主人公たちは奮闘していく。

知恵は現場にあり。
対話の最前線にこそ、人とのふれあいの中で、人生の醍醐味は味わえる。

そして、時を捕らえることの重要性。

今そこにある課題を、危機を捕らえ損なうと、取り返しのつかないことになることも。

プロローグとエピローグのみ、主人公の同僚 小山内甫の語りで物語が語られる。そこにまた二重三重に深く人間を描ききる醍醐味があった。

幾重にも仕掛けが施された、読み応えのある大作。

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紙の本

騙し

2018/06/28 20:05

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:なま - この投稿者のレビュー一覧を見る

大泉洋が雑誌の編集長になったら、こういう感じなのかなあと思ってしまう。中古本を買ったり、図書館で借りたりと、本は以前のように売れなくなっているのだ。電車の中で本を開いている人の姿もあまり見かけなくなった気がする。

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紙の本

大泉洋とのコラボや業界ものとしてのおもしろさは保証しますが…。

2017/10/28 14:32

2人中、1人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:坂の下の落人 - この投稿者のレビュー一覧を見る

大泉洋との映像化ありきのコラボ小説。
大手出版社を舞台に、雑誌業界を主人公・大泉洋で描く異色のミステリーなのかもしれませんが、ラスト部分に少し蛇足感というか、違和感を感じました。

雑誌廃刊の危機を回避すべく、雑誌編集長の速水(大泉)と経営陣との攻防を主軸に、家族の問題や作家とのつき合い、コンテンツ利権などが絡み、いまの業界の問題点を次々と浮き彫りにし、飽きさせません。
会話も洒落ていて、主人公と周りの丁々発止もおもしろおかしく、いかにも大泉洋が言いそうなフレーズに思わずニヤリとさせられます。

ただ、1点気になったのは、間の章立て部分、一章から六章までとプロローグ、エピローグが別物のような印象で、悪く言えば、後から取って付けたような印象を受けました。無理にミステリー仕立てにするために、エピローグやプロローグを付け足したような感じです。
私だけですかね? そんな風に感じたの。それが理由なのか、エピローグだけで40頁近くも割いています。
間の本筋部分(章立て部分)がおもしろかっただけに、ちょっと惜しい気がしました。

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紙の本

「あてがき」小説

2019/12/30 05:40

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:Otto Rosenthal - この投稿者のレビュー一覧を見る

個性派俳優・大泉洋氏が主役を演じることをはじめから企図した「あてがき」小説です。表紙のモデルまで大泉洋氏が務めています。

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電子書籍

表紙が嫌い

2019/01/17 12:17

2人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:読書三昧満喫中 - この投稿者のレビュー一覧を見る

本屋大賞作品なので読みました。
近頃は直木賞作品でもたいして面白くないものが多い中で本屋大賞は信用できるし、読んでみて時間の無駄だったと思うものはほとんどありません。
騙し絵の牙も面白かったですが、ただ一つだけ不満なのは表紙デザインです。私は電子書籍でなく紙の本で読みたいのです。表紙絵や挿絵も楽しめるし、ぱらぱらとページをめくっていつでもどこからでも好きなところから何度でも読めるからです。
いくらあて書きだとしても読む者にとっては自分の好きなイメージで読みたいのに、他人のイメージを押し付けられるのは好きではありません。
だからいくら本屋大賞でも、表紙絵のせいでかなり読むのに抵抗がありました。
自分のイメージで読めるから映像作品よりも小説を読むのが何倍も楽しいし、豊かな時間だと思います。
なので内容は良くても評価は少し低いです。

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紙の本

本が売れない。翻弄される編集長の物語。

2018/11/20 19:16

0人中、0人の方がこのレビューが役に立ったと投票しています。

投稿者:たけぞう - この投稿者のレビュー一覧を見る

デビュー作の盤上のアルファの評判がかなり高く、
ずっと読んでみたかった作家さんです。

この作品の題材は、雑誌の出版です。
月刊誌のトリニティを取りしきる速水が、出版不況の波におされて
雑誌存続をかけて七転八起するお話です。

大手出版社の薫風社には文芸誌の小説薫風もあるのですが、
根っからの文芸好きである速水はトリニティにも
文芸枠を確保しています。
人たらしと言われる速水は、人脈と人あたりの良さで
仕事を前に進めていくスタイルです。
気がつくと速水の思い通りになってしまうと言われています。
理路整然ではなく、いつの間にか味方に引き入れてしまう
寝技師なのです。

同期で世渡り下手の小山内、人望のない合理主義者の秋村、
日和見で変わり身しか持ち味のない上司の相沢。
ほかにもいかにも的な感じの登場人物が目白押しで、
TVドラマみたいなテッパンものの展開なのですが、
それはそれとして、不思議と引きこまれてしまうのです。

デビュー作から一貫して評判が高い理由がなんとなく分かります。
ベストセラーの要素を、読者に気づかせないように
仕込んでいるように思います。
面白く読めたのに書評を書こうとすると切り口に迷うという
不思議な作品です。

上手、というのが率直な感想です。
煽ってくるような展開なのに心理面の揺さぶりは軽く、
それでいて題材は深刻です。バランス感覚がいいのでしょうね。

ラストのエピローグは松本清張かよと思いました。
本編通読中は裏設定に気づくこともなかったし、
そもそも本編の流れには影響がないので、思わず唸ってしまいました。
必要かどうかはなんとも言えません。

何はさておき、面白いです。間違いなく。
じゃあ傑作かと聞かれると答えに窮します。推しきれないのです。
そんなエンタメど真ん中の作品です。

なお、俳優の大泉洋さんの写真が表紙や中扉に使われていますが、
ただのイメージキャラクターというだけで特別な意味はありません。
参考まで。

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2017/09/28 20:52

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2017/09/07 23:13

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2017/08/30 21:03

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2018/07/18 10:02

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2017/10/11 20:01

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2017/10/14 21:06

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2017/10/15 12:23

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2017/09/03 23:46

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2017/11/14 14:47

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